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ダイアローグ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年7月11日
- 書店発売日
- 2022年7月15日
- 登録日
- 2022年4月2日
- 最終更新日
- 2022年7月15日
書評掲載情報
2022-08-20 |
朝日新聞
朝刊 評者: 江南亜美子(京都芸術大学専任講師・書評家) |
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紹介
「私が後世に残したいと思っているのは、なによりもメインストリームを変えるロジックなんです」(ヴァージル・アブロー、本書より)
「彼の発言はすべて引用に値する」――フランク・オーシャン @blonded
「真の天才クリエイター」――BTS @BTS_twt
「預言者がまたひとり早逝してしまった」――パティ・スミス @thisispattismith
自身のブランド、オフ‐ホワイトでストリートウェアとハイファッションを融合。ナイキやイケアとの斬新なコラボレーション。ルイ・ヴィトン初の黒人デザイナー就任――ハイとロー、観光客(ツーリスト)と純粋主義者(ピュリスト)のあいだを軽やかに往復し、ヴァージル・アブローは創造の可能性をどこまでも探求しつづけた。
本書は、2021年11月に41歳で急逝した彼が遺した2016年から21年までの主要な対話9本を、日本オリジナル編集で翻訳。ヴァージルのアイデア、仕事、思想、生きかたが、あますところなく語られる。回顧展"Figures of Speech"カタログでのレム・コールハースとの対話や『新潮』2022年3月号で紹介された最後のロングインタビューも収録した、『“複雑なタイトルをここに”』の姉妹編。
目次
クールとはなにか? トム・サックスとの対話
デュシャンは私の弁護士 トム・ベットリッジとの対話
Tシャツだから苦い薬も飲み込める ハンス・ウルリッヒ・オブリストとの対話
物をもたない時代の消費主義 レム・コールハースとの対話
観光客と純粋主義者のあいだ ジョナサン・ウィングフィールドとの対話
権力を溶解させる ジャック・セルフとの対話
建築のあとで レム・コールハース、サミール・バンタルとの対話(回顧展カタログ収録)
100パーセント アンニャ・アロノウスキー・クロンバーグとの対話(回顧展カタログ収録)
黒人の正典を定義する アンニャ・アロノウスキー・クロンバーグとの対話(『新潮』2022年3月号初出)
訳者あとがき
ヴァージル・アブロー略年譜
前書きなど
ヴァージルにとっての対話とは、彼が得意とした「コラボレーション」の一形式だったとも言えるかもしれない(…)この対話集にも、ヴァージルが後世に残そうとした思想や方法論の断片が散らばっている。読者のみなさんが本書をそれぞれ読み解き、思考や創作のツールとして使ってくだされば幸いである。
(「訳者あとがき」より)
上記内容は本書刊行時のものです。