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ペデルペスの足跡──日本近代詩史考 近藤洋太(著/文) - 書肆子午線
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取引取次: ツバメ出版流通
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ペデルペスの足跡──日本近代詩史考 (ペデルペスノソクセキ ニホンキンダイシシコウ)

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発行:書肆子午線
四六判
縦188mm 横148mm 厚さ19mm
重さ 200g
244ページ
並製
価格 2,200円+税
ISBN
978-4-908568-19-0   COPY
ISBN 13
9784908568190   COPY
ISBN 10h
4-908568-19-7   COPY
ISBN 10
4908568197   COPY
出版者記号
908568   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年12月1日
書店発売日
登録日
2018年11月19日
最終更新日
2018年12月8日
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紹介

口語自由詩を切り開いた萩原朔太郎、西脇順三郎、宮澤賢治、中原中也、立原道造たち近代詩人が通った一様ではない進化の過程。太平洋戦争に直面した三好達治、草野心平、伊東静雄たちの生の痕跡。詩の実作者が辿る詩史論。

目次

日本近代詩の問題―前書に代えて

ペデルペスの足跡

「浄罪詩篇」時代―萩原朔太郎
『氷島』の詩語―萩原朔太郎
遠いものの連結―西脇順三郎
文語定型詩への到達―宮澤賢治
歌の成立―中原中也
口語自由詩の完成―立原道造

反「師系」の文学としての詩

戦争と詩人

戦争と詩人
頸ながし鳥臀おもし鳥―三好達治
死んだら死んだで生きてゆくのだ―草野心平
このかさのひらかずば―伊東静雄

前書きなど

詩の進化は一本道ではなかった。人生の苦難に行き当たって、文語に還っていく詩人がいた。それはさながら陸地に上がりながら、また海にもどっていったクジラのようであった。もともと詩の最終目標が文語詩である詩人もいた。それはいったん淡水域に入って肺を持ちながら、海に還って肺を浮袋に進化させた魚たちのようであった。(「日本近代詩の問題 ──前書に代えて」より)

著者プロフィール

近藤洋太  (コンドウヨウタ)  (著/文

1949年福岡県久留米市生まれ。詩集に『もがく鳥』(78年)、『七十五人の帰還』(81年)、『カムイレンカイ』(85年)、『水縄譚』(93年)、『水縄譚其弐』(00年)、『筑紫恋し』(11年)、『果無』(13年)、『CQICQ』(15年)、『SSS』(17年)など。評論集『矢山哲二』(89年)、『反近代のトポス』(91年)、『〈戦後〉というアポリア』(00年)、『保田與重郎の時代』(03年)、『人はなぜ過去と対話するのか──戦後思想私記』(14年)、『現代詩文庫231近藤洋太詩集』(16年)、『辻井喬と堤清二』(16年)、『詩の戦後』(16年)。

上記内容は本書刊行時のものです。