..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
写真アルバム 北薩の昭和
発行:樹林舎
A4判
280ページ
定価
9,082円+税
- 初版年月日
- 2022年1月26日
- 書店発売日
- 2022年1月27日
- 登録日
- 2022年1月14日
- 最終更新日
- 2022年1月14日
紹介
戦後、鶴田ダムが建設され、中越パルプ工業川内工場、京都セラミック川内工場、川内原子力発電所なども進出して、目覚ましい経済発展を遂げた北薩地域。史跡や文化財も多く、かつて薩摩国の国衙と国分寺が置かれて政治、経済、文化の中心地となった現在の薩摩川内市域には、可愛山陵、薩摩国一之宮新田神社などが残る。また鎌倉幕府の「建久図田帳」に記された高城温泉はじめ、湯川内、紫尾、湯田、市比野、藺牟田、入来など、近世には島津藩主から庶民まで多くの人びとが湯治に訪れた温泉地がある。さらも自然環境にも恵まれており、阿久根や出水はツルの渡来地として知られ「鹿児島県のツル及びその渡来地」は国の特別天然記念物に指定されている。雲仙天草国立公園に指定された長島町の海岸部は絶景である。
本書は、そんな北薩の昭和時代を記録した貴重な写真を600点以上収録、それぞれの写真に丁寧な解説を付して、ページをめくるたびに六十余年の間に移り変わってきた地域の姿をたどることができる写真アルバムとなるよう努めた。また、昭和49年に架橋された黒之瀬戸大橋や、同62年に廃止された国鉄宮之城線など、当地ならではの特色ある項目をフォトコラムとして収録している。
目次
1 昭和はじめの北薩逍遙
2 戦前・戦中の学校
3 戦時体制下の人びと
4 わが町のできごと散見
フォトコラム 鶴田ダムの建設
5 懐かしい街並みや風景
フォトコラム 北薩の温泉街
6 北薩の生業と産業
7 戦後の学び舎の記憶
フォトコラム 日本一のツルの渡来地
8 交通手段の整備と変遷
フォトコラム 黒之瀬戸大橋の架橋
フォトコラム 国鉄宮之城線の盛衰
9 暮らしのスナップ
10 賑わう祭りと伝統行事
上記内容は本書刊行時のものです。