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わたしは読書ボランティア
子どもたちに読む力と楽しい学校図書館を
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2020年11月16日
- 登録日
- 2020年10月30日
- 最終更新日
- 2021年1月22日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2021-01-15 |
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紹介
本が育むのは「生きる力」―― 子どもたちが心身ともに 大人になるための準備を始める大切な時期に、 本の世界に空想の羽根を広げ、 生きていくための心の栄養をたっぷり吸収してほしい。 わが子への読み聞かせから出発し、 幼児や小学生への読み聞かせを 続けてきた著者が、自らの読書体験と、 6年にわたる小学校での 読書支援活動の軌跡を綴る。
目次
●季節とともに
孫の歓声で庭が目覚めた/大濠を歩いて/「鉄」の不思議 畠山重篤『鉄は魔法つかい』を読んで
●忘れえぬひとびと
忘れえぬ先生/吉村真一記者を偲んで/高野悦子さんの訃報/
公的な不幸と私的な不幸/アニメ映画『銀河鉄道の夜』を観て
●読めば心がおどりだす
朗唱したい詩や歌/「銀河鉄道の夜」―「宮沢賢治童話講座」を終えて/
「セロ弾きのゴーシュ」と私/『怪談』―小泉八雲の講座を終えて/『怪談』 その二
●赤ちゃんに絵本との出会いを
赤ちゃんと絵本でふれあいを/わらべうたの力にびっくり/
子育てのなかにわらべうたを/ファンタジーが育むもの
●子どもたちと図書館
わが子から始めた読み聞かせ/地域の図書館がいつしか不可欠のインフラに/学校図書館の〝失われた五十年〟
●本で育む「生きる力」
学校図書館の充実は大人の責務 朝暘第一小学校を訪ねて/〝朝練〟やめ読書の野球部はなぜ強くなったのか/
学校図書館向け予算を流用せず、きちんと司書を配置してほしい/子どもの心を本で育てて/
読まない? 読めない?/「開かずの図書館」解消のために 小中学校一校に一人の司書の配置を/
『読む力が未来をひらく 小学生への読書支援』を読んで
●小学生への読書支援
1 高学年からどんどん下がる読書数
2 幼年童話について
・・・『エーミルはいたずらっ子』
3 絵本から物語への移行期に
・・・『パンのかけらとちいさなあくま』/『チムとゆうかんなせんちょうさん』/
『時計つくりのジョニー』
4 昔話について
5 感情移入できる昔話―昔話から物語への橋渡し
・・・「犬になった王子」/「白いひつじ」
6 創作物語
・・・『ちびっこカムのぼうけん』/『小さな山神スズナ姫』/
『ふたりのロッテ』/『ふたごの兄弟の物語』/『王への手紙』
7 物語入門
・・・『狼森と笊森、盗森』/『セロ弾きのゴーシュ』/『なめとこ山の熊』
8 感情移入で育つ自己認識力
・・・『おもしろ荘の子どもたち』/『鬼の橋』
●こんな本を読んだり、紹介したりしました。
まとめ 定番ブックリスト(絵本、物語、昔話集)
前書きなど
「小学生への読書支援のあり方がとても大切であること、そして小学生のときに読書の習慣がついていることが、中学生、高校生時代の読書を進めていく力になるのだろうということに気がつきました。小学生時代は心も身体も成長著しい時期です。その成長の助けになるような本を読み聞かせたり、紹介したりすることが大切なのではないかと思うようになりました。…これは、二〇一四(平成二十六)年度に一年生だった児童が二年、三年と進み、六年生になって卒業するまでに読み聞かせたり、紹介したりしたものの記録です」 (本書より)
上記内容は本書刊行時のものです。