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きみちゃんの湖 多田陽一(著/文) - 書肆子午線
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きみちゃんの湖

発行:書肆子午線
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ9mm
128ページ
上製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-908568-22-0
Cコード
C0092
一般 単行本 日本文学詩歌
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年7月15日
書店発売日
登録日
2019年7月4日
最終更新日
2019年7月18日
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紹介

障がいと向きあう子供たちへの真摯な眼差し。彼らのこころと身体の姿に言葉が寄り添うとき命の場所がきらめく。長らく特別支援教育に携わってきた著者が綴る28篇の詩。

世界を抱きしめようとする
産声にも似て
きみのうっすらと色づいた唇が
ことばの葉脈に
口づけをする
静かによせてくる
きみからのひとすじの径が
ほのかに光りだす
(「うっすらと色づいた唇が」より)

このささやかな詩集を、かつて教員として私が幸いにも寄りそうことができた子どもたちに捧げる。
時を経て私の思い出のなかで、子どもたちの姿は多少なりとも変わってしまっているだろう。だが、私が描いた彼ら一人ひとりの想いは、出会いのときから今日まで私のなかで変わることなく生き続けている。
(「あとがき」より)

目次

序詩

二十年後の手紙
こうちゃんの宝箱
水の上の煌めき
せせらぎ
瞳に宿る影法師
うっすらと色づいた唇が
竜が空を翔ける
くるっと回すスプーンから
あっくん!
ゆっくり落ちてくる静けさの

軋むシャフトを突きたてて
ニンニクのにおい 玉葱のなみだ
きみちゃんの湖
光の粒のような
ひろとくんの手帳
さち子の手のなかの ちっぽけな赤い耳栓
踊る!
時間(とき)のはざまを震わせて

先生 わたしね
始業チャイム
挑む指
電動車いすをスーツ代わりに
足のうらから突きあげてくるもの
ムーンリバーをわたる
思いの跡
卒業式
蹴とばしたい
あとがき

前書きなど

このささやかな詩集を、かつて教員として私が幸いにも寄りそうことができた子どもたちに捧げる。
時を経て私の思い出のなかで、子どもたちの姿は多少なりとも変わってしまっているだろう。だが、私が描いた彼ら一人ひとりの想いは、出会いのときから今日まで私のなかで変わることなく生き続けている。
(「あとがき」より)

著者プロフィール

多田陽一  (タダ ヨウイチ)  (著/文

一九五五年生れ。神奈川県伊勢原市出身。高校教育を経て、長らく特別支援教育に携わる。詩誌「タンブルウィード」同人。

上記内容は本書刊行時のものです。