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笑いの方法 後藤明生(著) - つかだま書房
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詳細画像 0

笑いの方法 あるいはニコライ・ゴーゴリ【増補新装版】

A5判
縦210mm 横148mm 厚さ23mm
重さ 550g
336ページ
函入
価格 3,700円+税
ISBN
978-4-908624-06-3
Cコード
C0098
一般 単行本 外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年2月15日
書店発売日
登録日
2019年1月11日
最終更新日
2019年2月1日
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受賞情報

第1回・池田健太郎賞受賞

書評掲載情報

2019-04-13 朝日新聞  朝刊
評者: いとうせいこう(作家)

紹介

後藤明生「没後」20年、ゴーゴリ「生誕」210年! ゴーゴリ作品の真髄である「笑い」に迫った名著が、大幅な増補&新装版で蘇る。新版特典として、後藤が翻訳したゴーゴリの『鼻』と恩師・横田瑞穂氏と共訳した『外套』を初再録。伝説の名訳が完全版で掲載されるのは実に40年ぶり! 「われわれは皆ゴーゴリの『外套』から出て来た」というドストエフスキーの名文句の真意とは何か? 他者を笑う者は他者から笑われる!?――。これまで誤解され続けたゴーゴリの「笑い」を大胆に刷新する、後藤の孤軍奮闘ぶりをご覧あれ!

目次

目次
第一章◎墓碑銘
 わが苦き言葉もて人々は笑うなり
第二章◎笑いの方法
 一、消滅と出現
 二、謎としての現実
 三、素材の変形
 四、関係のグロテスク
 五、夢のリアリズム
 六、恥辱と変身
 七、逃げる人
 八、失われた外套を求めて
 九、不思議な戯曲
 十、人に語れない思想
第三章◎ペテルブルグの迷路
 一、「笑い地獄」の頃
 二、立場と文体
 三、悲劇と怪談と喜劇
 四、幻想とリアリズム
 五、ズレの拡大
 六、実作と弁明の乖離
 七、永遠なる不思議
第四章◎さまよえるロシア人
 ヨソ者の目
 幾つかの問題
 翻訳余話
 「何故」だかわからない喜劇
 返って来た卒論
 ゴーゴリとドストエフスキー
第五章◎方法としての喜劇
 小説の構造
 噂の構造

ニコライ・ヴァシーリエヴィチ・ゴーゴリ年譜
後記

巻末付録① 「鼻」 ニコライ・ゴーゴリ 後藤明生:訳
巻末付録② 「外套」 ニコライ・ゴーゴリ 横田瑞穂・後藤明生:共訳

前書きなど

「われわれは皆ゴーゴリの『外套』から出て来た」
ドストエフスキーが残した伝説の名文句の謎に迫る!

小説といえば『外套』、笑いといえば『外套』である。誇張ではなく、〈小説とは何か?〉〈笑いとは何か?〉という問いがわたしの内部からきこえてくる度に、わたしは『外套』のことを考えずにはいられなかった。(本文より抜粋)

著者プロフィール

後藤明生  (ゴトウ メイセイ)  (

後藤明生|ごとう・めいせい(1932年4月4日~1999年8月2日)
小説家。1932年4月4日、朝鮮咸鏡南道永興郡永興邑生まれ。敗戦後、旧制福岡県立朝倉中学校に転入。早稲田大学第二文学部露文学科卒。在学中の1955年、「赤と黒の記録」が全国学生小説コンクールに入選、「文藝」に掲載。卒業後、博報堂を経て平凡出版に勤務。1962年、「関係」で文藝賞佳作。1967年、「人間の病気」で芥川賞候補。翌年、専業作家に。1977年、『夢かたり』で平林たい子文学賞、1981年、『吉野大夫』で谷崎潤一郎賞、1990年、『首塚の上のアドバルーン』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。1989年、近畿大学文芸学部の設立にあたり教授に就任。1993年より同学部長を務めた。1999年8月2日、逝去。

横田瑞穂  (ヨコタ ミズホ)  (

横田瑞穂|よこた・みずほ(1904年~1986年2月19日)
ロシア文学者。元早稲田大学名誉教授。北海道函館市出身。早稲田大学露文科卒。井伏鱒2に師事し戦時中は情報局嘱託となる。1949年から母校の教員となり、教授として五木寛之や後藤明生を教えた。1974年に定年退職。ミハイル・ショーロホフ『静かなドン』の翻訳で知られる。ほかにゴーリキー、ゴーゴリなどの翻訳がある。1986年2月19日、逝去。

上記内容は本書刊行時のものです。