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BIOCITY ビオシティ 88号 ガイアの危機と生命圏(BIO)デザイン 糸長 浩司(著) - ブックエンド
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BIOCITY ビオシティ 88号 ガイアの危機と生命圏(BIO)デザイン (ビオシティ ハチジュウハチゴウ ガイアノキキトセイメイケンデザイン) 巻次:88号 新たなコミュニティの創造へ (アラタナコミュニティノソウゾウヘ)

社会一般
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B5判
縦257mm 横182mm 厚さ7mm
重さ 300g
128ページ
並製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-907083-73-1   COPY
ISBN 13
9784907083731   COPY
ISBN 10h
4-907083-73-4   COPY
ISBN 10
4907083734   COPY
出版者記号
907083   COPY
Cコード
C0040  
0:一般 0:単行本 40:自然科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年10月7日
書店発売日
登録日
2021年9月14日
最終更新日
2021年12月14日
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紹介

★この書籍の小売店頭価格は、2,500円+税です。

異常気象、パンデミック、民族紛争、貧困など、多重の危機に瀕する地球を、どうすれば健やかな生命圏として維持できるのかを、内山節、オギュスタン・ベルクらの哲学者や、生態系、防災、エコ建築などの研究者が分野を超えて提案します。

目次

目次
特集
巻頭言「多重危機を問い、生命圏デザインを拓く」糸長浩司

Part 1:日本社会の危機への応答
特別寄稿「共同体の再デザイン」内山 節
特別寄稿「風土の危機 I」オギュスタン・ベルク
「風土の危機 II 失われた情緒ある生活の場」浅沼=ブリス・セシル

Part 2:生態系危機への応答
「生態系破壊の災厄を前に」井田徹治
「生態系減災と地域循環共生圏による応答」一ノ瀬友博
「気候変動と防災のためのレジリエンス・デザイン」牧 紀男

Part 3:建築・都市の危機への応答
「インフォーマルな居住地におけるコロナパンデミック」久保田 徹
「都市のたたみ方:人口減少時代の都市デザイン」饗庭 伸
「ネットワークから考える生態学的建築」能作文徳
「ローカル+エコライフのための建築デザイン」山田貴宏

ミニ連載
ヴィンテージ・アナログの世界 レコード・レーベルの黄金期㉗ 高荷洋一
女性と写経① 光明皇后御願五月十一日経 恵美千鶴子

連載
インクルーシブ・アートの世界展 嘉納礼奈
欧州グリーンインパクト⑧ チュイルリー庭園、パリ 遠藤浩子
動物たちの文化誌㉜ 疫病と動物たち 2  早川 篤

前書きなど

1994年に「生命都市」をテーマに、生命(生物、命)と都市(人工物、人間居住)を結び付けた新たなデザインを探る目的で本誌は発刊された。地球への信頼を基礎に自然・生命との共存を目指した人間居住のデザインを追求してきた。創刊から27年が経過した現在、地球の自然は傷み、かつ人間への深刻な脅威になるという地球のダークエコロジー化が深刻の度を増している。危機的環境にも耐え、人間社会の維持と再生、地球上の多様な仲間の生物たちを含めた地球上の生命圏(BIO)が地球の大地・海に持続的に生存していくための生命圏(BIO)デザインを作り出していかねばならない。本特集は、この危機の本質、生物多様性の危機を含めた複合的な危機の構造を問う。と同時に、この多重危機を克服するための途を哲学的、人文科学的視座を含めつつ、建築、都市、地域、ランドスケープと、多様なアクターの参加による複合化デザインを拓くための応答で構成されている。
(巻頭言より)

版元から一言

内山節、オギュスタン・ベルクらの哲学者と、生態系、建築、地域創造などの多様なアクターが参加して複合的なデザインを拓く、ビオシティならではの特集です。

著者プロフィール

糸長 浩司  (イトナガ コウジ)  (

糸長浩司:日本大学生物資源科学部特任教授。エコロジーと環境創造について研究し、飯舘村の支援活動などを行う。NPOエコロジー・アーキスケープ代表理事。日本建築学会前地球環境委員長。1995年に日本のパーマカルチャー運動を始めエコビレッジの研究を進める。長年、山形県飯豊町などで住民参画型地域づくり、神奈川県の丹沢大山自然再生協議会において自然と共生した地域づくりに取り組む。共編書『震災復興から俯瞰する農村計画学の未来』(2019年)

