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ベルクソン『物質と記憶』を解剖する : 現代知覚理論・時間論・心の哲学との接続
発行:書肆心水
A5判
縦210mm
383ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2016年11月
- 登録日
- 2017年1月23日
- 最終更新日
- 2017年1月23日
紹介
拡張ベルクソン主義宣言!時代にあまりに先駆けて世に出たがゆえに難解書とされてきた『物質と記憶』。最近の「意識の科学」(認知神経学・認知心理学・人工知能学)と「分析形而上学」(心の哲学・時間論)の発展により、ベルクソンがそもそも意図した「実証的形而上学」の意味で『物質と記憶』を読み解く準備がようやく整ってきたことを示す画期的論集。
目次
第1部 記憶と心身問題(科学認識論・汎心論・局在論)(外界の存在について
ベルクソンと「記憶の科学」の台頭
現代から見るベルクソンの二元論
記憶と歴史-リクールからのベルクソン再読)
第2部 知覚(アフォーダンス・認知科学・現在意識)(ベルクソン、ギブソン、そして外界のイメージ
ベルクソンと生態心理学-身体の記憶と宇宙の記憶
哲学と認知心理学を定義する-ベルクソン哲学の知覚理論とブルーナーの認知心理学の分析を通して
現在の厚みとは何か?-ベルクソンの二重知覚システムと時間存在論)
第3部 時間(分析形而上学・物理・出来事存在論)(中立一元論、時間経験、そして時間-ベルクソンへの分析的視座
リプライ論文 ベルクソンにおける収縮概念について-デイントンおよび平井へのリプライ
何が記憶を一列に並べるのか?
共存と時間の流れ
知覚と記憶の接続・脱接続-デジャビュ・逆ベイズ推論)
特別付録 われらベルクソン主義者 京都宣言
上記内容は本書刊行時のものです。