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オキナワ島嶼戦争 小西 誠(著) - 社会批評社
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オキナワ島嶼戦争 自衛隊の海峡封鎖作戦

発行:社会批評社
四六判
224ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-907127-21-3
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年12月
書店発売日
登録日
2016年11月14日
最終更新日
2017年12月7日
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紹介

先島諸島ー沖縄に事前配備されつつある約1万人+緊急増派部隊約4万人の自衛隊。
今、琉球列島弧ー第1列島線の封鎖=中国封じ込め政策の下に、「東シナ海」戦争が迫りつつある。
だが、この事実は、国民にはまったく知らされていない。その全貌と実態が今、初めて明らかになる。
そして、宮古島・石垣島を始めとする先島諸島の人々は、この現実と必死にたたかいながら、全国の心ある支援を求めている。

目次

プロローグ 8
    先島諸島への調査と交流の旅 8
    巨大な弾薬庫が造られた与那国駐屯地 10
    住宅地に隣接した宮古島の巨大レーダーサイト 13
    山に囲まれた石垣島 19
約1万人規模の南西諸島の大配備 22
    想定は「尖閣戦争」ではなく「海洋限定戦争」 24
    自衛隊配備を拒む先島諸島住民 26

 第1章 先島諸島――琉球弧への大配備 30
   弾薬庫を「貯蔵庫」と騙して造った与那国駐屯地 30
    司令部・事前集積拠点が設置される宮古島 38
    下地島空港の軍事使用による要塞化 47
    地下壕戦の戦場となる石垣島 51
    住民無視の奄美大島へのミサイル部隊等配備 57
    島嶼防衛戦のための沖縄本島の増強 64
    佐世保・海兵隊の編成とオスプレイ・水陸両用車 69

 第2章 「南西重視」戦略の始動 74
    陸自教範『野外令』大改定による島嶼防衛 74
    日米安保再定義と97年日米ガイドラインの改定 80
    初めて島嶼防衛を記述した防衛白書 83
    島嶼防衛戦争を想定した防衛計画の策定⁉ 87
    島嶼防衛の日米共同演習・上陸演習の開始 90   
    沖縄周辺諸島での離島奪還演習 93

 第3章 日米の東中国海での「海洋限定戦争」 98
    QDR2010年のエアシーバトル構想 98
    中国本土攻撃を想定するエアシーバトル 101
    オフショア・コントロールによる東中国海の封鎖 105
    「海洋限定戦争」論 108

 第4章「島嶼防衛」作戦の様相 113
    制服組の島嶼防衛研究 113
    島嶼防衛のための3段階作戦 116
    島嶼防衛戦での陸海空の統合運用 124
    島嶼でのミサイル戦争の様相 128
    島嶼防衛での制海・制空権の確保 132
    対ソ抑止戦略下の「3海峡防衛論」と「第1列島線防衛論」 134
    海峡防衛論=島嶼防衛論の虚構 138

 第5章 新防衛大綱による島嶼への増強配備 142
    14年大綱で全面化した島嶼防衛論 142
    新防衛大綱による部隊の増強と編成 148
    新中期防による島嶼部隊の増強 149
    中国脅威論を全面化した新防衛大綱 154
    2016年度防衛白書の対中政策 162
    アメリカの対中政策 165
    東アジアの軍拡競争の激化 168
    自衛隊主体の「東中国海戦争」 170
    米軍の辺野古新基地建設と自衛隊の共同使用 174

 第6章 「東中国海戦争」を煽る領域警備法案 178
    「領域警備」とは何か 178
    民主党・維新の会の領域警備法案 181
    政府の領域警備への対応 187

 第7章 国民保護法と住民避難 190
    「島嶼防衛研究」の住民避難 190
    石垣島・宮古島での住民避難 194
    先島諸島の「無防備都市(島)」宣言 202

 [参考資料]
●資料1 我が国の領海及び内水で国際法上の無害通航に該当しない航行を行う
外国軍艦への対処について208
●資料2 離島等に対する武装集団による不法上陸等事案に対する政府の対処について 210
●資料3 領域等の警備に関する法律案(民主党・維新の会) 222
●資料4 防衛省文書「南西地域の防衛態勢の強化」について 223


[註]
・本文では「東シナ海」を国際水路機関発行の『大洋と海の境界(第3版)』の記述に基づき、「Eastern China Sea」=「東中国海」と表記した。
・奄美海峡、与那国水道という正式名はないが、便宜上、そのように表現した。
・表紙カバー写真は、富士総合火力演習(2016年)での「島嶼防衛戦」演習である。

版元から一言

この島嶼「防衛」戦の実態は、国民はもとより、メディアもまったく報道しない状況。問題は、平和勢力のほとんども、この恐るべき事実を知らないということだ。
ここに書かれていることは、危機アジリではない。単なる事実とその分析だ。防衛省・自衛隊は、この島嶼「防衛」戦を防衛白書を始め、全ての文書で明らかにしている。しかし、これがまったく国民に知らされていないのである。

著者プロフィール

小西 誠  (コニシマコト)  (

小西 誠(こにし まこと)
1949年、宮崎県生まれ。航空自衛隊生徒隊第10期生。
軍事ジャーナリト・社会批評社代表。2004年から「自衛官人権ホットライン」事務局長。
著書に『反戦自衛官』(合同出版)、『自衛隊の対テロ作戦』『ネコでもわかる? 有事法制』『現代革命と軍隊』(マルクス主義軍事論第2巻)『自衛隊 そのトランスフォーメーション』『日米安保再編と沖縄』『自衛隊 この国営ブラック企業』『オキナワ島嶼戦争』『標的の島』『自衛隊の島嶼戦争』(以上、社会批評社)などの軍事関係書多数。
また、『サイパン&テニアン戦跡完全ガイド』『グアム戦跡完全ガイド』『本土決戦 戦跡ガイド(part1)』『シンガポール戦跡ガイド』『フィリピン戦跡ガイド』(以上、社会批評社)の戦跡シリーズ他。

上記内容は本書刊行時のものです。