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ミサイル攻撃基地と化す琉球列島 小西 誠(著) - 社会批評社
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ミサイル攻撃基地と化す琉球列島 (ミサイルコウゲキキチトカスリュウキュウレットウ) 日米共同作戦下の南西シフト (ニチベイキョウドウサクセンカノナンセイシフト)

社会一般
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発行:社会批評社
四六判
271ページ
並製
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-907127-28-2   COPY
ISBN 13
9784907127282   COPY
ISBN 10h
4-907127-28-6   COPY
ISBN 10
4907127286   COPY
出版者記号
907127   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年12月8日
書店発売日
登録日
2021年11月10日
最終更新日
2021年12月6日
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紹介

米軍のアジア太平洋戦略の徹底解剖――今、米海兵隊・陸軍による琉球列島への地対艦・空ミサイル、そして中距離ミサイルの配備が始動! 宮古島・石垣島・沖縄本島・奄美大島への自衛隊の地対艦・地対空ミサイル部隊の配備を始め、日米軍によるミサイル攻撃基地と化す琉球列島での、すさまじい日米共同作戦態勢を徹底分析する。

目次

序 章 煽られる「台湾有事」 9  
     ミサイル軍拡競争が始まった琉球列島 9 
     進行する琉球列島のミサイル基地化 11
     南西シフトの機動展開基地となる奄美大島・馬毛島 14
     沖縄本島の増強とミサイル要塞と化す琉球列島 15
     対中国の日米共同作戦 18
    「台湾有事」論の実態 21

第1章 アメリカの「島嶼戦争」論 25
     クレピネビッチの「群島防衛」論 25
    「台湾問題」を全面化したクレピネビッチ論文 30
     トシ・ヨシハラらの「島嶼戦争」論 35
     対ソ抑止戦略下の「三海峡防衛」と第1列島線防衛 38
     海峡防衛論=島嶼防衛論の虚構 42
    「台湾有事」論による中国南海艦隊の封じ込め 43
     海峡防衛をめぐる(対)着上陸作戦 45
     チョークポイント・宮古海峡の要塞化 47

第2章 エアーシーバトルから海洋プレッシャー戦略へ 51
     エアーシーバトルの限界 51
     中国本土攻撃を想定するエアーシーバトル 54
     オフショア・コントロールと「海洋拒否戦略」 58
     「制限海洋」作戦による「海洋限定戦争」論 63
     海洋プレッシャー戦略とは 66
     「インサイド・アウト防衛」部隊の運用構想 70
     海洋プレッシャー戦略が想定する戦場 75
     第1列島線構成国によるA2/ADの完結 77

第3章 米海兵隊・陸軍の第1列島線へのミサイル配備 81
     海兵隊作戦コンセプト(2016年) 81
    「紛争環境における沿海域作戦」(LOCE)構想の策定 85
    「フォース・デザイン2030」による米海兵隊の大再編 89
     海兵沿岸連隊へのトマホーク配備 93
     米陸軍ミサイル部隊の第1列島線配備 98

第4章 自衛隊の南西シフトの始動と態勢 105
     南西シフトの始動 105
     陸自『野外令』の大改訂 114
     「日米の『動的防衛協力』」による南西シフト 117
     「日米の『動的防衛協力』」による琉球列島の部隊配備 123
     宮古島などのミサイル配備はいつ決定されたのか? 125
     自衛隊の南西シフトの運用 127
     南西シフト態勢下の統合機動防衛力 131
     10万人を動員した機動展開演習「陸演」 132
     陸上総隊の創設―軍令の独立化 134
     2018年防衛大綱・中期防の策定 135
     多次元横断的(クロス・ドメイン)防衛力構想 137
     南西シフト下の空自の大増強 141
     南西シフト下の海自の大増強 143

第5章 琉球列島のミサイル戦場化 149
     地対艦・地対空ミサイルの運用 149
     対艦ミサイルを守る対空ミサイル 152
     ミサイル部隊の空自・海自との統合運用 153
     陸自教範『地対艦ミサイル連隊』では 154
     敵基地攻撃能力を有するミサイルの配備 158
     極超高速滑空弾の開発・配備 161
     中距離ミサイルの琉球列島――九州配備 165
     中距離ミサイルは核搭載か? 169
     ミサイル攻撃基地となる琉球列島 172

第6章 無用の長物と化した水陸機動団 177
     水陸機動団の編成 177
     水陸機動団の作戦運用 179
     自衛隊の水陸両用作戦とは 182
     陳腐化した水陸機動団の強襲上陸 188
     水陸機動団の装備 192

