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TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング 谷口 恵子(著) - プチ・レトル
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TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング (トイックリスニングマンテンコーチガオシエル サンカゲツデエイゴミミヲツクルシャドーイング)

語学・辞事典
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A5判
246ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-907278-59-5   COPY
ISBN 13
9784907278595   COPY
ISBN 10h
4-907278-59-4   COPY
ISBN 10
4907278594   COPY
出版者記号
907278   COPY
Cコード
C0082  
0:一般 0:単行本 82:英米語
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2017年2月
書店発売日
登録日
2016年12月20日
最終更新日
2022年4月20日
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重版情報

4刷 出来予定日: 2021-02-01
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紹介

英語はこうすれば聞き取れるようになる!

「リスニング力を上げたいけど、何をしたらいいのかわからない」「毎日英語をたくさん聞いているのに、聞き取れるようにならない」「知っている単語なのに聞き取れないことが多い」など、英語のリスニングに関する悩みは尽きません。本書は「何をすればリスニング力が上がるのか」という疑問に答えて、最も効果的な英語リスニングトレーニング法を紹介する本です。このトレーニング法を知って実践していけば、もう「どうすれば聞き取れるようになるのか」という疑問が浮かぶことはなくなります。

リスニング力を上げるには、ひたすら英語を聞き流すだけでなく、聞き取れない原因に応じた対処法が必要です。同時通訳者の基礎訓練法として長年使われてきた「シャドーイング」は、流れる音声のすぐ後をぴったりとくっついて声に出して真似をする、効果的なリスニングトレーニング。ただ、一般の英語学習者がいきなりシャドーイングに取り組んでも、難しすぎて挫折しやすく、また、シャドーイングだけを続けても、実はリスニング力アップの効果はそれほど大きくありません。

本書では、英語学習コーチの谷口恵子(タニケイ)が、忙しい会社員時代に1日30分×3ヶ月、このシャドーイングを中心とした独自の方法でトレーニングを続け、TOEICリスニング満点を達成したその7ステップを「タニケイ式シャドーイング」として紹介します。タニケイ式シャドーイングは、どんなレベルの人でも無理なく続けられ、効果が出るトレーニングです。どんな勉強をすれば英語力が上がるのかわからず迷っている方、今まで自己流で勉強してきて効果が出なかった方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

タニケイ式シャドーイングの特徴は以下の通りです。

①リスニング力だけでなく英語力全体が伸びる!
②毎日効果を実感できるので続けやすい!
③英語のレベルや目的を問わず、誰でも取り組めて成果を出せる!

3ヶ月分の教材と音声ダウンロード付きなので、本書を使ってすぐにシャドーイングを始めることができます。また後半では、さらに視野を広げて、3ヶ月のレベル別TOEIC対策法、絶対に知っておきたい発音のコツ、単語の効果的な覚え方、実際のコミュニケーションを通じた具体的な英語学習法なども紹介しており、英語学習に役立つ情報が満載です!

ぜひ本書を活用して、「本当に効果の出る英語学習」を始めてください。

目次

第1章 なぜシャドーイングでこんなにも英語が上達するのか
第2章 確実にリスニング力を上げるタニケイ式シャドーイング
第3章 シャドーイングの効果倍増 おすすめ教材と使えるツール
第4章 3ヶ月のタニケイ式シャドーイングを実践してみよう【練習教材12回分】
第5章 英語を聞き取るために絶対知っておきたい3つのコツ
第6章 短期集中&効果的な方法で単語を覚えよう
第7章 3ヶ月でTOEIC100点アップするレベル別対策法
第8章 英語力をどんどん上げる8つのコミュニケーション実践

