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エレンの日記
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年2月29日
- 書店発売日
- 2020年3月3日
- 登録日
- 2019年11月30日
- 最終更新日
- 2022年7月11日
紹介
「私は恋に落ちるといつも、その人と何かをつくりたいという欲望にかられる」(本書より)
インディ・カルチャーの発火点となったフランスの雑誌『Purple』の創刊編集長、エレン・フライスによる初の単著がついに刊行!
ファッション・映画・文学への情熱、アーティストや作家たちとの交流、東京やブラジルなど世界各地への旅、友人・恋人との出会いと別れ、新しい個人誌『Hélène』『The Purple Journal』の立ち上げ――薄っぺらな流行や商業主義を拒否しながら、自らの感受性を信じ、常に〈美しさ〉を追い求める孤高の編集者エレンが綴った、珠玉の日記エッセイ38篇。
イントロダクションでは、訳者・林央子が1990年代~2000年代初頭の文化的背景とともにエレンの仕事の意義と今日性を紹介。著者撮影の写真150点を収録(カラー16ページ)。
2001年から2005年にかけてファッション誌『流行通信』で連載された「Elein’s Diary」の単行本化。
「本を開いたあとは、少し違う自分になったと感じていたい。私なのだけれど、今までとは違う私になって、世界を新しい目で眺めたいのだ」(本書より)
目次
イントロダクション(林央子)
南部の春
リオ/シナリオ
私の四つのお気に入り
こんなにも違う
フレンチ・ラブ・ストーリー
ファッション撮影
ちょっと変わったクリスマス
ベルギーへ行った理由
フィフティーン・ラヴ
ニュースがいっぱい
アルメニアに行くまで
アルメニアへ行った理由
なぜ新聞を始めるのか
私とパリ
ニューヨークの九月
一〇年間、一〇の記憶
リタとリジーの訪問
バック・トゥ・ブラジル
新たな人生
東京の幸せ、長崎の悲しみ
即興
ブリュッセル、ボリス、等々
夏日記
ペトロポリスに行きたかった理由
ホテルの部屋から見た香港
ポーランド、『Purple』、等々
新生『Purple』のこと
マドリードへの旅
ファッションウィーク
四月三〇日、金曜日
台北での日々
クミコ
八月のパリ ロシア文学
ヴェネツィアの夢
ミラノ日記
『The Purple Journal』の印刷
ブダペストからベオグラードへ
最後のひとつ
あとがき
版元から一言
【『Purple』について】
1992年にエレン・フライスとオリヴィエ・ザームが創刊したフランスのインディペンデント雑誌。現在は大判のファッション雑誌となっているが、小冊子サイズだった初期には文章が多く掲載されていることも特徴。マルタン・マルジェラの創成期を支えた写真家アンダース・エドストロームやマーク・ボスウィックら非ファッション・フォトグラファーと非職業モデルを起用した撮影は、その後のファッション写真に革命をもたらした。ニューヨークや東京のクリエーターとも親密な関係を築き、ホンマタカシ、高橋恭司、鈴木親らが参加。
【本書に登場する人物】
マーク・ボスウィック、アンダース・エドストローム、大類信、スーザン・チャンチオロ、ニック・トーシュ、パティ・スミス、マウリツィオ・カテラン、 マリナ・ファウスト、前田征紀、リー・ラナルド、村岡久美子、ボリス・レーマン、アラン・バディウ、リタ・アッカーマンほか
【本書に登場する場所】
パリ、リオデジャネイロ、東京、ル・アーヴル、ブリュッセル、アルメニア、ニューヨーク、鎌倉、長崎、ペトロポリス、香港、ポーランド、マドリード、台北、ヴェネツィア、ミラノ、ブダペスト、ベオグラードほか
上記内容は本書刊行時のものです。