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TALK is LOFT 新宿ロフトプラスワン事件簿 平野 悠(著) - ロフトブックス
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TALK is LOFT 新宿ロフトプラスワン事件簿 (トークイズロフト)

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四六判
312ページ
並製
価格 1,600円+税
ISBN
978-4-907929-22-0   COPY
ISBN 13
9784907929220   COPY
ISBN 10h
4-907929-22-6   COPY
ISBN 10
4907929226   COPY
出版者記号
907929   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2017年8月
書店発売日
登録日
2017年7月27日
最終更新日
2018年8月15日
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紹介

1995年7月、世界初のトークライブハウスとして新宿にオープンした『ロフトプラスワン』。音楽、映画、文学、マンガ、アニメ、お笑い、アイドル、エロ、政治経済、社会問題など、ありとあらゆるテーマのトークイベントを20年以上にわたり開催し、“タブーなき言論空間”としてトークライブの文化を日本に定着させてきたサブカルチャーの総本山だ。
 そんなロフトプラスワンの黎明期に巻き起こったスキャンダラスな事件の数々を、創始者である「ロフト席亭」こと平野 悠が透徹した視点と筆致で自ら語り尽くした一大回想記。
 「新宿サブカル御殿」(中森明夫)、「オタクの聖地」(唐沢俊一)、「乱闘、襲撃酒場」(鈴木邦男)、「闘鶏場」(藤井良樹)、「文化のドブさらい」(リリー・フランキー)などと呼ばれ、そのテーマが面白そうなことなら有名無名にかかわらずどんな人にでも表現の場を提供し続けてきたロフトプラスワンはどんな経緯でオープンに至り、サブカルチャーの発信基地となっていったのか。波乱含みで筋書きのないトークライブの醍醐味とは何なのか。90年代の日本のサブカルチャーを語る上でも資料的価値の高い一冊。

目次

【第1章】トークライブハウスの誕生
誰もやらなかったトークライブハウス / トークライブハウスはここから発想された / ブッキングも、スケジュール告知も、困難を極めた / 「一日店長の義務と権利」という店のルールを決めた / ビール飲んで1000円でおつりが来る世界を目指した~ライブチャージは取らない!~ / 1995年7月、ロフトプラスワン誕生 / ロフトプラスワン開店記念セレモニー ほか

【第2章】もうこの世にはいない懲りない人々の怨念
『ゆきゆきて、神軍』の奥崎謙三、出所記念トークイベント / 根本敬監督作品『神様の愛い奴』の製作を引き受けた / 弧老(Lone Wolf)~最後の大物右翼、元護国団団長・石井一昌 / 若松孝二監督「映画に時効はない。俺が死んでも作品は50年~100年残る」 / 衝撃の若松映画『実録・連合赤軍』試写会 / 重く悲痛な場面と重なり合う我が青春の蹉跌 ほか

【第3章】90年代サブカルチャーとは何だったのか?
「『危ない1号』鬼畜ナイト」村崎百郎 / 天才サブカル編集者・青山正明「シャバはいいけどシャブはいけません」 / 佐川一政~生きていてスイマセン / ライターズデン・藤井良樹、中森明夫……日本ジャナ専と交戦 / ライターズデン公開討論会 / 宮台真司~底の抜けた社会に挑戦 / ブルセラ少女論とは / AV界のカリスマ、バクシーシ山下 / セックス障害者たち ほか

【第4章】新左翼は死んだか?
政治の季節と言われた激動の時代 / ロフトプラスワン討論企画の原点 / 朝まで生討論……全共闘世代 VS 若者世代 / 戦旗派がロフトプラスワンを襲撃! / 塩見孝也と公安導入の大混乱 / 脅迫状に異常反応して警察に通告 ほか

【第5章】右翼は終わってねぇ! 映画『靖国 YASUKUNI』試写会事件
まさに言論凶器! 右も左も超越した論客・鈴木邦男 / 証言=鈴木邦男① 右翼になった理由 / ドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』をめぐる事件 / 右翼総結集の緊急イベントに大勢のマスコミが押し寄せた / 日本中から集まった右翼の重鎮の忌憚なき意見 ほか

【第6章】高須基仁とサッチー、小倉あやまれデモ
毛の商人・高須基仁 / 野村克也監督夫妻を巻き込んでフジテレビと戦争 / 「フジテレビ小倉あやまれ友の会」騒動 / フジテレビロビー占拠~株主総会乱入 / フジテレビ包囲デモ ほか

【第7章】ロフトプラスワンと社会運動
9.11の直後、NYに行ってきた / 国旗と国歌が溢れ返っていたNYの不気味な不安と悲しみ / イラク訪問使節団はロフトプラスワンで結成された~一水会・木村三浩の突然の誘い / 「ブッシュ政権のイラク攻撃に反対する会」結成 / バグダッドで反戦デモ / 原発と大震災 / 素人の乱・松本哉のマヌケ大作戦 / 空前の原発やめろ高円寺デモ ほか

【第8章】トークライブハウスの進出
ロフトプラスワン、歌舞伎町に移転 / ネイキッドロフト誕生~トークライブの実験劇場の開幕 / 阿佐ヶ谷ロフトA誕生 / 証言=平野悠「そしてこれから、どこへ」 / 何も知らない大阪「LOFT GO WEST~ロフトプラスワンウエスト発進」 / そして渋谷へ ほか

【エピローグ】
市民権を獲得したトークライブハウス / そして私の独り言……

【ロフトプラスワン人物列伝】
雨宮処凛 / 大槻ケンヂ / サエキけんぞう / 上祐史浩 / 杉作J太郎&吉田豪 / 鈴木美潮 / 園子温 / だめ連 / 二木啓孝 / 堀江貴文 / 三浦和義 / 宮崎学 / 見沢知廉 / 桃井はるこ / 森達也 / リリー・フランキー ほか

版元から一言

世界初のトークライブハウス「ロフトプラスワン」で巻き起こったスキャンダラスな事件の数々を創始者自ら語り尽くしたサブカル風雲録!

著者プロフィール

平野 悠  (ヒラノ ユウ)  (

 「株式会社ロフトプロジェクト」代表取締役、またの名を「ロフト席亭」。70年代に烏山、西荻窪、荻窪、下北沢、新宿にライブハウス「ロフト」を次々とオープン。その後、海外でのバックパッカー生活、ドミニカ共和国での日本レストランと貿易会社設立を経て90年代初頭に帰国。1995年、世界初のトークライブハウス「ロフトプラスワン」をオープンし、トークライブの文化を日本に定着させる。
 著作に「旅人の唄を聞いてくれ!~ライブハウス親父の世界84ヵ国放浪記~」(1999年、ロフトブックス刊)、「ニッポン放浪宿ガイド200~人生を変える旅、運命を変える宿~」(2005年、山と渓谷社刊)、「ライブハウス『ロフト』青春記」(2012年、講談社刊)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。