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慰安婦像大図鑑 日野健志郎(著/文) - パブリブ
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慰安婦像大図鑑 (イアンフゾウダイズカン) 韓国全土155像収録

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発行:パブリブ
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ14mm
224ページ
並製
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-908468-65-0   COPY
ISBN 13
9784908468650   COPY
ISBN 10h
4-908468-65-6   COPY
ISBN 10
4908468656   COPY
出版者記号
908468   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年7月10日
書店発売日
登録日
2023年6月13日
最終更新日
2023年10月18日
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紹介

韓国のクリエイター達の想像力を刺激して止まない慰安婦
表現は自由だが、奇抜なデザインの少女像が全土に蔓延
衣服やマフラーを着させられ、小銭やお菓子、使い捨てカイロが周囲に散乱
そこはまるで聖地化した現代アートの展示会場であった

目次

2 はじめに
4 慰安婦像 これまでの歩み
8 目次
12 辞典
15 徹底図解!慰安婦像
16 年表

17 第1章 ソウル
18 日本大使館前 慰安婦問題の総本山は現在も厳戒態勢継続中!!
22 安重根義士記念館前 「愛国の英雄」記念館隣に日・中・比、初の3国合同慰安婦像!!
24 往十里広場 安モーテル密集地に降臨した四人の慰安婦像サンタ!
26 漢城大入口駅出口横公園 古に両班も住んでいたハイソタウンで中韓コラボ!
28 江東区庁前庭 実在JKをモデルに起用、白黒ペイントのチマチョゴリ!!
30 松坡本博物館前 タワマン並ぶ開発エリアの「知の泉」で思索する哲学者!?
32 大賢文化公園 親日派の残滓に妨害されて名門女子大生が困惑!?
34 麻谷遊水池生態公園 苦学生のために全財産寄付したミニチュアお婆ちゃんがかわいい!
36 衿川区庁広場 手のひらからぶら下がった蝶のサナギがひたすらリアル!!
38 タイムスクウェア広場
39 恩平平和公園
40 フランシスコ会館前
41 瑞草高校
42 舞鶴女子高校
43 麻浦中央図書館前庭
44 戦争と女性人権博物館
45 江北区庁前松の道
46 龍頭近隣公園 / 九老駅北部広場
47 黒石駅出口横 / 梨泰院入口広場 / 道峰区民会館隣公園入口 / マドゥル近隣公園
48 コラム お供えものコレクション
50 番外編 くにたち市民芸術小ホール 中止に追い込まれた展覧会で物議を醸した激レアカラー慰安婦像!

51 第2章 京畿道・江原道・仁川
52 韓国自生植物園 世界中が度肝を抜いた安倍元首相激似の土下座像!!
54 ナヌムの家 元慰安婦居住施設で20体近くのリアル慰安婦像が大集結!!
56 安重根公園 像の背後から前面に回ると思わずドッキリの仕掛けが!!
58 臨津閣 自由の橋入口 北朝鮮と向き合う最前線で、南北統一を願う双子慰安婦像!!
60 利川アートホール芝広場 お婆ちゃんがライトアップされる夜間だけ拝める特殊ギミック!
62 小さなアンナの家 老人介護施設で拳銃握りしめた安重根とコラボする白い慰安婦像!
64 国立女性史展示館 女性運動のメモリアル施設でカリスマ元慰安婦の晩年に遭遇!
66 玉井中央公園 凍てつく韓国最北端の地で銀の蝶35羽をタワマンに放つ!!
68 常緑樹駅広場 外国人労働者数1位タウンは慰安婦像もダイバーシティ!?
70 富平公園 日米軍事基地跡地で徴用工像と一緒に「恨」を晴らす!
72 青草湖遊園地エキスポ公園 朝鮮戦争の激戦地で慰安婦像を包む光のイ74リュージョン!!
74 安山市庁前噴水台広場
75 紙杏洞市民公園
76 坪内好坪駅前広場
77 義王レールパーク広場
78 南漢山城アートホール
79 一山文化公園
80 城南市庁前
81 チョンソン歴史公園
82 太白文化芸術会館 日本大使館前の彫刻家から盗作の内容証明で作り直し!
84 楊平高校
85 有無相通村
86 ハングル市場入口
87 議政府平和公園
88 光明洞窟前
89 漢江新都市中央公園
90 玉亀公園
91 京畿道議会正門前
92 梅香里平和生態公園
93 水が澄んだ市場休憩所入口
94 坪村中央公園
95 旌善アラリ村
96 原州市庁公園
97 奈兮忽広場 / 東灘 セントラルパーク
98 烏山市庁前 出会いの広場 / 聖ペテロの家
99 信韓大学校議政府キャンパス / 龍仁市庁広場
100 横城邑万歳公園 / 東海市文化芸術会館
101 オリンピック公園 / 平沢市庁少年文化センター前 / 九里広場 / 堂井近隣公園
102 国際姉妹都市公園 / 仁川市西区庁前 / 衣岩公園 / 鏡浦三・一運動記念公園
103 コラム 慰安婦像の「隣人」構造物たち