コラム1 英語学習で効果が出やすい人の共通点
コラム3 私自身のシャドーイング体験談
コラム2 大人のためのやり直し英文法

前書きなど

「リスニング力を上げたいけど、何をしたらいいのかわからない」
「毎日英語を聞いているけど、聞き取れるようにならない」
「英会話スクールの先生の英語は聞き取れるようになってきたけど、他の人の英語はまだ聞き取れない」
 あなたにも心当たりのある言葉ではないでしょうか。英語のリスニング教材がこんなにも世の中に出回り、いたるところに英会話スクールがあるにもかかわらず、リスニング力が上がらずに悩む英語学習者が後を絶ちません。なぜ私たち日本人は、こんなにも英語のリスニングに苦労しているのでしょう。


●英語に触れる時間が圧倒的に足りない

 日本では、多くの人が中学・高校の6年間、必修科目として英語の授業を受けます。それに加えて、日々の宿題や自習、受験勉強、さらには英会話スクールに通うなどの努力をしてきた人も多いと思います。こんなに長い時間英語を学習してきたのに、どうしてできるようにならないんだろう、と嘆きたくなりますよね。
 
 しかし、私たちは、本当に十分な時間を英語学習に費やしてきたのでしょうか。実際に使えるレベルの英語を習得するためには、約3,000時間の学習が必要だと言われています。中学・高校の6年間で受ける英語の授業は、トータルで1,000時間にも届きません。自習や受験勉強、大学の授業などで500時間をプラスしたとしても、残り1,500時間が必要です。

 さらに、中学・高校での英語の授業のなかで、一体どれだけ本物の英語に触れていたでしょうか。日本の学校で使用している英語の教科書や参考書はふつう日本語で書かれていますし、授業中も先生は日本語で解説をしていましたよね。教科書の音声を聞いたり、リスニングの問題を解いたりする時間もありましたが、全体のうちのわずかな時間です。つまり私たち日本人は、実際に英語に触れてきた時間が圧倒的に短いのです。
 当然ですが、英語に触れずして英語を聞き取れるようにはなりません。英語の使い方のルールを勉強したからといって、すぐに使いこなせるようにはならないのです。ですから、使える英語を身に付けるためには「何時間英語学習をしたか」だけでなく、「どれだけ実際の英語に触れたのか」という観点を持つことが必要です。


●効率的な英語学習をしていない

 では、単純に英語学習にもっとたくさんの時間を費やし、積極的に英語に触れる努力をすれば、英語力は劇的に伸びるのでしょうか。もちろん、費やす時間と努力が増えれば、英語力は上がっていくでしょう。でも、現実的に考えて、今あなたは一日あたりどれくらい英語学習に時間を使うことができますか? 仕事や学校で忙しい生活をしているなかで、毎日何時間も英語学習をするのは難しいのではないでしょうか。できれば、効率的な方法を使って英語を習得したいところですよね。
 でも実際には、多くの人が効率的とは言いがたい英語学習をしています。リスニング力を伸ばしたい人が、英語をただ聞き流していたり、リスニングの問題集をひたすら解いていたりするのが典型的な例です。
 単なる聞き流しをするだけでは、どこが聞き取れていないのか、次に同じ音を聞き取れるようになるためにどうすればいいのかがわかりません。これでは、耳が英語の音に慣れるという効果は多少あったとしても、本質的なリスニング力アップには効果がありません。

 また、リスニングの問題をたくさん解いている人は、おそらく「リスニング問題を解く→解答解説を読む→間違えた問題をもう一度聞いて確認する→次の問題に移る」という流れで学習していると思います。しかし、これは実はリスニングの効果的なトレーニングになっていません。
 たとえば、解答解説を読んでいる間、あなたは日本語に触れています。その時間はリスニングの練習をしているわけではありません。また、もしかすると知らない単語があって聞き取れなかったかもしれませんが、1回解説を読む程度では、新しい単語を発音まで含めて完全に身に付けることは、なかなかできません。さらに、間違えた問題をもう一度聞き直す程度では、リスニング力のアップにはほとんど効果はありません。おそらく、次に同じ英文を聞いたときにも、また聞き取れないということが起こるでしょう。
 では、どのような学習をすれば、リスニング力を効果的に上げていくことができるのでしょうか。


