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1日15分、「日なたぼっこ」するだけで健康になれる リチャード・ホブデイ(著) - シャスタ インターナショナル
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1日15分、「日なたぼっこ」するだけで健康になれる 太陽の恵みビタミンDが、太らない がんに負けない 病気にならない 身体をつくる
原書: The Healing Sun

四六判
縦188mm 横128mm 厚さ13mm
184ページ
並製
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-908184-00-0
Cコード
C0098
一般 単行本 外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年9月
書店発売日
登録日
2015年8月11日
最終更新日
2019年4月6日
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受賞情報

イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、ロシアなど世界13カ国で出版

紹介

適切で効果的な日光浴は、自己免疫力を強め、がんやくる病、アルツハイマーなどへの予防効果が期待できます。紫外線の危険性、正しい日光浴の方法、日光療法の歴史や効果など、健康増進に役立つ情報が満載! 1日15分の「日なたぼっこ」が、太らない、がんに負けない、病気に負けない健康な身体をつくってくれます。日光浴健康法は、乳幼児を持つママ、子どもから高齢者まで、いつでも、どこでも、誰にでもできるもっとも簡単な健康法。

人間に不可欠な栄養素のひとつであるビタミンDは、日光を浴びることで皮膚で生成されます。
日光を避けてばかりいると、体の免疫システムが弱体化する恐れがあります。
日焼けを避ける若い女性が増えたことから、特に乳幼児のビタミンD欠乏症が増加しています。乳幼児のビタミンDが不足すると、骨へのカルシウム沈着障害が発生したり、幼児の頭蓋ろう、1歳を過ぎて歩き始めるころになってからくる病になる可能性が高まります。
浴びた太陽光線の量と膀胱がん、乳がん、子宮頸がん、大腸がん、子宮体がん、食道がん、胃がん、肺がん、卵巣がん、直腸がんなどの発症率は反比例します。
血中ビタミンD濃度が低下すると、多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、うつ病、統合失調症といった中枢神経疾患の発症リスクが高くなります。
体内のビタミンDレベルが正常は範囲内であれば、糖尿病、脳卒中、メタボリック症候群のリスクが低下します。
ビタミンDをつくる紫外線の波長は日焼け止めをする紫外線の波長とほぼ同じです。SPF30の日焼け止めをしていると皮下でのビタミンD産生は5%以下に落ちてしまうこともあります。

環境省や民間の関係機関・学会・世界保健機関(WHO)などは、日々の生活に必要なビタミンD生成のために日光浴を推奨しています。

目次

日本の読者のみなさまへ――日本とも関係の深い日光療法
はじめに
序章 もっと外に出て太陽光線を浴びよう――ビタミンDと太陽光線
第一章 心と身体と太陽
第二章 太陽の衰退
第三章 太陽光線が病気を防ぐ
第四章 太陽光線――過去・現在・未来の病気を治す万能薬
第五章 安全な日光浴
第六章 太陽と健康の新しい関係

