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三島由紀夫悪の華へ
発行:アーツアンドクラフツ
縦210mm
263ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2015年11月
- 登録日
- 2016年1月10日
- 最終更新日
- 2016年1月10日
書評掲載情報
2016-01-10 |
東京新聞/中日新聞
評者: 富岡幸一郎(文芸評論家) |
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紹介
初期から晩年まで、作品とその生涯を重ねてたどる、新たな世代による新たな三島像の展開。
目次
プロローグ-遭遇する無垢と宿命
第1章 白い華-終わりのない純潔(ダイヤモンドの死-『黒蜥蝪』
酸模の花に象徴されるもの-「酸模」
死から永遠へ-「岬にての物語」
心中の美学-『盗賊』)
第2章 赤い華-滅亡への疾走(反キリスト者の誕生-『仮面の告白』、「サーカス」
滅亡の胎動期-「路程」、「東の博士たち」、「館」、「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」
偽装された"生"-『アポロの杯』、「詩を書く少年」、「海と夕焼」、『金閣寺』)
第3章 青い華-絶対への回帰(第三の「仮面の告白」-『鏡子の家』
"絶対への回帰"のための序曲-「憂国」、「孔雀」、『サド侯爵夫人』
"絶対"との邂逅-「荒野より」、「英霊の声」、「薔薇と海賊」)
エピローグ-『サロメ』、死の演出
上記内容は本書刊行時のものです。