第7章 機動展開・演習拠点としての奄美大島・馬毛島の要塞化 195
    明らかになった南西シフト下の馬毛島要塞 195
    統合演習場・機動展開拠点としての馬毛島 196
    空母も寄港できる巨大港湾設備 201
    馬毛島配置人員のウソ 203
    南西シフト下の演習拠点となった種子島 204
    機動展開拠点としての馬毛島・奄美大島 206
    奄美大島・瀬戸内分屯地の巨大ミサイル弾薬庫 208
    南西シフトの軍事拠点としての馬毛島 211
    種子島―薩南諸島の演習場化 214
    臥蛇島のミサイル実弾演習場化と新島闘争 217
    「南西有事」への民間船舶の動員 223
    「統合衛生」という戦時治療態勢 226

第8章  アメリカのアジア戦略と日米安保 229
    「太平洋抑止イニシアティブ」(PDI) 229
    アメリカの西太平洋へのリバランス 232
    アメリカの「国家安全保障戦略」(NSS) 237
    「インド太平洋戦略報告」による対中国・台湾戦略の始動 240
    急激に進むアメリカの台湾への武器売却 244
    安保法制定の目的とは 246
    日本の「インド太平洋戦略」 251
    激化する対中演習と新冷戦態勢 253

結 語 アジア太平洋の軍拡競争の停止へ 257
    メディアの「台湾有事」キャンペーン 257
    日米中の経済的相互依存と戦争 259
    沖縄を再び戦争の最前線にするのか? 261
    ワシントン海軍軍縮条約による島嶼要塞化の禁止 264
    琉球列島の「非武装地域宣言」 266
    日中平和友好条約に立ち返れ 267

版元から一言

著者は、ここ10年にわたり、自衛隊の南西シフトの実態を追い続けたきた。だが、この南西シフトの背景にある米軍の第1列島線へのミサイル配備が始動し始めていることに危機感をいだき、ここ数年、アメリカのアジア太平洋戦略と日米共同作戦についての分析を進めてきた。この書はその集大成。

著者プロフィール

小西 誠  (コニシ マコト)  (

1949年、宮崎県生まれ。航空自衛隊生徒隊第10期生。軍事ジャーナリト・社会批評社代表。2004年から「自衛官人権ホットライン」を主宰し事務局長。
著書に『反戦自衛官』(社会批評社・復刻版)、『自衛隊の対テロ作戦』『ネコでもわかる? 有事法制』『現代革命と軍隊』『自衛隊 そのトランスフォーメーション』『日米安保再編と沖縄』『自衛隊 この国営ブラック企業』『オキナワ島嶼戦争』『標的の島』『自衛隊の島嶼戦争―資料集・陸自「教範」で読むその作戦(part1)』『自衛隊の南西シフト―戦慄の対中国・日米共同作戦の実態』『要塞化する琉球弧』(以上、社会批評社)などの軍事関係書多数。
『自衛隊の島嶼戦争―資料集・自衛隊の幹部用教範が定めるその作戦(Part2)』、電子ブック・キンドル版で発売中
また、『サイパン&テニアン戦跡完全ガイド』『グアム戦跡完全ガイド』『本土決戦 戦跡ガイド(part1)』『シンガポール戦跡ガイド』『フィリピン戦跡ガイド』(以上、社会批評社)の戦跡シリーズ他。

小西 誠  (コニシ マコト)  (著/文

1949年、宮崎県生まれ。航空自衛隊生徒隊第10期生。軍事ジャーナリト・社会批評社代表。2004年から「自衛官人権ホットライン」を主宰し事務局長。
著書に『反戦自衛官』(社会批評社・復刻版)、『自衛隊の対テロ作戦』『ネコでもわかる? 有事法制』『現代革命と軍隊』『自衛隊 そのトランスフォーメーション』『日米安保再編と沖縄』『自衛隊 この国営ブラック企業』『オキナワ島嶼戦争』『標的の島』『自衛隊の島嶼戦争―資料集・陸自「教範」で読むその作戦(part1)』『自衛隊の南西シフト―戦慄の対中国・日米共同作戦の実態』『要塞化する琉球弧』(以上、社会批評社)などの軍事関係書多数。
『自衛隊の島嶼戦争―資料集・自衛隊の幹部用教範が定めるその作戦(Part2)』、電子ブック・キンドル版で発売中
また、『サイパン&テニアン戦跡完全ガイド』『グアム戦跡完全ガイド』『本土決戦 戦跡ガイド(part1)』『シンガポール戦跡ガイド』『フィリピン戦跡ガイド』(以上、社会批評社)の戦跡シリーズ他。

上記内容は本書刊行時のものです。