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中世の村への旅 小島瓔禮(著/文) - アーツアンドクラフツ
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中世の村への旅 (チュウセイノムラヘノタビ) 柳田國男『高野山文書研究』『三倉沿革』をめぐって (ヤナギダクニオコウヤサンモンジョケンキュウサンソウエンカクヲメグッテ)

歴史・地理
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四六判
縦216mm 横153mm 厚さ27mm
316ページ
価格 3,200円+税
ISBN
978-4-908028-55-7   COPY
ISBN 13
9784908028557   COPY
ISBN 10h
4-908028-55-9   COPY
ISBN 10
4908028559   COPY
出版者記号
908028   COPY
Cコード
C0039  
0:一般 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年11月30日
書店発売日
登録日
2020年10月31日
最終更新日
2020年10月31日
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紹介

柳田國男が若き農政学者時代の中世荘園の覚書『高野山文書研究』は、社会を構成する地域の末端にいる〈村〉の住民の暮らし向きの歴史の解明であった。本書は、柳田國男のその研究ノートをもとに、紀伊・和泉・備後などの中世荘園史料を渉猟し、現地に赴き、〈中世の村〉と現在の生活とのつながりを調査する。また、柳田国男最初期の著作『三倉沿革』は、農政学者時代の自筆の未発表草稿として知られるが、本書では柳田自身の「飢饉の体験」を底に秘めたこの草稿の持つ意味を探索する。

目次

中世の村への旅
 はじめに―高野山文書の裏の歴史科学
 紀荒河荘(和歌山県紀の川市)
 紀阿弖川荘(和歌山県有田郡)
 紀那賀三箇荘(和歌山県)
 紀名手荘(和歌山県)
 和泉近木荘(大阪府貝塚市)
 紀南部荘(和歌山県日高郡)
 備後大田荘(広島県世羅郡)
耳を切り鼻を削ぎ髪を切り―柳田國男『高野山文書研究』解題外編
人間が生きることの探究―『三倉沿革』に寄せて
 あとがき

著者プロフィール

小島瓔禮  (コジマヨシユキ)  (著/文

1935年生まれ、神奈川県出身。柳田國男・折口信夫の学問にあこがれ、國學院大學文学部へ進学、佐藤謙三に師事、文献学的な日本古典文学を専攻、大学院博士課程修了。琉球大学教育学部・大学院で、日本古典文学・民俗学を担当、現在、名誉教授。成城大学文芸学部非常勤講師、同民俗学研究所客員所員歴任。(公財)国立劇場おきなわ運営財団 評議員。
主な著書・編著に、『案山子系図』『神奈川県語り物資料』『武相昔話集』『校注風土記』『琉球学の視角』『日本の神話』『中世唱導文学の研究』『日本霊異記』『蛇の宇宙誌』『人・他界・馬』『太陽と稲の神殿』『猫の王』『歌三絃往来』ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。