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取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
竹内好とその時代
歴史学からの対話
A5判
328ページ
上製
定価
5,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年2月
- 書店発売日
- 2018年2月28日
- 登録日
- 2018年1月22日
- 最終更新日
- 2018年3月5日
書評掲載情報
2018-04-21 |
朝日新聞
朝刊 評者: 間宮陽介(青山学院大学特任教授・社会経済学) |
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紹介
戦後思想のなかに独自の地歩を占める思想家――竹内好。中国文学研究者でありアジア・太平洋戦争下での従軍体験もあった彼は、中国近代の歴史と文学に現れた思想を動態的にとらえ、そこから独自の「近代」論や文学論、アジア論・知識人論などを紡ぎ出していった。さらに戦後日本人の思想の在り方にも真正面から向き合い、ナショナリズムや民族・民主主義というものを根本から考え続けた。その竹内は、同時代の歴史学とどのような対話を繰り広げ、また歴史そのものをどのように考えていたのか。また現代の歴史家は、彼の思想といかなる対話をなし得るのか。本書は歴史学の立場と手法から、竹内の思想と歴史認識にさまざまな角度からアプローチする。
目次
総論 竹内好と「歴史学」との対話(山田 智)
第一部 生涯と思想―評伝編―
一 〈魯迅〉にいたる道 ―復員まで―(小嶋茂稔)
二 〈ドレイ〉からの脱却を求めて―戦後社会のなかで―(黒川みどり)
第二部 思想と近現代史―各論編―
一 〈共通の広場〉の模索―竹内好と第三次『思想の科学』―(廣木 尚)
二 明治維新論の展開(田澤晴子)
三 〈朝鮮〉というトポスからみた「方法としてのアジア」(姜 海守)
上記内容は本書刊行時のものです。