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ブックフェスタ 本の磁力で地域を変える
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年9月18日
- 書店発売日
- 2021年9月18日
- 登録日
- 2021年8月20日
- 最終更新日
- 2022年3月8日
紹介
まちライブラリーが、30日間全国165カ所で開催した人と本と地域をつなぐ祭り、ブックフェスタ・ジャパン2020の軌跡。
本の力で人とまちをつなぐイベントとして2015年から関西地区で開催してきたブックフェスタ。コロナ禍の2020年は、オンラインも併用して全国とつながるイベントへとアップデート。本の力で人はどうつながり、まちはどう変わることができるのか。図書館関係者、作家、まちづくりのエキスパートら多彩な顔ぶれによる貴重な講演を収録。同時開催のマイクロ・ライブラリーサミット2020(小さな図書館全国大会)での12か所のまちの図書館の活動報告も収録。
目次
本の力を信じて(はじめに)
序章 まちライブラリーとブックフェスタの軌跡……橋爪紳也
第1章 「本」と「人」を考える知見
1.ブックツーリズムの原点、江戸時代の大阪からヨーロッパまで……橋爪紳也
2.読む図書館から書く図書館、生活史の大切さ……岸 政彦
3.外に開く公共図書館……吉成信夫
4.私がつくる公共「みんなの図書館さんかく」……土肥潤也
5.「本」「人」「まち」「未来」へのメッセージ……森田秀之
第2章 ブックツーリズムの実践と挑戦
1.作家と語る茅野のブックツーリズム
はじめに……礒井純充
茅野と本……原田マハ
時空を超えて共に創る多様な旅……平賀研也
焚き火COLUMN 矢部俊男/川渕恵理子/池田史子/後藤寿和/吉成信夫
焚き火を終えて……礒井純充
2.奥多摩の廃校を本の桃源郷に
廃校のまちライブラリー誕生秘話……礒井純充
アートフェスティバル「おくてん」誕生秘話……鋤柄大気
本にまつわるアーカイブ……どむか
専門家の蔵書活用を考える……力徳裕子
アートと本……吉田茂治
奥多摩COLUMN……清田義昭
トークイベントを終えて……礒井純充
第3章 マイクロ・ライブラリーの現在
1.中国のマイクロ・ライブラリー……長塚 隆
2.まちライブラリーの十年……礒井純充
第4章 マイクロ・ライブラリーサミット2020(小さな図書館全国大会)
1.コミュニティとマイクロ・ライブラリー
・なんぶまちライブラリー(大阪府守口市)
・Next Commons Lab 奥大和(奈良県宇陀市)
2.認知症とマイクロ・ライブラリー
・認知症ライブラリー(兵庫県たつの市)
・いきいき認知症まちライブラリー(大阪府天王寺区)
3.里地とマイクロ・ライブラリー
・里の風たち「小さな図書館」(滋賀県信楽町)
・まちライブラリー@きのこ文庫(京都府京丹波町)
4.イベントとマイクロ・ライブラリー
・沖縄の水上家から来た本の会@ISまちライブラリー(大阪市中央区)
・まちライブラリー@みやざき自然塾(宮崎県宮崎市)
・まちライブラリー@&香芝(奈良県香芝市)
5.まちじゅう図書館とマイクロ・ライブラリー
・吉野まちじゅう図書館(奈良県吉野町)
・丸亀市市民生活部生涯学習課(香川県丸亀市)
・ことひらまちじゅう図書館(香川県琴平町)
あとがき……礒井純充
版元から一言
本書は「まちライブラリーブックフェスタ・ジャパン2020」(2020/9/20-10/18/北海道から宮崎県まで165件のイベント開催)を再構成したものです。ブックフェスタは、まちライブラリーや公共図書館、書店や個人的な本の活動など、本に関する場所と人をつなぎ、全国に点在する本に関する活動を顕在化させ、本と人、人と人との出会いを創発することを目的に、2015年から実施しています。
コロナ禍で、オンラインへ手法を変えていった本のイベントの内容をお伝えすることで、地域コミュニティをリードする方々に、本の力で地域を変える手がかりをお届けいたします。
まちライブラリーとは、カフェやオフィス、個人宅から、病院にお寺、アウトドアまで、さまざまな場所にある本棚に人が集い、メッセージ付きの本を通じて自分を表現し、人と交流する、みんなでつくる図書館です。2021年8月現在、870以上のライブラリーが活動中。人と本とまちをつなぐ装置として、日本のみならず、海外にも活動の輪が広がっています。
上記内容は本書刊行時のものです。