書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
エトワール
原書: Étoile(s)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2021年1月5日
- 登録日
- 2021年2月1日
- 最終更新日
- 2021年3月15日
紹介
初めてバレエを見た時、ドロテはまだ10歳だった。バレエは3歳の時からトゥールーズのコンセルヴァトワールで習っていた。上演が終わった後、彼女の頭にはもう、ひとつの考えしかなかった。
「エトワールダンスーズになる」
初めての挫折を経験し、どん底に突き落とされたが、決意はより一層固くなり、士気はますます高まった。翌年、ドロテはパリ・オペラ座バレエ学校に入学する。12歳になったばかりの時だ。他の道は考えられず、レパートリーの主要な役を演じることでしか幸せは得られないと思い、若きダンスーズは夢へ、エトワールへと近付いていく。パリに赴く娘に付き添うため、全てを投げ打った両親に励まされ、支えられながら。そして神聖な地位に辿り着くための階段を上りつめた2007年11月19日「くるみ割り人形」の上演の後、24歳で、彼女はエトワールに任命された…
ジェームス・ボールの写真に彩られたこの素晴らしい作品の中で、ドロテ・ジルベールは、バレエ学校での悪い成績、レッスンと競争に捧げられた《普通ではない》青年期の困難から、世界で最も美しい舞台で演じた数多くの役のことまで、その並外れた人生について率直に明かしている。怪我や疑念を持った時期だけでなく、母になった大きな喜びにも触れながら。多くの出来事が、彼女の若く閃くような軌道にちりばめられている。そしてさらに、どれほどの決意と力が己を蒼穹へと導きうるか、彼女は私たちに示している。
目次
足を穿たれたダンスーズ
啓示
メソッド・クエ
1位を勝ち取るために
醜いアヒルの子
始動
初恋
現実となった夢
リリー
より強靭な肉体
フォトグラファーの目の前で
生(なま)の舞台
放棄
パラレルワールド
パリ・オペラ座バレエ学校とパリ・オペラ座バレエ団
バレエ用語の基礎
謝辞
上記内容は本書刊行時のものです。