●タニケイ式シャドーイングでリスニング力は上がる

 英語のリスニング力をアップさせるのに、最も効果的な方法は「シャドーイング」です。シャドーイングは30年以上前から同時通訳者の基礎訓練に使われてきた方法ですが、数年前から一般の英語学習者にも広まってきました。その名の通り、Shadow(影)のように、流れる音声のすぐ後をぴったりとくっついて、そっくりそのまま真似をして声に出しながら追いかけていくという方法です。 
 通訳者というプロの方々によって効果が実証されている方法でありながら、一般の英語学習者のなかには、効果が出るどころか、「シャドーイングは難しくて続けられない」という印象を持っている人も多いようです。それもそのはず、通訳者を目指すような人は、文法や語彙、リスニング力、発音力において、既に高いレベルにあるわけで、そういった人たちのためのトレーニングに一般の英語学習者が同じやり方で挑戦すれば、難しく感じるのは当然です。

 私が初めてシャドーイングに出会ったのは2009年。当時勤めていた会社の英語研修で、初めてシャドーイングに挑戦しました。宿題として練習してきたシャドーイングを授業中にペアでチェックしたり、ときには他のメンバー全員の前でシャドーイングを披露することもありました。恥をかきたくない一心で必死に取り組んでいましたが、毎日何時間も練習しなければシャドーイングができるようにならず、最初はかなりつらい思いをしました。
 始めて2日目くらいで早くも「これは続きそうにないな」という思いを持ったのですが、必死の思いでシャドーイングを続けて1週間が経った頃、「最初は聞き取れなかった部分がクリアに聞き取れるようになる」というシャドーイングの効果を感じ始めました。そして、「これは続けられれば本当にリスニング力が上がっていきそうだ」という期待を持ち始めたのです。
 そこで、このシャドーイングを続けやすくするために、いきなりシャドーイングをするのではなく、いろいろな準備をしてからシャドーイングを始めるようにしたらどうか、と試行錯誤しました。
 そのようにして完成したのが、本書で紹介する7ステップの「タニケイ式シャドーイング」です。そして、これを3ヶ月間続けた結果、TOEICのリスニングが満点になるという劇的な効果が出たのです。
 タニケイ式シャドーイングの3つの特徴は、リスニング力アップの効果を最大限に引き出すトレーニングであること、効果を実感しやすく続けやすいこと、どんな人にもおすすめのトレーニングであること、です。それぞれ詳しく紹介します。

(1) 最も効果的なリスニングトレーニングである

 タニケイ式シャドーイングは、7つのステップを踏むことで楽にシャドーイングをできるようにしていきます。シャドーイングの前までの各ステップは、シャドーイングのための準備というだけでなく、それぞれに大事な目的と意味があります。
 7つのステップを通して、耳で音を聞き、内容をイメージし、目でスペルを見て、意味を確認し、口で実際に発音して、実際の英語の発音に近づけていく、ということをします。さまざまな感覚を使ったトレーニングをしていくことで、この7ステップ全体が、リスニング力アップ、そして英語力アップの効果を最大限に引き出していくのです。シャドーイングを単体でやるよりもずっと大きな効果を得ることができるのがタニケイ式シャドーイングです。

(2) 効果を実感しやすく続けやすい

 なかなか英語学習が続かないという方は、何か良さそうな学習法を見つけて始めても、成果が出るまでに時間がかかりすぎて、途中で嫌になってしまうのではないでしょうか。また、これまでにシャドーイングに挑戦したことがあるけれども挫折してしまったという方は、シャドーイングが難し過ぎるために、効果を実感する前に、つらくなってやめてしまったのではないかと思います。
 タニケイ式シャドーイングでは7つのステップを踏んで段階的にトレーニングをし、さらに苦手な箇所を集中的に練習する「ポイント練習」をすることで、小さな効果をたくさん実感できるようにしています。
 「最初は聞き取れなかった部分が聞こえるようになった」「最初はついていけなかったところがスムーズに言えるようになった」など、毎日少しずつ効果を感じられるので、どんどん自信がつきますし、トレーニング自体にやりがいを感じられて、楽しくなっていきます。どれほど効果があると言われても、単調なトレーニングを効果も感じずに続けるのは難しいものです。そして、ある程度続けなければどんなトレーニングも大きな成果にはつながりません。毎日小さな効果を実感しやすいタニケイ式シャドーイングは、続けやすく、大きな成果にもつながるトレーニングなのです。

