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新写真論
スマホと顔
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2020年3月24日
- 登録日
- 2020年2月25日
- 最終更新日
- 2021年3月12日
書評掲載情報
2021-02-10 |
共同配信
評者: 竹内万里子 |
2020-05-16 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: タカザワケンジ(写真評論家) |
2020-05-16 | 朝日新聞 朝刊 |
2020-05-09 | 日本経済新聞 朝刊 |
2020-05-02 | 毎日新聞 朝刊 |
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重版情報
3刷 | 出来予定日: 2021-03-20 |
2刷 | 出来予定日: 2020-08-10 |
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増版とともに帯も刷新。飯沢耕太郎さん推薦です。 |
紹介
もしかしたら写真は人間を必要としなくなるのではないか
写真は激変のまっただ中にある。
「写真」という用語をあらためなければいけないとすら思っている。
これはスマートフォンとSNSによってもたらされた。
その象徴が自撮りだ。--「はじめに」より
スマートフォンは写真を変えた。
だれもがカメラを持ち歩き、写真家は要らなくなった。
すべての写真がクラウドにアップされ、写真屋も要らなくなった。
写真の増殖にひとの手は要らなくなり、ひとは顔ばかりをシェアするようになった。
自撮りからドローン、ウェアラブルから顔認証、
ラスベガスのテロから香港のデモまで、
写真を変えるあらゆる話題を横断し、工場写真の第一人者がたどり着いた
圧倒的にスリリングな人間=顔=写真論!
カメラという近代のもたらしたブラックボックスについての初の省察。
謎は解けたのか?!
藤森照信(建築家)
すべてがスマホに撮られる時代、
それは顔と指(プライヴェート)がリスクになる世界だった。
我々が薄々感じていたことをコトバにした、
まさに「現在」(いま)の写真論。
恩田陸(作家)
目次
はじめに 写真を通じて「なぜそうするのか」を考える
スマホと顔
01 スクリーンショットとパノラマ写真
02 自撮りの写真論
03 幽霊化するカメラ
04 写真はなぜ小さいのか
05 証明/写真
06 自撮りを遺影に
07 妖精の写真と影
スクリーンショットと撮影者
08 航空写真と風景
09 あらゆる写真は自撮りだった
10 写真の現実味について
11 カメラを見ながら写真を撮る
12 撮影行為を溶かすSNS
13 御真影はスキャンだった
写真は誰のものか
14 家族写真のゆくえ
15 「見る」から「処理」へ
16 写真を変えた猫
17 ドローン兵器とSNS
18 Googleがあなたの思い出を決める
19 写真から「隔たり」がなくなり、人はネットワーク機器になる
20 写真は誰のものか
ファサード
21 2017年10月1日、ラスベガスにて
22 香港スキャニング
23 香港のデモ・顔の欲望とリスク
おわりに
初出一覧
上記内容は本書刊行時のものです。