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アミダクジ式ゴトウメイセイ【対談篇】
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年5月
- 書店発売日
- 2017年5月17日
- 登録日
- 2017年4月19日
- 最終更新日
- 2018年2月21日
書評掲載情報
2017-08-06 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
蓮實重彥「後藤さんは批評家を励ましてくれる数少ない小説家なんです」(本書「小説のディスクール」より)
「千円札文学論」とは何か?
「分裂=混血の文学」とは何か?
そして日本近代文学の「超ジャンル性」とは何か?
【没後18年・待望の新刊は初の対談集】
名著『挾み撃ち』で知られる小説家・後藤明生――。電子書籍による復刊や選集『後藤明生コレクション』の刊行もスタートし再評価の機運が高まっている。収録した計22本の対談では、五木寛之、小島信夫、蓮實重彥、柄谷行人、島田雅彦らを相手に、敗戦による引揚体験や、小説の技法・文体・喜劇性、ゴーゴリやカフカなど海外文学からの影響、日本近代文学の起源などをテーマに、アミダクジのように話を脱線させながら饒舌に語り尽くす。後藤ファン必携の書。『座談篇』も同時刊行。
目次
もくじ
❖文学における原体験と方法|一九九六年|五木寛之
❖追分書下ろし暮し|一九七四年|三浦哲郎
❖父たる術とは|一九七四年|黒井千次
❖新聞小説『めぐり逢い』と連作小説をめぐって|一九七六年|三浦哲郎
❖「厄介」な世代――昭和一ケタ作家の問題点|一九七六年|岡松和夫
❖失われた喜劇を求めて|一九七七年|山口昌男
❖文芸同人誌「文体」をめぐって|一九七七年|秋山駿
❖ロシア文明の再点検|一九八〇年|江川卓
❖〝女〟をめぐって|一九八一年|三枝和子
❖「十二月八日」に映る内向と自閉の状況|一九八二年|三浦雅士
❖何がおかしいの?――方法としての「笑い」|一九八四年|別役実
❖文学は「隠し味」ですか?|一九八四年|小島信夫
❖チェーホフは「青春文学」ではない|一九八七年|松下裕
❖後藤明生と『首塚の上のアドバルーン』|一九八九年|富岡幸一郎
❖小説のディスクール|一九九〇年|蓮實重彥
❖疾走するモダン――横光利一往還|一九九〇年|菅野昭正
❖谷崎潤一郎を解錠する|一九九一年|渡部直己
❖文学教育の現場から|一九九二年|三浦清宏
❖文学の志|一九九三年|柄谷行人
❖親としての「内向の世代」|一九九三年|島田雅彦
❖小説のトポロジー|一九九五年|菅野昭正
❖現代日本文学の可能性――小説の方法意識について|一九九七年|佐伯彰一
上記内容は本書刊行時のものです。