109 第3章 忠清北道/南道・世宗・大田
110 仁洞万歳路広場 抗日闘争の聖地で太極旗を背に拳を握る鋼鉄の少女!
112 保寧市文化の殿堂 石が名物、泥の祭典開催地の慰安婦像は重量級石造!
114 城内洞クァナコル商店街駐車場
115 堤川体育館義兵広場
116 ペットゥル公園
117 国立扶余博物館前
118 唐津総合バスターミナル広場
119 神井湖観光地
120 山城市場文化公園
121 青陽小学校交差点小公園
122 忠孝礼公園広場
123 木川高校
124 春の村広場
125 世宗湖水公園青の広場
126 清州青少年広場 / ベティ女性親和公園
127 雪城公園 / 論山市民公園
128 瑞山市庁横ソルビッ公園 / 洪州城駐車場
129 礼山噴水広場 / 新富公園
130 忠南大学校 / ポラメ公園
131 コラム 慰安婦像の周囲の人々
136 コラム ネット通販で買える慰安婦像フィギュア

139 第4章 全羅北道/南道・光州・済州道
140 蓮池アートホール 東学党の乱の時代から受け継がれた革命精神!
142 東国寺 韓国初の寺院内慰安婦像、お寺は明治以来の日本式!
144 益山駅広場 ふざけた日韓合意なんかこの足で踏み壊してやる!
146 扶安郡庁前広場 慰安婦像も自治体謹製マスクで絶賛感染予防中!
148 金堤ホームプラス交差点信用組合前 スーパーやダイソー前で慰安婦像&手形が歴史教育!
150 西施川体育公園 故郷の大河から運んだ巨岩に腰を下ろし、望郷する実在慰安婦!
152 羅州学生独立運動記念館広場 顔と体のバランスが変!……珍デザインで地元大ブーイング!
154 光陽歴史文化館前 地元商人から撤去を求めるシュプレヒコールも!
156 レジャー文化センター前 日帝から決死の思いで逃げてる最中に靴が脱げちゃった!
158 芸術の殿堂 仏教、カトリック……四大宗教聖地の慰安婦像は神々しい!?
160 旧獒樹駅前広場 すぐ先に蒸気機関車も!鉄ヲタ垂涎の地に慰安婦像!
162 光州市西区庁広場 ペンとノートを武器に真実を追求する慰安婦像記者!?
164 光州市北区庁広場 推進委が出店したビアホールでジョッキ片手に慰安婦像支援!?
166 光州広域市庁前広場
167 錦南路公園
168 ペンギン村入口公園
169 光山文化芸術会館
170 記憶の広場
171 長水ハンヌリ殿堂
172 愛の広場音楽噴水台横
173 木浦マリア会高校
174 咸平畜協平和公園
175 バンイルリ公園
176 海南公園 / 全南道庁前南岳中央公園
177 木浦近代歴史館1館 / 李舜臣広場横平和公園
178 参礼本の村前広場 / 文化の殿堂前 / イルプム公園入口 / 青少年修練館
179 照禮湖水公園 / 正南津図書館知恵の森 / 長城駅広場 潭陽中央公園
180 コラム 大韓チック天国 慰安婦像ファッション
182 ミス慰安婦像を探せ!~原色美像図鑑~
183 コラム 慰安婦像に影響を与えた映画『鬼郷』
184 コラム 漫画になった慰安婦像


