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日本古代史集中講義 林 順治(著) - えにし書房
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日本古代史集中講義 (ニホンコダイシシュウチュウコウギ) 天皇・アマテラス・エミシを語る (テンノウ・アマテラス・エミシヲカタル)

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発行:えにし書房
四六判
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-908073-37-3   COPY
ISBN 13
9784908073373   COPY
ISBN 10h
4-908073-37-6   COPY
ISBN 10
4908073376   COPY
出版者記号
908073   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年3月10日
書店発売日
登録日
2017年2月9日
最終更新日
2024年2月15日
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紹介

日本国家の起源は? 日本人の起源は? そして私の起源は? 古代史の欺瞞を正し、明確な答えを導き出しながら学界からは黙殺される石渡信一郎氏による一連の古代史関連書の多くに編集者として携わり、氏の説に独自の視点を加え、深化させたわかりやすい講義録。出自を隠さざるを得なかった新旧2つの渡来集団による古代日本国家の成立と、万世一系神話創設の過程から、最近の天皇退位議論までを熱く語る。

目次

第Ⅰ章 隅田八幡鏡と継体天皇
1 皇紀二六○○年と〈私〉
2 日本国家の起源=万世一系天皇の物語
3 冊子『国宝人物画像鏡の出土地「妻之古墳」の研究』
4 私の出版経歴と三一書房創業者竹村一と日本消費者連盟
5 『あぶない化粧品』の著者にして友人の船瀬俊介さん
6 原田大六の『邪馬台国論争』と菅江真澄の郷土史
7 石渡信一郎の『応神陵の被葬者はだれか』
8 私家版『日本古代王朝の成立と百済』の挨拶状
9 隅田八幡鏡銘文はいかに解読されたか
10 「記紀」にも登場しない「日十大王」とはだれか
11 隠された辛亥(531)年のクーデター
12 『宋書』倭国伝の冠軍将軍=余紀が継体天皇
13 隅田八幡鏡は東アジアの歴史を知る不朽の宝
14 「もののあわれ」がわかる継体天皇の即位

第Ⅱ章 二つの渡来集団による日本古代国家の成立
1 日本古代国家の成立と天皇の起源を知る命題
2 奈良纏向の王都をつくった加羅系渡来集団
3 三角縁神獣鏡は卑弥呼が魏からもらった鏡ではありません
4 大和川と石川が合流する一帯は倭王済の本拠地
5 倭の五王を「記紀」の天皇に当てはめるのは間違いです
6 蓋鹵王の弟昆支王(倭王武)は百済の左賢王です
7 昆支王と余紀はいつ倭国に渡来したのか

第Ⅲ章 アマテラスの正体
1 三つの仮説、石渡説・井原説・フロイト説
2 フロイトの心的外傷の二重性理論
3 溝口睦子の『アマテラスの誕生』
4 「記紀」のアマテラスとタカミムスヒ
5 倭王武=雄略天皇、雄略天皇=ワカタケル大王?
6 倭の五王「讃・珍・済・興・武」と古田武彦の九州王朝説?
7 邪馬台国の女王卑弥呼=神功皇后?
8 倭王旨=崇神天皇の墓は箸墓古墳です
9 ワカタケル大王(欽明)による辛亥=五三一年のクーデター
10 伊勢神宮の内宮は外宮とどこが異なっているのか

第Ⅳ章 エミシはなぜ天皇に差別されたか
1 存在の故郷と私
2 心象風景としての横手盆地 
3 横手盆地の古代・中世の歴史
4 大人になって故郷を書く
5 昆支王=応神天皇=八幡神が意味するものは?
6 源氏三代頼信・頼義・義家の始祖応神天皇
7 エミシ攻略のための雄勝城柵と鎮守将軍藤原朝獦
8 雄勝城(柵)の拡大と鹿島祭り
9 前九年の役と後三年の役
10 エミシは何故どのように差別されたか

〈附章〉 万世一系天皇の歴史と津田左右吉
1 「皇室典範」改正論議
2 不敬罪事件
3 万世一系の思想
4 戦後政治状況と津田左右吉の思想の齟齬
5 家永三郎の指摘
6 丸山真男の「超国家主義の論理と心理」
7 天皇機関説と右翼の攻撃
8 『聞き書 南原繁回顧録』
9 象徴天皇制と、天皇生前退位論

著者プロフィール

林 順治  (ハヤシ ジュンジ)  (

旧姓福岡。1940年東京生まれ。東京大空襲一年前の1944年、父母の郷里秋田県横手市雄物川町深井(旧平鹿郡福地村深井)に移住。県立横手高校から早稲田大学露文科に進学するも中退。1972年三一書房に入社。取締役編集部長を経て2006年3月退社。
著書に『馬子の墓』『義経紀行』『漱石の時代』『ヒロシマ』『アマテラス誕生』『武蔵坊弁慶』『隅田八幡鏡』『天皇象徴の日本と〈私〉1940-2009』『八幡神の正体』『古代 七つの金石文』『法隆寺の正体』『アマテラスの正体』『ヒトラーはなぜユダヤ人を憎悪したか』『猫と坊っちゃんと漱石の秘密』『日本古代国家の秘密』『エミシはなぜ天皇に差別されたか』『沖縄!』『日本古代史問答法』(いずれも彩流社)。『応神=ヤマトタケルは朝鮮人だった』(河出書房新社)。『日本人の正体』(三五館)。『漱石の秘密』『あっぱれ啄木』(論創社)。『仁徳陵の被葬者は継体天皇だ』(河出書房新社)。

上記内容は本書刊行時のものです。