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中世の村への旅
柳田國男『高野山文書研究』『三倉沿革』をめぐって
発行:アーツアンドクラフツ
四六判
縦216mm
横153mm
厚さ27mm
316ページ
価格
3,200円+税
- 初版年月日
- 2020年11月30日
- 書店発売日
- 2020年11月24日
- 登録日
- 2020年10月31日
- 最終更新日
- 2020年10月31日
紹介
柳田國男が若き農政学者時代の中世荘園の覚書『高野山文書研究』は、社会を構成する地域の末端にいる〈村〉の住民の暮らし向きの歴史の解明であった。本書は、柳田國男のその研究ノートをもとに、紀伊・和泉・備後などの中世荘園史料を渉猟し、現地に赴き、〈中世の村〉と現在の生活とのつながりを調査する。また、柳田国男最初期の著作『三倉沿革』は、農政学者時代の自筆の未発表草稿として知られるが、本書では柳田自身の「飢饉の体験」を底に秘めたこの草稿の持つ意味を探索する。
目次
中世の村への旅
はじめに―高野山文書の裏の歴史科学
紀荒河荘(和歌山県紀の川市)
紀阿弖川荘(和歌山県有田郡)
紀那賀三箇荘(和歌山県)
紀名手荘(和歌山県)
和泉近木荘(大阪府貝塚市)
紀南部荘(和歌山県日高郡)
備後大田荘(広島県世羅郡)
耳を切り鼻を削ぎ髪を切り―柳田國男『高野山文書研究』解題外編
人間が生きることの探究―『三倉沿革』に寄せて
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。