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Matsuyama Tomokazu FIRST LAST 松山智一(著) - ブックエンド
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Matsuyama Tomokazu FIRST LAST (マツヤマトモカズ ファーストラスト) 松山智和作品集 (マツヤマトモカズサクヒンシュウ)

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A4変形判
縦278mm 横223mm 厚さ20mm
重さ 980g
208ページ
上製
価格 3,200 円+税   3,520 円(税込)
ISBN
978-4-907083-92-2   COPY
ISBN 13
9784907083922   COPY
ISBN 10h
4-907083-92-0   COPY
ISBN 10
4907083920   COPY
出版者記号
907083   COPY
Cコード
C0071  
0:一般 0:単行本 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2025年2月13日
最終更新日
2025年3月17日
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紹介

2024 年に、ヴェネツィアで発表された松山智一の〈Fictional Landscapes(架
空の光景)〉シリーズが、美術界に衝撃をもたらした。日本の絵巻と現代アート
が融合し、劇的な鑑賞体験を見る者に与える松山の作品は、圧倒的な技術でリア
ルに景色や人物を描き出す。その唯一無二の世界観は、スケールの大きさととも
に見る者に没入感を与え、若者を中心に広い支持を集めている。
 本書は2025 年3 月より開催される「松山智一展 FIRST LAST」に合わせ
て刊行。東京で初の大規模個展には、日本初公開となる大型の絵画作品をはじめ、映像作品、インスタレーション、屋外彫刻などおよそ40 点が展示される。
 本書には、近年の主要作品から、展覧会のタイトルにもなった最新シリーズ
〈First Last〉まで、ディテールを加えた100 点以上の図版をフルカラーで紹介。
美術評論家・建畠晢による論考、ISSEY MIYAKE のデザイナー・宮前義之との
対談、主要作品のストーリー解説など、松山智一の活動の現在地を包括した一冊。

目次

作品
1章 Homecoming Day
2章 Fictional Landscape
3章 Pan-Am Spiritual
4章 First Last
5章 Painting in Motion
6章 Land Scape

論考
「静かなる衝撃:松山智一の新展開」建畠 晢

対談
宮前義之(デザイナー)✕松山智一

展覧会歴
作品解説
作品リスト

前書きなど

本書は、「松山智一展 FIRST LAST」に合わせて刊行されました。この展覧会
は、ニューヨークを拠点にグローバルな活躍を見せる現代美術家・松山智一による、東京で初となる大規模個展です。日本初公開となる大型の絵画作品をはじめ、映像作品、インスタレーション、屋外彫刻などおよそ40 点を展示し、松山の活動の現在地を包括的に紹介します。
 2002 年に渡米した松山は、当時アート、音楽、ファッション、ライフスタイルが交差し、独自のカルチャーを育んでいたブルックリンで、アーティストとしてのキャリアを歩み始めました。文化的実験場ともいえるその熱気のなかで、DIY 精神にあふれるクリエイティブなコミュニティの一員として独自の技法を磨き、急速な情報化によって変化する現代社会を、自身のアイデンティティを通して見つめ、そのリアリティを描き出してきました。松山は、世界を形作る多様な文化、伝統、宗教、歴史、そして現代的な事象や日常的な消費物からロゴやデザインに至るまで、そこに存在する視覚言語を丹念なリサーチによって引用し、鮮やかな色彩、繊細な描写、複雑なパターンで重層的かつ同時代的な芸術表現へと再構築していきます。
 本書は、近年の代表作に加え、展覧会のタイトルにもなった最新シリーズ〈First Last〉を収録しています。このシリーズでは、ますます深まる世界の分断と対立、ジェンダー平等に伴う新たな矛盾、情報操作やフェイクニュースの蔓延、揺らぐ個人のアイデンティティなど、混沌とした今の時代を、ルネサンス期や近世の絵画の主題を参照しながらクリティカルに捉えることを試みます。
 最後になりますが、松山智一氏をはじめ展覧会の開催、ならびに本書の刊行に
あたり、ご協力を賜りました方々に、心より感謝の意を表します。
松山智一展 FIRST LAST 実行委員会 代表・額賀古太郎

版元から一言

2024 年に、ヴェネツィアで発表された松山智一の〈Fictional Landscapes(架
空の光景)〉シリーズは、何世紀にもわたり絵画の歴史の中心を担ってきたイタリアで、絵画表現にはまだ可能性があることを、荘厳なインスタレーションで示しました。その作品群が満を持して、東京で発表されます。本書は展示作品を、ディテールを含めた100点のカラー図版でくまなく紹介します!

著者プロフィール

松山智一  (マツヤマ トモカズ)  (

松山智一:1976年岐阜県生まれ、ブルックリン在住。絵画を中心に、彫刻やインスタレーションを発表。アジアとヨーロッパ、古代と現代、具象と抽象といった両極の要素を有機的に結びつけて再構築し、異文化間での自身の経験や情報化の中で移ろう現代社会の姿を反映した作品を制作。新宿東口駅前広場の《花尾》など、パブリックアートプロジェクトも手がける。

上記内容は本書刊行時のものです。