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日本の古代国家誕生 飛鳥・藤原の宮都を世界遺産に 五十嵐敬喜(編著) - ブックエンド
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日本の古代国家誕生 飛鳥・藤原の宮都を世界遺産に

A5判
縦210mm 横148mm 厚さ10mm
重さ 336g
168ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-907083-57-1
Cコード
C0040
一般 単行本 自然科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年12月2日
書店発売日
登録日
2019年11月20日
最終更新日
2019年12月4日
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紹介

奈良県の飛鳥・藤原宮跡を中心とする一帯は、592年に推古天皇が飛鳥に豊浦宮を開き、続く藤原京の建設によって、日本の古代国家が本格的に始動した地。天皇陵などの古墳をはじめ、有名な高松塚・キトラ古墳の壁画、飛鳥時代の工房跡も発見され、『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』などに記された当時の様子が次々と明らかになっている。本書は、世界遺産登録をめざす「飛鳥・藤原」の概要と魅力を、最新の発掘調査の成果を含む様々な視点から紹介し、日本の古代文化への理解をさらなる深みへと導く一冊。

目次

第一章 「飛鳥・藤原」の歴史と概要
「日本国」誕生の時代とその舞台_木下正史(東京学芸大学名誉教授)
「飛鳥・藤原」の構成資産の概要と魅力_持田大輔(橿原考古学研究所)
第二章 座談会
「日本国」の誕生と、日本人のこころの原点を記憶する史跡
木下正史、松浦晃一郎、岩槻邦男、五十嵐敬喜、西村幸夫
第三章 飛鳥・藤原京の自然と文化
飛鳥時代の人と自然_岩槻邦男(人と自然の博物館名誉館長)
古代の国家デザイン:律令と藤原京_五十嵐敬喜(法政大学名誉教授)
『万葉集』のなかの明日香と藤原_井上さやか(奈良県万葉文化館)
飛鳥時代の美術と信仰_竹下繭子(奈良県)
第四章 世界遺産登録に向けて
高松塚古墳にみる石室・壁画の保存_建石 徹(奈良県)
東西交流の古代都市「パルミラ」_岡橋純子(聖心女子大学准教授)
日本古代への国際的理解をさらなる深みへ_西村幸夫(神戸芸術工科大学教授)

前書きなど

濃密な国際交流のもとで形成された日本の古代国家
 「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」(「飛鳥・藤原」)は、奈良盆地の東南に位置する丘陵にある飛鳥と、その北側の大和三山(香具山、耳成山、畝傍山)に囲まれた藤原からなり、明日香村、桜井市、橿原市にわたっています。五九二年に推古天皇が飛鳥に豊浦宮を開いてから、七一〇年に藤原宮から平城宮に遷都するまでの間の、いわゆる飛鳥時代に多くの天皇が宮を置き、飛鳥時代後半には律令国家の体制の基礎固めとなる都城として中国の都に学んだ藤原京が建設され、この地で本格的な古代国家が始動しました。
 「飛鳥・藤原」では、天皇陵などの古墳や建造物、遺構からの出土品をはじめ、高松塚・キトラ古墳の壁画や諸外国の技術を受容した工房跡なども発見され、これらがアジア諸外国との濃密な国際交流を目に見えるかたちで今に伝えています。また、『万葉集』『古事記』『日本書紀』が編纂され、飛鳥・白鳳文化が花開いた時代でもあり、とくに大和三山は、『万葉集』や『古今和歌集』に多数詠まれ、日本人の原風景となっています。
 本書は、世界遺産登録をめざす「飛鳥・藤原」の概要と魅力を、最新の考古学研究の成果を含む様々な視点から紹介し、日本の古代文化への国際的理解をさらなる深みへと導くものです。

版元から一言

世界遺産登録をめざす「飛鳥・藤原」の概要と魅力を、最新の発掘調査の成果を含む様々な視点から紹介し、濃密な国際交流のもとで形成された日本の古代国家誕生の全容に迫る一冊。

