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アンタゴニズムス 山本 圭(著) - 共和国
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アンタゴニズムス ポピュリズム〈以後〉の民主主義

発行:共和国
四六判
縦188mm 横130mm 厚さ22mm
重さ 300g
280ページ
上製
価格 2,700円+税
ISBN
978-4-907986-68-1
Cコード
C0031
一般 単行本 政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年2月20日
書店発売日
登録日
2020年1月29日
最終更新日
2020年3月2日
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紹介

左派ポピュリズムのあとの、ラディカル・デモクラシーの未来とは?
いま私たちが目撃しているのは、むしろ複数の敵対性、すなわち社会のいたるところで、いたるところから、これまで自明視されていた基礎付けに異議を申し立てる「アンタゴニズムス」にほかならない――。気鋭の政治学者による民主主義論。

目次

はじめに――アンタゴニズムの時代
 
第一章 マルクスを別の仕方で相続すること──ポスト・マルクス主義とは何か
 
第二章 政治と精神分析の未来
 
第三章 嫉妬・正義・民主主義
 
第四章 来たるべき公共性──アレントの身体とゾーエーの複数性
 
第五章 とりあえず連帯すること──ジュディス・バトラーの民主主義論について
 
第六章 ポスト・ネイションの紐帯のために
 
第七章 左派ポピュリズムのあとで
 
第八章 アゴニズム再考──ポスト基礎づけ主義と民主主義
 
あとがき

前書きなど

「こんにち、自由民主主義に対する理論的かつ現実的な敵対性がいたるところで生じている。確かに、自由民主主義は一括りにできるようなカテゴリーでもないし、それが盤石であった試しもない。とはいえ、少なくない人々が憂いているように、私たちの政治的想像力において圧倒的な支配の座を占め続けるそのヘゲモニーは、多少なりとも揺らいでいるように見える。極右的な主張が跋扈し、多元的な競争や交渉を通じた合意形成が成立しないとなると、民主主義への信頼は損なわれ、しだいに疎まれるようになる。近年、多くのリベラルな研究者らが懸念を示しているのにも理由がある。
 しかし、同時にそれは解放や変革のしらせでもある。敵対性を民主主義にとっての不可避の条件と捉えたのは、ほかならぬラディカル・デモクラシーの思想であった。〔……〕
 私たちもまた、自由民主主義への挑戦を単に危機としてだけでなく、民主主義を根源化する機会と捉える見方を共有している。そのため本書では、いわゆる主流の民主主義論では抑圧、出禁、不可視化されてきた〝マイナーなもの〟が検討の対象になるだろう」
――「はじめに」より

著者プロフィール

山本 圭  (ヤマモト ケイ)  (

1981年、京都府に生まれる。立命館大学法学部准教授。専攻は、現代政治理論、民主主義論。名古屋大学・大学院国際言語文化研究科単位取得退学、博士(学術)。

著書に、『不審者のデモクラシー─ラクラウの政治思想』(岩波書店、2016年)、

共編著に、『政治において正しいとはどういうことか――ポスト基礎付け主義と規範の行方』(勁草書房、2019)、『〈つながり〉の現代思想─社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析』(明石書店、2018)、『ポスト代表制の政治学─デモクラシーの危機に抗して』(ナカニシヤ出版、2015)、

訳書に、シャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』(共訳、明石書店、2019)、ヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト─ラカン派精神分析と政治理論』(共訳、岩波書店、2017)、エルネスト・ラクラウ『現代革命の新たな考察』(法政大学出版局、2014)、などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。