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ユージーン・スタジオ 新しい海
- 初版年月日
- 2022年1月30日
- 書店発売日
- 2022年1月24日
- 登録日
- 2021年12月29日
- 最終更新日
- 2021年12月29日
紹介
平成生まれの作家としては東京都現代美術館で初の個展を開催する、気鋭の現代アーティスト・寒川裕人によるユージーン・スタジオ。本書は平面作品から大型インスタレーション、映像作品、彫刻作品など、その多岐にわたる活動を明らかにする大規模個展の公式展覧会図録となります。代表作〈ホワイトペインティング〉シリーズ(2017年-)や《善悪の荒野》(2017年)から、大型の新作インスタレーション《海庭》などの最新作に至るまで、活動に通底する視点や発想、哲学を紐解きます。
寒川は個人的な関心から美術史、過去の事象や文明などの主題を並列に昇華させ、単なる二次元的なヴィジョンではなく、社会の環境や循環の中で生きる私たちの存在を立ち上がらせます。現実を見据えて未来へと漕ぎ出すための叡智を喚起させるこれらの作品群を振り返り、アーティストの言葉とともに紡ぐ、充実のアーティストブックでは、生物学者の福岡伸一氏との対談や『オクトーバー』誌や『フリーズ』誌に寄稿するアメリカの批評家 デイヴィッド・ギアーズ氏の論考などを通して、ジャンルを超えた多面的な作品世界の深みをさらに掘り下げます。
目次
ごあいさつ
アーティストステートメント
ユージーン・スタジオ-寒川裕人 まなざしのゆくえ
丹羽晴美 東京都現代美術館 学芸員
海庭
ホワイトペインティング
モノクロームのなかの情念
デイヴィッド・ギアーズ
レインボーペインティング
想像 #1 man
ピュシスのしっぽをつかまえる
対談 福岡伸一× 寒川裕人
私は存在するだけで光と影がある
私にはすべては光り輝いて映る
Our dreams|夢
ゴールドレイン
小さな共通項(36人で同時に見上げた空)
この世界のすべて
あるスポーツ史家の部屋と夢 #連弾
善悪の荒野
物語の整地
作品リスト
謝辞
上記内容は本書刊行時のものです。