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引揚小説三部作
「夢かたり」「行き帰り」「嘘のような日常』」
A5判
縦220mm
横150mm
厚さ37mm
重さ 790g
544ページ
函入
価格
5,555円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年4月
- 書店発売日
- 2018年4月2日
- 登録日
- 2018年2月21日
- 最終更新日
- 2018年4月2日
書評掲載情報
2018-04-14 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
「お母さん、いまわたしはどこにいるのでしょう? わたしが帰る場所はあるのでしょうか?」
こんな時代だから知ってほしい――。
敗戦後、植民地から引揚げてきた日本人たちの
日本という国家や日本人に対する複雑な想いを。
日本の植民地だった朝鮮半島で「軍国少年」として育ち、敗戦のため生まれ故郷を追われ、その途上で祖母と父を亡くし、命がけで「38 度線」を超えて内地に引揚げてきた。しかし、敗戦から何年が経っても、心の奥底には「日本」という国家や「日本人」に対する違和感を抱え、自らを日本人でありながら「異邦人(エトランゼ)」のように感じていた――。そんな引揚者たちの「失われた故郷」での美しき想い出、ソ連侵攻による恐怖、国家に対する幻想と崩壊、そして、不条理に奪われた「アイデンティティ」を取り戻すための葛藤……。作者自身の引揚体験を描いた『夢かたり』『行き帰り』『噓のような日常』の三作品を完全版で所収!
◉作者自身の引揚体験を描いた三作品を完全版で所収
◉巻末解説:山本貴光(文筆家・ゲーム作家)
目次
◉夢かたり
夢かたり
鼻
虹
南山
煙
高崎行
君と僕
ナオナラ
従姉
二十万分の一
片恋
鞍馬天狗
後記
◉行き帰り
習志野(『行き帰り』に改題)
行き帰り
後記
◉噓のような日常
大阪土産
三十三回目の夏
法事前の数日
花山里
夜に帰る
後記
◉解説「帰る場所のない人類学者」山本貴光
◉底本・初出一覧
上記内容は本書刊行時のものです。