著者プロフィール

五十嵐敬喜  (イガラシ タカヨシ)  (編著

五十嵐敬喜:1944年山形県生まれ。法政大学名誉教授、日本景観学会会長。弁護士、元内閣官房参与。「美しい都市」をキーワードに、住民本位の都市計画のありかたを提唱。神奈川県真鶴町の「美の条例」制定など、全国の自治体や住民運動を支援する。著書に『世界遺産ユネスコ精神 平泉・鎌倉・四国遍路』(編著、公人の友社)など。

岩槻邦男  (イワツキ クニオ)  (編著

岩槻邦男:1934 年兵庫県生まれ。兵庫県立人と自然の博物館名誉館長、東京大学名誉教授。世界自然遺産候補地の考え方に係る懇談会座長。日本人の自然観にもとづく地球の持続性の確立に向けて積極的に発言している。94 年日本学士院エジンバラ公賞受賞。2007年文化功労者。16年コスモス国際賞受賞。著書に『生命系』(岩波書店)、『ナチュラスヒストリー』(東大出版会)など。

松浦晃一郎  (マツウラ コウイチロウ)  (編著

松浦晃一郎:1937年山口県出身。第8代ユネスコ事務局長。外務省入省後、経済協力局長、北米局長、外務審議官を経て94 年より駐仏大使。98 年世界遺産委員会議長、99 年にはアジアから初のユネスコ事務局長に就任。著書に『世界遺産─ユネスコ事務局長は訴える』(講談社)、『国際人のすすめ』(静山社)など。

西村幸夫  (ニシムラ ユキオ)  (編著

西村幸夫:1952 年福岡県生まれ。神戸芸術工科大学教授。東京大学先端科学研究センター所長などを経て現職。日本イコモス国内委員会前委員長。専門は都市計画、都市保全計画、都市景観計画。著書に『西村幸夫 風景論ノート』(鹿島出版会)、『都市保全計画』(東大出版会)、『世界文化遺産の思想』(共著、東大出版会)など。

木下正史  (キノシタ マサシ)  (

木下正史:1941年東京都生まれ。東京学芸大学名誉教授、明日香村文化財顧問、世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会専門委員会委員長。1970年から90年まで飛鳥・藤原地域の発掘調査に携わる。著書に『藤原宮』(中央公論新社)、『日本古代の歴史1 倭国のなりたち』(吉川弘文館)など。

持田大輔  (モチダ ダイスケ)  (

持田大輔:1979年島根県生まれ。奈良県地域振興部文化資源活用課主査。奈良県立橿原考古学研究所主任研究員を兼務。世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会事務局を担当。専門は日本考古学。

井上さやか  (イノウエ サヤカ)  (

井上さやか:1971年宮崎県生まれ。奈良県立万葉文化館指導研究員。中京大学非常勤講師などを経て現職。専門は『万葉集』を中心とした日本文学・日本文化。著書に『山部赤人と叙景』(新典社)など。

竹下繭子  (タケシタ マユコ)  (

竹下繭子:1980年熊本県生まれ。奈良県地域振興部文化資源活用課学芸員。奈良大学非常勤講師などを経て現職。専門は仏教美術史、東アジア文化交流史。

建石徹  (タテイシ トオル)  (

建石徹:1969年東京都生まれ。奈良県地域振興部次長(文化資源担当)。文化庁古墳壁画対策調査官などを経て現職。専門は考古学、保存科学。編著書に『キトラ古墳壁画』(朝日新聞社)など。

岡橋純子  (オカハシ ジュンコ)  (

岡橋純子:聖心女子大学国際交流学科准教授。専門は文化遺産学、文化政策論、都市論、国際文化協力論。国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部文化局・世界遺産センターのプログラム専門官を務め、ヨーロッパ、アジア、アフリカ諸国の政策支援と連携に携わる。帰国後、筑波大学准教授を経て現職。

関連リンク

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上記内容は本書刊行時のものです。