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大学生ミライの信頼性と妥当性の探究
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年9月10日
- 書店発売日
- 2022年9月9日
- 登録日
- 2022年8月2日
- 最終更新日
- 2022年9月9日
紹介
『大学生ミライの因果関係の探究』に続く,「ストーリーでわかる心理統計」シリーズ三作目。今回は物語をとおして,心理学における信頼性と妥当性の問題を解説します。大学の占いサークルのメンバーとのやりとりから,「占いと心理学はどこが似ていて,どこが違うのだろう?」と疑問をもった心理学科の大学3年生のミライ。友人たちや大学の教授らとの交流から,占いと心理学のそれぞれの考え方,そして心理学がどのように「心」に科学的に迫っているのかを,信頼性と妥当性の観点から考えていきます。
目次
第1週 ふしぎ――占い体験
第2週 きょうつう――理論と方法論
第3週 そくてい――概念的定義と操作的定義
第4週 くりかえし――信頼性と再検査信頼性
第5週 おなじむき――内的整合性
第6週 ないよう――内容的妥当性
第7週 よそく――基準関連妥当性
第8週 まとまり――構成概念妥当性
第9週 たいけつ――QRPs,HARKing,p-hacking
前書きなど
プロローグ
世の中は単純じゃない。
でも人は,あたかも単純であるかのようにそれを見る。
それはこういうものだよ,という発言。
それは違うよ,という断言。
人生の法則を見出したかのような確信。
間違えている可能性があるのに,それはほとんど意識されない。
そういう意識は,常に排除されている。
どれだけ私たちは,楽観的なのだろうか。
それに,私たちには何が見えているのだろう。
本当のことは見えているのか。
統計的な数字の並びは,事実そのものだろうか。
今年,私は本格的に心理学の研究を始めようとしている。
でもまだ,入り口にも立っていない。
統計と心理学……これがいま,私のいちばん関心があること。
それは現実に,どう役立つのだろうか。
版元から一言
『大学生ミライの因果関係の探究』に続く,「ストーリーでわかる心理統計」シリーズ三作目。今回は物語をとおして,心理学における信頼性と妥当性の問題を解説します。
上記内容は本書刊行時のものです。