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日常と不在を見つめて 佐藤 真(著/文) - 里山社
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日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学

発行:里山社
四六判
368ページ
定価 3,500円+税
ISBN
978-4-907497-03-3
Cコード
C0074
一般 単行本 演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2016年2月11日
最終更新日
2019年4月25日
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書評掲載情報

2016-05-06 週刊読書人
評者: 特集上映「佐藤真の不在を見つめて」トーク&シンポ抄録
2016-05-01 東京新聞/中日新聞
評者: 小野民樹(大東文化大学教授)
2016-04-17 日本経済新聞

目次

00年代、震災前。〔見えない世界〕を映そうとした映画作家の格闘の記録。

「その闇は、どこか遠くではなく、私の・この・日常の・ただ中に あることだけは、たしかなことである」
ー佐藤真(本書より)

『阿賀に生きる』『まひるのほし』『SELF AND OHTHERS』『花子』『エドワード・サイード OUT OF PLACE』などの映画作品や著作の多くで、《日常》と《不在》 にこだわり、90~00年代に潜む闇をじっくりとあぶり出したドキュメンタリー映像作家、佐藤真。公害問題と日常、障害とは、アートとは何か、グローバリゼーションに抗うこと、そして映像のもつ根源的な力とはー。不穏な時代のうねりを前に、佐藤は「世の中を批判的に見る目を持て」と映像と文章で私たちの眠った感覚を刺激しました。佐藤が世を去って9年。映像作家であり、90年代後半の類稀な思想家とも言うべきその哲学を掘り下げ、今を「批判的に」見つめ、未来への足場を探ります。

【寄稿・インタビュー】(50音順)
赤坂憲雄、阿部マーク・ノーネス、飯沢耕太郎、石田優子、大倉宏、奥谷洋一郎、香取直孝、小林三四郎、小林茂、笹岡啓子、 佐藤丹路、佐藤澪、佐藤萌、椹木野衣、諏訪敦彦、想田和弘、 萩野亮、秦岳志、旗野秀人、林海象、原一男、平田オリザ、松江哲明、 港千尋、村川拓也、森達也、森まゆみ、八角聡仁、山上徹二郎、 山本草介、ジャン・ユンカーマン、四方田犬彦

【目次】
第1章 阿賀と日常
第2章 生活を撮る
第3章 芸術
第4章 写真と東京
第5章 不在とサイード
第6章 ドキュメンタリー考
第7章 佐藤真の不在

⚫︎グラビア  佐藤真1990’sトウキョウ・スケッチ ※佐藤真の東京スナップがミニ写真集として蘇る! 構成・解説:飯沢耕太郎
⚫︎佐藤真と盟友・小林茂の往復書簡  ※佐藤真の手紙を初収録
⚫︎ドキュメンタリーをめぐる思考を制作の流れに沿ってまとめた手書きの映画美学校授業配布プリント(カバーに使用)
他

著者プロフィール

佐藤 真  (サトウ マコト)  (著/文

1957年青森県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。大学在学中より水俣病被害者の支援活動に関わる。1981年『無辜なる海』(香取直孝監督)に助監督として参加。1989年から新潟県阿賀野川流域の民家に住みこみながら撮影を始め、1992年『阿賀に生きる』を完成。ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭銀賞など、国内外で高い評価を受ける。以降『まひるのほし』(98)『SELF AND OTHERS』(01)『花子』(01)『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(05)など映画監督として数々の作品を発表。他に映画やテレビ作品の編集・構成の他、映画論の執筆など多方面に活躍。著書に『日常という名の鏡ードキュメンタリー映画の界隈』『ドキュメンタリー映画の地平ー世界を批判的に受けとめるために』『映画のはじまるところ』『まどろみのロンドンー映画作家の妄想スケッチ』(以上凱風社)『ドキュメンタリーの修辞学』(みすず書房)。京都造形芸術大学教授、映画美学校主任講師として後進の指導にも尽力。2007年9月4日逝去。享年49。

上記内容は本書刊行時のものです。