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コロナマニア 岩田宇伯(著/文) - パブリブ
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コロナマニア 「ウイルス以外のコロナ」一大コレクション

発行:パブリブ
四六判
304ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-908468-45-2
Cコード
C0030
一般 単行本 社会科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年10月
書店発売日
登録日
2020年10月2日
最終更新日
2020年10月23日
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紹介

史上最大の風評被害!!

ニュアンス変わり過ぎてとんだとばっちり!

組み合わせがシュール過ぎてパワーワード化!

もともとコロナを大応援!!

■国内店舗・企業 コロナ食堂・喫茶コロナ・スナックコロナ・レストランコロナ
■海外店舗・企業 コロナスーパー・コロナホテル・コロナクラブ・コロナシアター
■「コロナ」ブランド トヨペット・ビール・時計・カメラ・タバコ・ライター・ギター
■地名 コロナセンター・コロナストリート・コロナレイク・コロナパーク
■歌手・バンド Corona Kings・Coronabeats・Broadway Corona・MC Korona
■アルバム・曲 「風とコロナ」「コロナ&ライム」「大いなる旅へ.....コロナ」
●便乗 映画『コロナゾンビ』・武漢出身架空デスメタルバンドの世界ツアーTシャツ

緊急事態宣言前後コロナワールド訪問記、フードショップコロナ試食記
中国コロナキャンペーンソング特集・「俺コロナ」事件簿
コロナ食堂・コロナホテルのインタビューも収録!

目次

まえがき 2
目次 4
ラテン語?ギリシア語?「コロナ」の語源をたどる 5

第1章 国内店舗・企業 9
味蔵コロナ食堂にインタビュー 40
大阪コロナホテルにインタビュー 44
コロナワールドに行ってきた 50
激安!フードショップコロナのコロナ弁当 59

第2章 海外店舗・企業 65
メディアが取り上げた世界の「コロナ」風評被害 86
タイプライター界のコロナ、スミス・コロナ 90
世界諸言語で「コロナウイルス」 94

第3章 製品名・ブランド 95
「コロナ」ビール風評被害はあったのか? 107
食器にコロナ、ナゾに迫ってみた 113
直木賞候補が作った写真界のコロナ 117
セイコーの置時計コロナ 122
健康被害もなんのその、コロナとタバコ 126

第4章 地名 133
ニューヨークで一番陽性率が高かったのがよりによってクイーンズの「コロナ地区」 154
ハンガリー王冠領と日本人の陽性疑惑宿泊客 155
コロナとDQN ネーム 156
愛知の新名物「俺コロナ」 158
俺コロナ事件簿 166
風評被害も風評被害、デマを流された 172

第5章 歌手・バンド 179
風俗にAV !スケベ界のコロナ 195
有名ハッテン場、コロナクラブの定期ツイートを分析! 200

第6章 アルバム・曲 207
戦前のコロナレコード 217

第7章 映画・テレビ 223
便乗クソ映画『コロナゾンビ』 232

第8章 中国コロナキャンペーンソング 237
幻のトヨタコロナキャンペーンソング 258

第9章 便乗ソング・バンド 265
架空バンド「Croronavirus」Tシャツまで登場、そしてワールドツアーへ 298

参考文献 301
あとがき 303

前書きなど

まえがき
世界の「コロナ」大集合!
「コロナ」といっても、全人類をパニックに陥れたあの「コロナウイルス」ではない。それ以前からある「コロナ」と名付けられた企業、モノ、人、メディアといった面々だ。
それらは、ラテン語の「王冠」あるいは「太陽コロナ」を由来として「コロナ」と名乗っていた。権力の象徴で高貴な王冠、希望とエネルギーに満ち溢れた太陽を連想させるポジティブなイメージを狙ったネーミングだ。ところが、コロナウイルスのパンデミックで、なんとも微妙な状況に追い込まれてしまった。後から来た憎きウイルスの方が有名になってしまい、ネガティブなイメージが先行するという悲惨な結果に。「コロナ」というキーワードを聞いたり見たりしただけで、ウイルスの方をつい連想する状況となった。コロナウイルスに後出しじゃんけんで負けたような形だ。

