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在庫あり
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取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
復興に抗する
地域開発の経験と東日本大震災後の日本
四六判
352ページ
上製
定価
2,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年1月
- 書店発売日
- 2018年1月31日
- 登録日
- 2017年12月6日
- 最終更新日
- 2018年2月12日
書評掲載情報
2020-03-07 |
朝日新聞
朝刊 評者: 大門正克(早稲田大学特任教授・日本現代史) |
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紹介
2011年3月11日、東日本大震災で大切なものの多くが消え去り、復興がはじまった。だが、その道はひとつではない。無数の異なる被害に対応する人びとの営みは、復興という名の開発の波に乗るかにみえて実は抗していたり、ことなるかたちの復興を目指していたりする。また「被災地」とされる地域のことが、震災のみによって語られてはならないし、「被災地」とされない地域のことを、震災と切り離して語ることもできない。
本書では、震災前からの戦後開発の歴史的経験と、それを背負った人びとの生活という視点から、復興とは何かを問い、その先の未来を考えてみたい。
目次
序 章 地域固有の生活史から描く開発・被災・復興(髙村竜平・猪瀬浩平)
第一章 ここはここのやり方しかない―陸前高田市「広田湾問題」をめぐる人びとの記憶―(友澤悠季)
第二章 原発推進か、反対かではない選択―高知県窪川におけるほ場整備事業から考える―(猪瀬浩平)
第三章 福島復興に従事する地元青年にとっての故郷再生(中田英樹)
第四章 「風評被害」の加害者たち(原山浩介)
第五章 被災地ならざる被災地―秋田県大館市・小坂町の3・11―(髙村竜平)
第六章 中心のなかの辺境―埼玉県越谷市の3・11―(猪瀬浩平)
終 章 「復興に抗する」経験を生きる(中田英樹)
上記内容は本書刊行時のものです。