前書きなど

 日本の読者のみなさまへ――日本とも関係の深い日光療法
 
 太陽光線と健康の歴史は、日本を抜きにして語ることはできない。日本が明治時代を迎
えたばかりの一八七〇年代、宣教師として来日したスコットランド人医師セオボルド・パ
ームは、新潟県を中心に展開した医療伝道の経験から、太陽光線に関する重要な発見を行
なった。パームが日本で診断し、治療した病気はほとんどがイギリスと同じものだった
が、ひとつだけ例外があった。日本にはくる病の子どもがほとんどいなかったのである。
くる病とは、ビタミンD欠乏や代謝異常が引きおこす乳幼児の骨格異常である。イギリス
では一七世紀からくる病が増加しており、一九世紀にはヨーロッパ北部と北アメリカで患
者が多数発生していた。
 日本での活動を終えてイギリスに帰国したパームは、くる病のあまりの多さに驚いた。
子どもの八割がくる病にかかっている町も少なくなかった。そこで日本とイギリスの生活
を比較したところ、日本では夏冬関係なく太陽光線がふんだんにあることに気がついた。
一八八八年、パームは『イギリス医師会雑誌』に手紙を送る。イギリスの都市部では、ど
んよりと曇った空、煙でよどんだ空気、高い建物、狭い路地が太陽の光をはばんでいる
が、「日出ずる国」は正反対であり、くる病防止には太陽光線が重要だと訴えたのだ。パ
ームは日本や中国など諸外国の医師にも手紙で問いあわせて、日照に恵まれたところでは
くる病がほとんど発生しないことを確かめた。
 残念なことに、パームの研究はイギリス医学界からまったく相手にされなかった。くる
病は太陽光線にあたれない子どもがかかること、日光浴で治療できることが最終的に証明
されたのは一九二一年になってからだ。それからは、くる病予防のために子どもを戸外に
出すことが奨励され、看護師は赤ん坊を日光浴させるようを母親に指導するようになった。
 しかしそれから一世紀近くたった現在、パームの存在も、くる病の脅威もすっかり忘れ
られている。いまは紫外線を避ける風潮が全盛だ。赤ん坊を直射日光にあてるなどもって
のほかで、幼児も日焼け止めを塗り、日の高い時間帯の外出は控える。その結果、くる病
がふたたび増えはじめており、幼児や高齢者のビタミンD欠乏症が世界的に問題となって
いる。
 最近では、ビタミンDが免疫システムの働きに不可欠な役割を果たしており、自己免疫
性疾患や炎症性疾患、感染症から身体を守っていることもわかってきた。ビタミンD不足
と、大腸がん、多発性硬化症、心臓病、結核との関連はこの本でも指摘しているが、その
可能性がますます高くなっているのだ。太陽光線が心身の健康にさまざまな角度から働き
かけているという研究結果も、近年数多く発表されるようになっている。
 日本語版のために追加された序章では、そうした最新の研究成果も紹介している。抗生
物質が登場する前の時代、太陽光線で病気の予防や治療ができると信じ、実践していた
医師たちの正しさが証明されつつある。薬剤耐性菌など恐ろしい病原体が世界を脅かして
いるいま、太陽光線の効用をあらためて評価する動きも出てきた。オーストラリアのよう
に、紫外線に関する方針を国レベルで見直したところもある。そうした新しい情報も参考
にしながら、日光療法の歴史と実践について理解を深め、太陽光線への認識を深めてもら
えれば幸いである。
     二〇一五年 春
                            リチャード・ホブデイ

著者プロフィール

リチャード・ホブデイ  (リチャード・ホブデイ)  (

イングランド生まれ。工学博士。公認技術士。英国エネルギー・インスティテュート会員。
建築環境における太陽光と健康についての研究の第一人者。
エネルギーの保存や太陽光に関する技術の研究により、イギリス・クランフィールド大学工学大学院より博士号を授与される。
1980年代より、エネルギー効率を高めた建築が健康におよぼす影響を研究。機械工学、サステイナブル・デザイン、都市計画、感染症予防、公衆衛生と多彩な分野を結びつけ、太陽光線と戸外の新鮮な空気を積極的に取りこむ建築を追求している。1918年のインフルエンザ大流行(スペインかぜ)、感染症予防における太陽光線と空気の流れの役割、学童の近視などさまざまなテーマで論文を発表。イギリスにおける日光療法に関する研究分野の第一人者でもある。世界各地で指導や講演活動を行なっている。
著書に“The Light Revolution: Health Architecture and the Sun”(2006年)などがある。

藤井留美  (フジイルミ)  (

翻訳家。
訳書に、マルコム・グラッドウェル『逆転!―強敵や逆境に勝てる秘密』(講談社、2014年)、
マイケル・S・ガザニガ『〈わたし〉はどこにあるのか―ガザニガ脳科学講義』(紀伊國屋書店、2014年)など多数。

追記

9月13日(日) 毎日新聞朝刊にて半5段の新聞宣伝をします。

上記内容は本書刊行時のものです。