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教師の文章
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年11月15日
- 書店発売日
- 2017年11月9日
- 登録日
- 2017年10月17日
- 最終更新日
- 2023年7月6日
紹介
教師の読み書き能力、その表れとしての文章の劣化を看過できないと、千葉大学名誉教授・宇佐美 寛先生が筆を執りました。
前著『議論を逃げるな』で、きわめて論理的な言語である日本語が粗末に扱われている現状に怒り、不実な誤った教育言説を叩き切ったその筆で、今度は文章の劣化甚だしい教師に施す「治療のための手術」としての批判を展開。
燃え尽きることのない闘志で、具体的に実例を挙げ、齢八十三の筆者がより若い教師に共闘を訴えます。
目次
序
第1章 「アクティブ・ラーニング」騒動
─なぜ「対話的」がいいのか?─
第2章 自と他
第3章 心理文を排す
第4章 ジャンヌ・ダルク
─なめられるな、威張れ─
第5章 「作文課題」論の誤り
─「明確な作文状況」は看板だけ─
第6章 自己・状況・論争
第7章 作文指導の要件
─事実の情報、指示の情報─
第8章 文は必要、段落は不要
第9章 <トピック・センテンス><柱の文>は迷信である
第10章 小学校は、英語ではなく、日本語を
第11章 仕事をするための作文
版元から一言
宇佐美先生の本を読むと、いつも「達意の文章」という言葉が思い出されます。
曖昧さがなく平明で、作者の主張がぐいぐいと伝わってくる文章。
しかもそれらは美しいのです。
こんな文章が書きたい、と視写を重ねるファンが多いのもうなずけます。
本書では巷にあふれる教師の文章に宇佐美先生が手術を施し、あるべき姿へと治していきます。
同時に、手術を通して、そんな文章が書かれるに至った病因も見えてくる。
先生のメスは、そこまで切り込む容赦のない知の刃です。
追記
出版記念講演会を開催します。
■日程
2017年12月2日(土)
講演会 13:00~15:30
懇親会 15:30~17:30
■参加費
講演会のみ 4,000円
講演会+懇親会 8,000円
■会場
TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター カンファレンスルーム9F
詳細は下記サイトからご確認頂けます。サイトからお申込みも可能です。
http://kokucheese.com/event/index/492170/
上記内容は本書刊行時のものです。