185 第5章 慶尚北道/南道・釜山・蔚山・大邱
186 南望山彫刻公園 岡本太郎もびっくり⁉  『太陽の塔』チックな慰安婦像!
188 日本総領事館後門前 行政が一旦撤去の後に国民の猛抗議を受けて再設置!
190 雄府公園 「韓国儒教文化の首都」の古跡に野趣溢れる慰安婦像!
192 蓮池公園 彫刻公園内芝生に突如出現した幾何学モニュメント!
194 スギ公園 四面を海に囲まれた島で慰安婦像が潮干狩り!?
196 サムジ公園 自治体公募の現代アート慰安婦像はいまだ非公認!?
198 昌原文化通り入口 反対を押し切って酒場街に設置で酔っ払いトラブル続出中!!
200 栄州ソンビ図書館
201 サラオンイヤギ村崇徳館前
202 亀尾駅後側広場
203 大邱大学慶山キャンパス
204 2・28公園前道路
205 環湖公園
206 学生教育文化会館前
207 カンジー村学校
208 山清郡青少年修練館
209 巨済文化芸術会館前
210 金海ソウル耳鼻咽喉科医院
211 慶尚南道教育庁第2庁舎入口
212 晋州教育支援庁前庭
213 大邱女子商業高校 / 蔚山大公園
214 永川市立図書館 / 旺山歴史公園
215 コラム 造園ギャラリー
218 コラム 日本語碑文
220 VR慰安婦像 It大国が生んだ最先端サイバー慰安婦像!!

