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青年はなぜ死んだのか 嶋田 和子(著) - 萬書房
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青年はなぜ死んだのか カルテから読み解く精神病院患者暴行死事件の真実

発行:萬書房
四六判
272ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-907961-14-5
Cコード
C0047
一般 単行本 医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年2月1日
書店発売日
登録日
2019年1月9日
最終更新日
2019年1月29日
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紹介

「精神医療の現実」第二弾! 青年は亡くなる少し前、母親に「僕の人生、どうしてこうなっちゃったんだろう」と言いながら涙を流したという。青年をあの事件のあった保護室まで運んでいったものの正体はいったい何なのか。多剤大量処方の末「飛び降り自殺」した青年の死の真実にも迫る。

目次

第一章 暴行死
第二章 精神科受診
第三章 さらなる悪化への道
第四章 三度目の入院
第五章 統合失調症とは何だ?
第六章 精神科と自殺

前書きなど

8.3秒に1人が鍵のかかる個室に閉じ込められ、7.9秒に1人が縛り付けられているのだ。そして、精神病院の片隅で、人知れず、不審な死を遂げる人が、一日に60人。
どちらが狂気だろう。
さらにその予備軍として、精神科に通院している人は361万人以上いる。両手いっぱい、こぼれるばかりの薬を口に放り込みながら、ジワジワと人生の歯車を狂わせていった人が、いったいどれくらいいるだろう。
陽さんの物語と、直樹さんの物語。
声なき人たちの無念の思いが、せめて小さな声になり、少しでも形になればと思う。
もし、精神医療に改善の余地があるとしたら、まずこの現実をとことん見つめ直すこと。そこからしか始まらない。きれいごとの話など、いらない。(「どちらが狂気か」より)

版元から一言

積み重ねると三〇センチにもなるカルテを一つ一つ丁寧に読み解くことで見えてきたものは……精神医療の恐るべき無責任さと冷酷さだった。それを許しているのが日本社会に未だ巣食う「差別と偏見」だとしたら、誰もが青年の死と無関係とは言えない。

著者プロフィール

嶋田 和子  (シマダ カズコ)  (

1958年生まれ。早稲田大学卒業。1987年からフリーのライター。2010年6月にブログ「精神医療の真実 フリーライターかこのブログ」を立ち上げて体験談を募る。
主著:『私たちが、生きること』(ありのまま舎編、新潮社)、『大きな森の小さな「物語」――ハンセン病だった人たちとの十八年』(文芸社)、『ルポ 精神医療につながれる子どもたち』『発達障害の薬物療法を考える』(以上、彩流社)、『精神医療の現実――処方薬依存からの再生の物語』『〈向精神薬、とくにベンゾ系のための〉減薬・断薬サポートノート』(以上、萬書房)

上記内容は本書刊行時のものです。