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vanitas 蘆田 裕史(編) - アダチプレス
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vanitas 003

四六変型判
232ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-908251-03-0
Cコード
C0070
一般 単行本 芸術総記
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2014年6月
書店発売日
登録日
2015年9月25日
最終更新日
2019年8月20日
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目次

foreword

interview
proef
柳田剛
脇田玲+松川昌平

paper
平芳裕子 ファッションを語る──雑誌とアメリカ
水野祐 ファッションにおける初音ミクは可能か?──オープンソース・ハード「ウェア」としてのファッションの可能性
趙知海 女性ファッション写真家たち──曖昧なイメージに込めるもの
ゲオルク・ジンメル モードの哲学
大久保美紀 逆行する身体表象──「復活」するマネキンあるいはマヌカン(公募)

international perspective
研究機関紹介
University of the Arts London
展覧会紹介
ハンドメイド──クラフトよ、永遠なれ
リップ!! ペーパーファッション
サステナブル・ファッション──ファッションは更新できるのか?
エクストリーム・ビューティー──つくり変えられる身体
モノを作ること/目的を築くこと──ブレス、ブーディッカ、サンドラ・バックランド
書籍紹介
アンジェラ・マクロビー『ブリティッシュ・ファッションデザイン──ぼろ布かイメージか』
クレア・マッカーデル『あなたが着るべきもの──ファッションにおける5W1H』
ウルリッヒ・ハーマン『虎の跳躍──ファッションのモダニティ』
フィリップ=アラン・ミショー『イマージュの人々』
研究者紹介
キャロライン・エヴァンス

critical essay
nukeme テクノロジーと創造性について
koso Futuristic Elegance ── Iris van Herpen 試論
久保寺恭子 空間とファッション──TOKYO RIPPER と衣服の物語(公募)

afterword

前書きなど

日本にはファッションの批評がない、としばしば言われる。ファッションは文化として認められないことがよくあるが、その理由の一端はここにあるのではないだろうか。ファッションがビジネスであることを謳いながら、「ファッションに批評は似合わない」と言われることもある。だが、現代では美術も音楽も映画も文学もおしなべてビジネスとしての側面をもっており、ファッションだけが特権的な立場にあるわけではない。

とはいえ、批評の不在を嘆いていても何も始まらない。われわれに出来ることはただひとつ、がむしゃらにでも進むことである。過去も、現在も、未来もすべて引き受けよう。たとえそれが無謀な試みに見えようとも。

批評はひとつの制度であり、それを一朝一夕に確立することは難しい。本誌は「批評誌」を謳っているが、狭義の「批評」におさまるものではない。研究者による論文もあれば、デザイナーによる試論もある。インタビューもあれば、海外のファッション研究の紹介もある。一見すると「批評」以外のものが多いように思われるかもしれない。だが、これらはすべて批評の構築のためにある。われわれは現在だけでなく、10年後、50年後を同時に視野に入れている。大仰な表現かもしれないが、批評を根付かせるためにはそのくらいの時間が必要だろう。だが、まず第一歩を踏み出さねば物事は始まらない。

この『vanitas』という小さな一歩が、大きなうねりを生み出すことを願う。

(本誌「foreword」より)

著者プロフィール

蘆田 裕史  (アシダ ヒロシ)  (

1978年、京都生まれ。京都大学大学院博士課程研究指導認定退学。国立国際美術館、京都服飾文化研究財団などを経て京都精華大学ポピュラーカルチャー学部専任講師。共著に『現代芸術の交通論』(丸善出版、2005年)、『ファッションは語りはじめた』(フィルムアート社、2011年)『A REAL UN REAL AGE』(パルコ出版、2012年)、『現代芸術の交通論』(丸善出版、2005年)、共訳に『無機的なもののセックス・アピール』(平凡社、12年)など。ファッションのギャラリー「gallery110」、本と服の店「コトバトフク」の運営メンバーも務める。ブログ:http://changefashion.net/blog/ashida

水野 大二郎  (ミズノ ダイジロウ)  (

1979年、東京生まれ。2008年、英国王立ロイヤルカレッジオブアート・ファッションデザイン博士課程後期修了。芸術博士(ファッションデザイン)。慶應義塾大学環境情報学部准教授。京都造形芸術大学 ウルトラファクトリー・クリティカルデザインラボ ディレクター、DESIGNEAST実行委員、Inclusive Design Now実行委員、FabLab Japanメンバー。共著に『リアル・アノニマスデザイン』(学芸出版社、2013年)、『x‐DESIGN』(慶應義塾大学出版会 (2013年)、『FABに何が可能か』(フィルムアート社、2013年)、『インクルーシブデザイン』(学芸出版社、2014年)など。多岐に渡り社会とデザインを架橋する実践的研究に従事している。ウェブサイト:http://www.daijirom.com

上記内容は本書刊行時のものです。