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在庫あり
取引情報
取引取次:
八木
直接取引:
あり
文学の東京 記憶と幻影の迷宮
4-6
290ページ
定価
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年8月25日
- 書店発売日
- 2022年9月20日
- 登録日
- 2022年8月30日
- 最終更新日
- 2023年1月23日
紹介
近代の首都東京は、欧米に倣った都市化や大地震・空襲によって、破壊と再生を繰り返してきた。漱石・鷗外から春樹・又吉まで、東京に想いを込めた作品を通して、記憶と幻影が創造した迷宮都市東京を彷徨う。
目次
はじめに
第一部 文学の東京空間
1、芥川龍之介「開化の良人」に描かれた両国――大川の赤い月
2、森鷗外「雁」の無縁坂
3、〈鹿鳴館〉というドラマ――泉鏡花・芥川龍之介・三島由紀夫
4、小石川植物園の生と死――「外科室」「団栗」「植物園の鰐」
5、永井荷風「夢の女」の新橋停車場
6、夏目漱石と三越
7、佐藤春夫「美しき町」の築地居留地・日本橋中洲
8、水野仙子「神楽坂の半襟」に描かれた神楽坂
9、〈神田学生街〉の男女――芥川龍之介「葱」の方法
10、〈浅草十二階)という迷宮――犀星「幻影の都市」・乱歩「押絵と旅する男」
11、芥川龍之介「歯車」の銀座
12、川端康成「虹」の浅草
13、「濹東綺譚」の東京――麻布・浅草・玉の井・銀座
14、東京駅と山手線――志賀直哉「灰色の月」
15、境界としての井の頭公園――太宰治「花火」「ヴィヨンの妻」と又吉直樹「火花」
16、村上春樹の東京――芥川文学の出口を探して
第二部 近代の文学空間
1、 伊香保温泉の男女――「不如帰」と「浮雲」
2、 車中と停車場の風景――芥川文学における近代的空間
3、 梶井基次郎「檸檬」の丸善
4、 谷崎潤一郎「細雪」の平安神宮
5、堀辰雄「美しい村」の軽井沢
6、文学における「庭」――芥川龍之介・太宰治・柴崎友香
おわりに
初出一覧
上記内容は本書刊行時のものです。