221 参考文献

222 あとがき

前書きなど

韓国に通い始めて20年以上になる。この国の魅力にハマって、これまでの渡航回数は数十回に及ぶ。とは言っても、普通の観光客のように風光明媚な景勝地を訪れるわけではない。よく足を運んだのはタルトンネと言われる丘陵の貧民街やデポチプと称される安酒場。観光施設で言えば、拷問の蝋人形が並ぶ日本統治時代の歴史館や光州事件の記念館など。秘宝館のような性のミュージアムには奇妙なオブジェが溢れていて、テンションが上がった。
そもそもが、韓国の面白さの一端に触れたきっかけが、幻の名盤解放同盟著『ディープ・コリア』で、彼の国の歪な愛らしさを抉り出した旅行記に魅了され、自分でも足を運びたくなったのだった。K-POPアイドルを追っかけている今時の若い女性たちにとっては、韓国はキラキラした国のようだが、私にとっての韓流はK-POPよりポンチャック。土着の泥臭い味わいがクセになり、暇を見つけては足を運んでいた。
そんな過程を経て辿り着いたのが慰安婦像だった。最初は多くの日本人同様、ニュースで日本大使館前に設置された像の存在を知った。政治主張を伴った独特のビジュアルに衝撃を受けたのを覚えている。2011年のことだ。
時は流れ、2018年。慰安婦像はいつの間にか増殖し、韓国全土に100ヶ所以上、設置されていることを知った。あのキテレツな像が100体? 日韓ワールドカップやロウソクデモの時のように韓国という国は熱を帯びると拡散が早い。燎原の炎の如く広がる慰安婦像にヘンナモノ好きの血が騒いだ。   
ソウル市内だけでも15ヶ所あるというので、ひとまず回ってみることにした。交通網の発達した首都なら3日もあれば踏破できる。
最も有名な日本大使館前の像は喧騒の真っ只中だった。警察が周囲を厳重に警備し、支援者が現地にテントを張って泊まり込む物々しさ。異様な熱量に興味をそそられた。他の地域はどうなっているのだろう。実際に市内の設置場所一つひとつに足を運んでみて驚いた。全部、同じと思っていた像がそれぞれ違うのだ。当初脳裏に刷り込まれていた日本大使館前の像とは異なるデザインの像が複数、存在することも新鮮だったが、目を引いたのは像に施された「衣装」だった。
訪れた季節が冬だったこともあり、多くの像に帽子やマフラーなどが装着されていた。同じタイプのデザインでも場所ごとに個性を発揮していた。通常、銅像は一旦設置されてしまうと、経年によって劣化することはあっても、同じ姿でそこに有り続けるものだが、季節によって異なる衣装をまとう慰安婦像は文字通り変化する。クリスマス時期、赤いサンタに扮した慰安婦像を見たとき、眩暈がした。
慰安婦像は、像の取っているポーズは言うに及ばず、土台に描かれた影や鳥、蝶など付随するアイテムにもそれぞれ意味がある。リアルなサナギを慰安婦の手にぶら下げた発想に仰天する。韓国では観念的な彫像がそこかしこで見られるが、奇抜な味わいがそこにもあった。
土台ごと道路や公園に固定しただけの像もあるが、多くの像は周囲に樹木や自然石を配して独自空間を形成していることにも注目した。ポストカードにプリントしたくなるような東洋的造園美と慰安婦像。異色のハイブリッドに心がざわめいた。
韓国中にある慰安婦像を可能な限り見て回ろうと覚悟を決めた。 取材にあたっては、旅行者目線を意識することにした。屋外の像が大半のため、天候や季節、時間帯によっても撮影条件は変わる。灼熱の太陽に焦がされる像。凍てつく冬にマスクをつけた像。タイミングによっては雨天のこともある。雨水をたっぷり吸った石像などは、すっかり黒ずんで異彩を放っていた。それもまたその時の出会い。旅人が遭遇した一期一会の光景をファインダーに収めた。一度、訪れた像を再訪した際に周囲が造成され、バージョンアップしていたことも何度かあった。読者諸兄が訪問する時はまた違った慰安婦像に出会えるかもしれない。
慰安婦像は政治的メッセージが結実した。例えモデルが実在の人物であれ、制作者の理念が投影された「芸術品」として自立している。「日帝の蛮行」の犠牲になった不憫な存在という大前提の元に作られていて、多くの像の造形に影響を与えている「慰安婦の強制連行」は大半の韓国民の「常識」と見なされている。「強制性」については、日本国内でも意見対立があるが、本書ではその判断はしない。今や韓国全土津々浦々まで波及した前衛的ともいえる美術品に対して、どのように感じるかは見る人次第だ。
報道で流布されたステレオタイプとは異なる、造形物としての像のリアルな姿に触れて頂けたらと考えている。併せて、その背景を少しでも知って頂くべく、像の制作意図やそれぞれの地域での設置経緯、設置後の実情などを可能な限り取り上げている。それにあたり、本書が制作者や設置関係者の主張をそのまま首肯しているわけではないことを申し上げておく。関係者の意図や主張は太字にしている。 本書が慰安婦像の理解の一助になれば幸いである。



凡例
・掲載した住所は地番住所だが、一部道路名住所を含む。
・建立団体名は現地の報道機関の報道に準拠している。
・設置場所の名称は現地の報道機関の報道に準拠している。
・人名は漢字が公表されていない人物はカタカナ表記。

著者プロフィール

日野健志郎  (ヒノ ケンシロウ)  (著/文

和歌山県生まれ。大阪市立大学商学部卒業。複数の出版社でミリタリーコミック誌、実話コミック誌、オカルトコミック誌、女装コミック誌などの編集長を務めた後に独立。現在は東京で編集プロダクションを営む。これまでの渡韓歴は数十回に及ぶ。好きなマッコリの銘柄は長寿マッコリ。

上記内容は本書刊行時のものです。