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寺山修司という生き方 望郷篇
発行:人間社
文庫判
定価
800円+税
- 書店発売日
- 2018年3月14日
- 登録日
- 2018年2月20日
- 最終更新日
- 2018年2月27日
紹介
近代と前近代との混合こそ寺山修司の世界なのだ
誰も描かなかった寺山の娼婦を論じた秀逸な書
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これは、寺山修司に憧れ、彼に刺激され、性のライターとして活躍した伊藤裕作の、寺山修司へのオマージュである。そして、伊藤裕作自身の「ウィタ・セクスアリス」でもあり、そこが劇的に読者にせまってくる。
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高取英(劇作家・「月蝕歌劇団」主宰)推薦!
目次
【本書の内容】
1 今日的提言──平成に寺山修司に手紙を書く
都市(近代)と地方(前近代)が融合する桃源郷社会──寺山さん!百年経たずにその意味わかりました
2 極私的報告──気がつけば、私の人生桃色だった
地方から東京へ、行けば行ったで何とかなるさ──昭和に寺山修司を生きる
3 戦後の娼婦小説の系譜と寺山修司の娼婦観──寺山修司にとって桃ちゃんとは?
4 伊藤裕作という生き方──産土神に守られて
◉この世とあの世の巡礼歌◉◉◉◉◉
「てぇへんだ~」心で叫び最果ての人と交わり 知る世の歪(ひず)み
この世では産土神に守られて弥陀の光に乗ってあの世へ
一人死に二人三人友つづき置いてけぼりは「南無阿弥陀仏」
葬列の如く夕陽に向かう団塊(むれ)「夜明けは近い」を歌いし我ら
四拾七歳寺山修司この世去り六拾七歳いま我 あの世見ている
上記内容は本書刊行時のものです。