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柿沼康二 書の道 “ぱーっ”
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年1月2日
- 書店発売日
- 2020年8月5日
- 登録日
- 2020年7月28日
- 最終更新日
- 2020年8月19日
紹介
金沢21世紀美術館「柿沼康二 書の道 “ぱーっ”」(2013年11月23日―2014年3月2日)のカタログ。
[展覧会情報]
柿沼康二 書の道 “ぱーっ”
金沢21世紀美術館
2013年11月23日―2014年3月2日
柿沼康二は、1970年生まれ。現在東京を拠点に活躍する書家です。5歳から筆を持ち、父である柿沼翠流、手島右卿、上松一條に師事しました。「書はアートたるか、己はアーティストたるか」との命題を立て、既存の書に収まらない新たな書の地平に挑み続けてきました。
柿沼康二の作品の特徴は、書の古典に立脚した今日的な表現にあります。書の原理を問いつつ今日の美術として書を捉えていこうとしています。「吸って吐いて、自由な書!」とは、柿沼康二の目指す書の在り方です。表現スタイルには、いくつか代表的なものがあります。古人や能筆家との対話の場である臨書。臨書から形式発展させ、他者の言葉を柿沼流に作品化する「エンカウンター(出会うこと)」。書の原理である墨を使って絵画的に展開する超大型の作品群。あるいは、大型の作品での例が多い制作プロセスを観客と共有するパフォーマンス。ひとつの言葉にこだわり、それを執拗に繰り返す「トランスワーク」。書を時間的、空間的に発展させて、巨大なスケールで展開したインスタレーション。
このように、柿沼康二の書は、書、現代アート、サブカルチャーと関連して展開した今日的な表現です。それは、明日へと向かう希望の書であり、自由で、未来に向かって開かれた、可能性としての書です。本展では、代表作約700点で柿沼康二の書の世界を紹介します。 (同展プレスリリースより転載)
目次
Text by Karl Hyde
インスタレーション・ヴュー
秋元雄史「書家・柿沼康二の開放系――まだ見ぬ書にむけて」
柿沼康二×秋元雄史「吸って吐いて、自由な書!」
柿沼康二×名児耶明×秋元雄史「美術館館長、書道史研究家、書家/アーティストが『書』について話す」
図版
書道歴
パフォーマンス歴
上記内容は本書刊行時のものです。