「ヤベェ」「縁起悪い」。

実際「コロナ」という名前を見た不届き者から、SNSで前述のような揶揄や中傷された企業、店舗もある。長野の「コロナ食堂」ではイタズラ電話。新潟の大手冷熱機器メーカーの「コロナ」では、従業員の子がいじめられているということで、新聞に全面広告を出したほどである。各地で風評被害といえるような事件が発生、一部はニュースになった。
いわゆる「言霊信仰」があるとされる我が国だけかと思いきや、海外でも同様であった。オーストラリアでは、「コロナ」という名前の少年が学校でいじめにあう。イギリスでは、「コロナビール」のブランドイメージスコアが低下したといったニュースも伝えられた。
オーストラリアの「コロナ」君をはじめ、それらは何も落ち度はなく、全く理不尽としか言いようがない。「なんで俺が?」「なんで我が社が?」といった心境であろう。もともとそういう名前であっただけで、本書のサブタイトルにある通り「ウイルス以外のコロナ」でしかないのだ。当のコロナウイルスに文句を言っても聞いてくれるはずもなく、踏んだり蹴ったりである。
このような理不尽な目にあっていると思われる世界の「コロナ」をひたすら集め、可視化したのが本書である。
本書では、イエローページ、観光ポータルサイトなど様々なデータベースにアクセスし、「コロナ」と名付けられたものを収集した。企業、ブランド、商店、地名といったものでは、およそ400。音楽映画関連で200といったところである。他もすべて合計すると918。もちろん、これらは全てではない。もっと多くのデータベースを掘り起こせば、さらに出てくるはずだ。
本編に関連し、「コロナ」というネーミングを軸にしたグッズレビュー、訪問記といったコラムも掲載。それぞれのコラムでは、少しはマジメに考現学的に掘り下げてみた。コロナウイルスにやられっぱなしでは、せっかくポジティブイメージで「コロナ」とネーミングしてくれた先人達に申し訳が立たない。
「俺コロナ」事件および有名ゲイホテル「コロナクラブ」の分析ではBIツールを使用。まさに資源のムダ遣いといえるが、それぞれ興味深い傾向が浮かび上がる。「俺コロナ」は事件簿としても一覧にまとめてみた。
また「コロナ」というネーミングのため、誹謗中傷といった理不尽な目にあっている企業や店舗、そしてデマを流された店舗へのインタビューも敢行。読者各位におかれては、彼らの気持ちを少しでも共有していただきたい次第である。
特別寄稿として、言語マニア秋山知之氏、ヨーロッパ史に詳しいハマザキカク氏によるコラムも掲載。それぞれの立場からの「コロナ」に関する学術的考察は、非常に価値のあるものだ。知的好奇心が刺激されること請け合いである。
またオマケとして、世界と中国のコロナ便乗ソングも掲載。コロナウイルスのゾンビ映画や謎のバンドTシャツといった不謹慎便乗商法をコラムで紹介。
と、かなり散らかった内容であるが、本書レベルで「ウイルス以外のコロナ」を集めたものは、インターネット上でもなかなか見受けられない。もちろん書籍では初の試みである。ウイルスのせいで笑うに笑えない事態となった世界の「コロナ」に対し、本書の読者から、少しでも応援の気持ちが届けられればと思う。

著者プロフィール

岩田宇伯  (イワタ タカノリ)  (著/文

「俺コロナ」が名物の愛知県在住。セミリタイアプロ無職。そして、コロナコレクター。
 2018年4 月、中国で話題の書となった『中国抗日ドラマ読本』上梓。局地的に抗日ドラマの人と認識されているが、本人はオールラウンダーを目指しているらしい。そのため多ジャンルにわたり、わけのわからないグッズをコレクション。
 得意分野としては、抗日ドラマに代表される、現代中国における表象文化およびメディア研究、民間風俗。また、日本におけるサブカルチャー、移民文化など。
 日々集めたネタをツイッター(@dqnfr)で発信、おもしろいと思ったらフォロー、RTを。また定期的にそれらをまとめ、トークイベントに出演し披露しているので、機会があればぜひご覧を。

上記内容は本書刊行時のものです。