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タブッキをめぐる九つの断章
4-6変
縦188mm
横125mm
厚さ16mm
216ページ
上製
価格
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年12月
- 書店発売日
- 2016年12月23日
- 登録日
- 2016年12月13日
- 最終更新日
- 2017年2月19日
書評掲載情報
2017-03-19 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2017-02-19 |
毎日新聞
朝刊 評者: 堀江敏幸(作家) |
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紹介
『インド夜想曲』『レクイエム』などで現代イタリア文学に圧倒的な足跡を刻んだアントニオ・タブッキ。かれの最良の理解者のひとりにして友、そして翻訳者でもある著者が描き出す、タブッキに寄り添って歩んだ《旅》のメモランダム。夢や虚構と現実のあわいを生きたタブッキの風景と記憶が、かずかずの断片のなかに浮かびあがる。
タブッキの短篇「元気で」、そして1997年に収録されたふたりの対談を付す。
目次
出遭いと記憶から旅の書物へ
1、タブッキの風景を旅して
2、夢の痕跡、夢のほんとう──『夢のなかの夢』
3、ペソアからの航海
4、ピム港の女をめぐって
物語の水平線──インタビュー一九九七
5、時の認識と虚構をめぐって──『他人まかせの自伝』
6、時の感情を書くことをめぐって──『時は老いをいそぐ』
追憶の軌跡
7、 墓碑銘としての手紙──『いつも手遅れ』
元気で──『絵のある物語』より(アントニオ・タブッキ)
8、 夢うつつのはざまで──『レクイエム』から『イザベルに』へ
9、 眼のひと──タブッキ展によせて
旅のゆくえ──あとがきにかえて
タブッキ著作リスト
前書きなど
「ひとりの作家と過ごした時間が、時を経るごとに濃密に感じられるようになるのはなぜなのだろう。たまたま出遭って、まずは書物で、ついで本人と、ゆっくりとことばを受けとめ、やがてこちらからも手渡すようになって、ひとりっ子として生まれ育った自分には判らないのだけれど、なにやら年の離れた兄弟のような、歳の近い叔父のような、そんな身近な存在が、きっとアントニオなのだろうと思うようになっていった。」――本文より。
版元から一言
シリーズ《境界の文学》第3弾。
上記内容は本書刊行時のものです。