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十九世紀イギリス自転車事情 坂元 正樹(著) - 共和国
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十九世紀イギリス自転車事情

発行:共和国
菊変型判
縦188mm 横150mm 厚さ23mm
重さ 490g
288ページ
上製
定価 3,700円+税
ISBN
978-4-907986-07-0
Cコード
C0022
一般 単行本 外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年3月
書店発売日
登録日
2015年3月3日
最終更新日
2015年3月29日
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紹介

すべての自転車ユーザーに捧げます!

「自転車趣味」はこうして生まれた――この不思議な形の乗り物の「進化論」。
わたしたちの日常生活に欠かせない移動手段・自転車は、なぜ現在のような形態になったのか? 1880年代の英国で、趣味から娯楽・スポーツへと発展した、前輪の大きな「オーディナリ型自転車」の発展と消滅を、雑誌・地図・旅行記・カタログなど、豊富な資料を駆使して描き出す《自転車秘史》。 

目次

序章 娯楽としての自転車――十九世紀自転車史概説

第1章 自転車普及のはじまり――クラブ、出版物、製造者
 自転車クラブについて
 自転車関係出版物の発達と自転車をあらわす語の変遷
 自転車製造状況の変化について

第2章 自転車趣味の展開――クラブと社交、娯楽
 自転車入門書に見る乗り方講座
 乗馬と自転車の関係
 自転車クラブの社交的側面
 ミートからパレードへ
 自転車見本市、スタンリー・ショーの発展
 
第3章 十九世紀イギリスの自転車レース――プロとアマチュア
 オーディナリ型導入期の自転車レース
 BUの設立、プロ定義の揺れ
 レースの種類について
 トラック競技場の改良
 イギリスにおけるレースとスポンサー

第4章 オーディナリ型自転車の形態変化と車種分化――「レーサー」と「ロードスター」
 技術史としての自転車史
 車輪とフレームの変化
 ハンドルバーとサドルの変化
 踏み幅の変化
 「レーサー」と「ロードスター」
 セーフティ型の「レーサー」と「ロードスター」

第5章 自転車旅行と出版物――ロードマップ、自転車旅行記
 自転車旅行の一般化
 自転車用ロードブック
 当時の自転車旅行者への助言
 自転車旅行記
 自転車による世界一周旅行

第6章 三輪車の発展――合理的娯楽と自転車 
 1870年代までの三輪車とその形態
 1880年代以降の三輪車
 オーディナリ型自転車と危険性
 合理的な娯楽、自転車と健康 
 
第7章 自動車の時代へ――赤旗法の廃止とペニントンの三輪自動車
 赤旗法の廃止に向けて
 発明家、E・J・ペニントン
 ペニントンの「世界に対する挑戦」
 ブライトン・ライド
 綱引き対決と目撃証言の食い違い
 ペニントンの凋落
 ペニントンの三輪自動車
 自転車から自動車へ

 図版出典/注//主要参考文献/あとがき/附録

前書きなど

《本書では、自転車が現代のような形になる以前の、前輪が大きな自転車の時代に、すでにレースや自転車旅行が盛んに行なわれ、多くの自転車旅行記やロードブックなどの自転車関連出版物が存在していたという事実を提示していく。そして、1880年代のイギリスで、なぜ自転車が現代のような形へと変化していったのかという疑問に答えたい。前輪の大きなオーディナリ型自転車が、隆盛をきわめた後に、速やかに消え去っていった様子を詳細に把握することによって、はじめて、ローバー型安全自転車の出現と普及を、歴史的な必然として理解することが可能となるであろう。》

版元から一言

初版のみUV加工カバー

著者プロフィール

坂元 正樹  (サカモト マサキ)  (

1974年、福岡県に生まれる。現在は、奈良大学などの非常勤講師。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。専攻は、イギリス近代史。論文に、「John Deeにおける天体からの放射物としての光と形象――想像力の鏡としての人間」(京都大学大学院人間・環境学研究科「アングリア」刊行会、2000年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。