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1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい 小沼理(著/文) - タバブックス
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1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい (イチニチガナガイトカンジラレルヒガトキドキデモアルトイイ)

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四六判
縦188mm 横128mm 厚さ18mm
272ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-907053-57-4   COPY
ISBN 13
9784907053574   COPY
ISBN 10h
4-907053-57-6   COPY
ISBN 10
4907053576   COPY
出版者記号
907053   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年10月26日
書店発売日
登録日
2022年10月6日
最終更新日
2024年6月26日
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書評掲載情報

2023-02-04 毎日新聞  朝刊
評者: 和田靜香(ライター)
2022-11-12 朝日新聞  朝刊
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紹介

日記を書くことは、日本で生きているゲイ男性の1人としての「アクティヴィズム」でもあった‒‒

新型コロナウイルス、東京オリンピック、元首相銃撃事件。著しい社会変化があった3度の夏、それでも生活は続いていく。迷い、怒り、喜び、苦しみ、考え、先へ向かう、注目のフリーランスライターによる3年間の日記。

目次

鍵をかけない部屋
消毒日記 2020年
隣人的 2021年
私はエラー
大丈夫 2022年
あとがき

前書きなど

鍵をかけない部屋

 2年前に日記を書いた時は、新しい感染症に揺れる世の中を記録しようと思っていた。
 1年前に日記を書いた時は、緊急事態下に国際的な祭典が強行された東京を書き留めておきたいと思っていた。
 今年を迎えた時は、この2年に比べると大きなできごとは起こらないのではないかと思っていた。そうあってほしかったし、日記を書く理由も違ったものになるかもしれないと期待していた。だけど冬が終わる頃には新しい戦争がはじまって、夏には2年前まで首相を務めていた人物が。銃撃され亡くなった。他にも日夜追いきれないほどの事件が起きて、きちんと考える時間もないまま流されていく。いい方向に進んでいる実感が少しも持てない。どこへ向かうんだろう、そんな思いを抱えながら毎日は続く。

版元から一言

新型コロナウイルス、東京オリンピック、元首相銃撃事件。著しい社会変化があった3度の夏、それでも生活は続いていく。迷い、怒り、喜び、苦しみ、考え、先へ向かう、注目のフリーランスライターによる3年間の日記です。
著者は、その日の気分や政治への違和感、夕飯の献立を日記に同時に記します。そうすることで、「ある属性が都合よく漂白されるのを拒み、ある属性だけに還元されることから逃れようとしている」と語ります。セクシャルマイノリティである著者の日々の記録は、差別や偏見、社会構造や政治の歪みを、あらためて感じさせる内容です。

著者プロフィール

小沼理  (オヌマオサム)  (著/文

1992年富山県生まれ、東京都在住のライター。人文系の著者インタビューなどを中心に行う。Webマガジン「アパートメント」管理人。

上記内容は本書刊行時のものです。