(3) どんな人にもおすすめのトレーニングである

 タニケイ式シャドーイングは、英語を聞き取れるようになりたいと思っている全ての人におすすめのトレーニングです。英語を学んでいる人は、それぞれ英語力のレベルも違えば目的も違いますが、タニケイ式シャドーイングは、基本的なトレーニング法の組み合わせですので、レベルや目的に関係なく誰でも実践することができます。
 また、自分にとって「難し過ぎず、やさし過ぎないレベル」の教材を使うことで、どんなレベルの人でも始めやすいトレーニングです。教材をどのような目安で選ぶのか、難しい場合にはどう調整するのかも本書の中で紹介します。
 このタニケイ式シャドーイングを続けていくと、リスニング力は必ず上がっていきますが、レベルが上がったら、またその時点の自分のレベルに合わせて、少し難しい教材を選び、このトレーニングを活用することができます。さらに、自分の目的に合った内容の教材を選ぶことで、その目的に最短で近づけるようなトレーニングをすることができます。
 つまり、タニケイ式シャドーイングは、リスニングのレベルが上がったり目的が変わったりしても、一生役立つトレーニングなのです。
 
 以上3つの特徴のあるタニケイ式シャドーイングですが、本書では、1日30分×3ヶ月を目安にこのトレーニングを続けることをすすめています。この3ヶ月という期間は、自分がリスニング力アップの効果を実感できるだけでなく、TOEICなどのテストの結果にもリスニング力アップの効果が反映されるのに十分な時間です。
 タニケイ式シャドーイングは、何をすればいいかが明確に決まっているシンプルなトレーニングですので、本書を読んで、すぐに始めることができます。1日30分、どこでどんな時間を使って取り組むかを決めておくと、さらに習慣化しやすく続けやすいトレーニングになります。「今日はどんなリスニング練習をやろうか」と悩む必要がないので、忙しいなかでも効率的に時間を使って、英語力アップにつなげていくことができます。
 英語のトレーニングは勉強ではありません。筋トレと同じようなものです。大人になってからでも、トレーニング次第で耳も口も変わります。でも、トレーニングをしないと体は変わりません。体の機能を向上させていくトレーニングなので、最初はちょっと負荷を感じるかもしれませんが、そのつらさは、あなたの体が変わっていこうとしている証拠です。そして、このタニケイ式シャドーイングは、本書に書いてある通りの手順で続けることで、毎日のように小さな効果が実感でき、楽しくなっていきます。
 3ヶ月後の進化した自分に出会えるかどうかは、本書を読んでトレーニングを始めるという、あなたの決断と行動にかかっています。ぜひ、タニケイ式シャドーイングを活用して、「英語が聞き取れる自分」になりましょう。

ワクワク英語学習コーチ
谷口恵子(タニケイ)

著者プロフィール

谷口 恵子  (タニグチ ケイコ)  (

ワクワク英語学習コーチ
TOEIC・TOEFLリスニング満点
2002年東京大学法学部卒業。
日本オラクルにてサポートエンジニア、IR(投資家対応)を担当。2008年からソニーにて調達部門の危機管理や取引先企業の経営分析を担当。2013年より英語学習コーチとして活動を始め、個人向け講座、オンラインセミナー、企業研修等で、「楽しみながら続けられて本当に効果が出る英語学習」を広めている。

上記内容は本書刊行時のものです。