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洛陽銅鏡(上巻・下巻) 霍宏偉(編集) - 科学出版社東京
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洛陽銅鏡(上巻・下巻) (ラクヨウドウキョウ ジョウカン ゲカン)

歴史・地理
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A4変型判
464ページ
定価 36,000円+税
ISBN
978-4-907051-36-5   COPY
ISBN 13
9784907051365   COPY
ISBN 10h
4-907051-36-0   COPY
ISBN 10
4907051360   COPY
出版者記号
907051   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年8月29日
最終更新日
2016年8月29日
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紹介

洛陽は中国最初の夏王朝の発祥地であり、以後、北宋まで計十三王朝がここに都を設置した。西周時代の「何」尊という青銅酒器には、周の成王が洛陽で天をまつり、「この中国にり、ここより民を治めん」と宣言したという銘文が記されている。
本書には洛陽から出土した三〇〇面の古鏡を収録する。その多くは考古学者の発掘したものであり、中国最古の年号鏡である前漢の永始二年(紀元前十五)四神博局鏡をはじめ、被葬者の名と没年を記した墓誌をともなう唐鏡など、鏡の年代を考える基準資料も少なくない。出土墓の調査報告を抄録した「洛陽出土銅鏡資料長編」はきわめて高い学術的意義をもち、中国鏡の研究者だけでなく、日本考古学の研究者や古代史ファンにも必携のハンドブック。

著者プロフィール

霍宏偉  (フオ ホンウェイ)  (編集

1966年河南省洛陽市生まれ。現在、中国国家博物館学術研究センター研究館員、中国古都学会理事。専攻は漢唐考古学・鏡鑑学。1988~2004年に洛陽市文物工作隊に勤務し、洛陽東周王城西城壁、隋唐洛陽城磚瓦窯址、100基あまりの古墓を発掘した。2009年四川大学歴史文化学院考古学系の歴史学博士を取得し、国家文物局の考古発掘隊長の資格をもつ。主な編著に『洛陽両漢彩画』(文物出版社、2015年)、共編著に『中国銭幣大辞典』考古資料編(中華書局、2006年)などがある。

史家珍  (シー チアチェン)  (監修

1963年河南省長葛県生まれ。現在、洛陽市考古文物研究院院長、研究員。1986年鄭州大学歴史系考古専業を卒業。国家文物局と河南省文物局による考古発掘隊長訓練班に2回参加し、考古発掘隊長の終身資格をもつ。洛陽にて多くの大規模な古代遺址や重要な墓葬を発掘し、そのうち全国十大考古新発見に5項目、国家文物局の田野考古賞に3項目が選ばれている。共編に『洛陽碑志十八品』(河南美術出版社、2007年)、『尋踪覓古―洛陽市文物考古研究院近年重要考古発現成果』(中州古籍出版社、2013年)などがある。

岡村秀典  (オカムラ ヒデノリ)  (監修

1957年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院大学研究科博士後期課程から京都大学文学部助手、九州大学文学部助教授、京都大学人文科学研究所助教授を経て、現在、同教授。文学博士。中国考古学を専攻。主な単著に『中国文明 農業と礼制の考古学』(京都大学学術出版会、2008年)、『夏王朝 中国文明の原像』(講談社学術文庫、2007年)、『中国古代王権と祭祀』(学生社、2005年)、『三角縁神獣鏡の時代』(吉川弘文館、1999年)、主な編著に『世界美術大全集 東洋編第1巻先史・殷・周』(小学館、2000年)などがある。

田中一輝  (タナカ カズキ)  (翻訳

1983年生まれ。立命館大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、滋賀医科大学非常勤講師(2012年~)、京都大学非常勤講師(2013年~)、大手前大学非常勤講師(2013年~)、奈良大学非常勤講師(2015年~)、花園大学非常勤講師(2015年~)。京都大学博士(文学)。専攻は中国古代・中世史。特に西晋政治史・漢魏洛陽城・北朝史学史を研究。

馬渕一輝  (マブチ カズキ)  (翻訳

1991年生まれ。同志社大学文学部を卒業し、現在、京都大学大学院文学研究科修士課程に在学中。中国考古学を専攻し、主に後漢代の銅鏡を研究する。主な論文に「斜縁同向式神獣鏡の系譜」(『森浩一先生に学ぶ 森浩一先生追悼論集』同志社大学考古学シリーズⅪ、2015年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。