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I LOVE TRAIN
アジア・レイル・ライフ
縦207mm
横232mm
厚さ13mm
88ページ
上製
定価
2,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年3月
- 書店発売日
- 2013年3月8日
- 登録日
- 2013年2月20日
- 最終更新日
- 2025年2月13日
書評掲載情報
2013-03-17 | 日本経済新聞 |
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紹介
1994年から20年かけてアジア11カ国の鉄道のある風景を撮りためた鉄道写真家による「アジ鉄」写真集の決定版。35ミリのポジフィルムで撮影されたアジアの人と景色が、初めて見るのに懐かしくも感じます。
【収録作品の撮影国・地域】インド、バングラデシュ、ミャンマー(ビルマ)、タイ、マレーシア、インドネシア、カンボジア、ベトナム、中国、韓国、台湾
前書きなど
大雪の朝、住民の通り道になっている公園が一面の雪原となった。
お昼頃、公園を通りかかると、雪原に一本の道が出来ていた。
その「雪の一本道」へ、中学生くらいの少年が入っていった。
すると、その向こう側からは一人の女性がやってきた。
二人が公園の真ん中で出会う直前、少年は雪原に踏み出して女性に道を譲った。
女性は深々と頭を下げて、少年の横を通り過ぎた。
雪という障害物が、他人への思いやりを授けたのだろうか…。
アジアの鉄道は「雪の一本道」のようだった。
日本や欧州の快適で便利な鉄道と比較すると、整備が遅れ、時に不便で不快な思いを受けることもある。
しかし、その「遅れ」や「不便」といった障害物が、人々の交流を生み出している場面に何度も出くわした。
そして鉄道は社会の鏡のようでもあった。
やがて雪は溶けるだろう。
でも、雪の一本道を忘れずに歩みたい。
米屋こうじ
上記内容は本書刊行時のものです。