内山 節  (ウチヤマ タカシ)  (

内山 節:1950年、東京生まれ。哲学者。1970年代から東京と群馬県上野村を往復して暮らす。NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。『かがり火』編集長。東北農家の会、九州農家の会などで講師を務める。立教大学大学院教授、東京大学講師などを歴任。

オギュスタン ベルク  (オギュスタン ベルク)  (

オギュスタン・ベルクAugustin Berque:フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)名誉教授。1942年モロッコ生まれ。1969年に初来日し、以降、北海道大学講師、宮城大学教授などを歴任し、通算数十年日本に滞在する。和辻哲郎の著作『風土』から大きな影響を受け、自然にも主体性があるという「自然の主体性論」を提唱。2018年コスモス国際賞授賞。

浅沼=ブリス セシル  (アサヌマ ブリス セシル)  (

浅沼=ブリス・セシルAsanuma-Brice Cécile:フランス国立科学研究センター(CNRS)教授、社会学者、Mitate Lab. Post-Fukushima Studies co-Director。専門は公共住宅政策、福島原発事故後の管理の研究。フランス国立社会科学高等研究院(パリ)卒業後、日仏会館客員研究員、CNRS北アジア代表事務所副所長などを経て、2001年より日本在住。仏語著書に『日本の郊外の100年』(2019年)、『フクシマ、10年後。災害の社会学』(2021年)など。

井田 徹治  (イダ テツジ)  (

井田徹治:共同通信社科学部編集委員。本社科学部記者、ワシントン支局特派員などを経て、2010年より現職。環境と開発、エネルギー問題をライフワークに、途上国の環境破壊の現場や、多くの国際会議も取材。著書に『生物多様性とはなにか』(2010年)など。

一ノ瀬 友博  (イチノセ トモヒロ)  (

一ノ瀬友博:慶應義塾大学環境情報学部長・教授。農村計画学会長。1968年千葉県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専門は、景観生態学・緑地計画学・農村計画学。東日本大震災以降、グリーンインフラ、生態系減災、地域循環共生圏に関わる研究に注力。著書に、『生態系減災 Eco-DRR-自然を賢く活かした防災・減災』(編著、2021年)など。

牧 紀男  (マキ ノリオ)  (

牧 紀男:京都大学防災研究所・都市防災計画分野教授。 1968年生まれ。専門は防災計画、災害復興計画、危機管理システム。多くの自治体の防災戦略計画策定、地域防災計画にたずさわり、東日本大震災では岩手県災害対策本部において災害対応時の情報処理支援を行うなど、被災地における自治体支援活動を行っている。

久保田 徹  (クボタ テツ)  (

久保田 徹:広島大学大学院教授。1973年千葉県生まれ。芝浦工業大学大学院修了。専門は、建築・都市環境工学および国際協力。アジア新興国を対象とした省エネ・低炭素住宅に関する実践的研究に取り組む。著書に、『Sustainable Houses and Living in the Hot-Humid Climates of Asia』(英語、共編、Springer, 2018年)など。

饗庭 伸  (アイバ シン)  (

饗庭 伸:東京都立大学教授。1971年兵庫県生まれ。専門は、都市計画、まちづくり、建築。震災復興、人口減少時代における都市計画のあり方に、東アジアのまちづくりなどに関する研究を行う。岩手県大船渡市、山形県鶴岡市なおで、実際のまちづくりに専門家として関わる。著書に『都市をたたむ』(2015年)など。

能作 文徳  (ノウサク フミノリ)  (

能作文徳:建築家、東京都立大学准教授。1982年富山県生まれ。東京工業大学卒業、東京工業大学大学院博士課程修了。専門は、建築設計・建築意匠。作品に「高岡のゲストハウス」(共同設計)、「西大井のあな」(共同設計)、「明野の高床」など。著書に『野生のエディフィス』(2021年)など。

山田 貴宏  (ヤマダ タカヒロ)  (

山田貴宏:一級建築士事務所ビオフォルム環境デザイン室代表。1966年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院修了。パーマカルチャーのデザイン手法・哲学を背景とした住環境づくり、地産地消や伝統的な木の建築などを中心に建築/環境設計/場づくりを行う。著書に『里山長屋を楽しむ』(2013年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。