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脳の「がん」に挑む3つの新技術
悪性脳腫瘍治療のための光線力学療法
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年3月
- 書店発売日
- 2015年3月21日
- 登録日
- 2014年9月29日
- 最終更新日
- 2015年3月23日
目次
第一章 脳腫瘍というもの
脳腫瘍とは
脳腫瘍概論
脳腫瘍の症状
コラム①:脳腫瘍ではなぜ、朝に頭痛が多いのか
脳腫瘍の治療
悪性か良性か
良性脳腫瘍について
悪性脳腫瘍について
コラム②:悪性脳腫瘍の一般的な治療について
原発性と転移性
脳腫瘍のできるわけ
コラム③:悪性脳腫瘍も生活習慣病の一つ?
第二章 悪性脳腫瘍への取り組み
治療の大きな課題
PDT(光線力学療法)―腫瘍細胞を死滅させる
PDTとは
原理は「ネコの耳が落ちる」
PDT第一号
PDTの大きな効果(定位脳手術)
PDTの限界
PDD(蛍光診断)―どこまでが腫瘍かを確実に診断する
腫瘍細胞と正常細胞の境界
コラム④:全摘出の本当の意味とMRI
PDDの仕組み
コラム⑤:悪性脳腫瘍を光らせる試み
PDD第一号
腫瘍細胞をより確実に診断する(スペクトル分析)
コラム⑥:光感受性物質・ALAとHpE
患者さんと話しながらの手術(覚醒下での開頭手術)
患者さんのQOLと予後を第一に
覚醒下の開頭手術
これからの治療の方向
コラム⑦:ALAの不思議
第三章 生と死の狭間で
悪性脳腫瘍の厳しさ
患者さんと医者の関係
心触れ合った患者さんたちのこと
一九歳での発病から現在へ
再発を克服して
妻への伝言
一〇回以上の手術に耐えて
僕が漁師になるまでは
第四章 光線力学医療への道
脳神経外科修業時代
学園紛争の頃
炭坑と丁稚奉公の日々
コラム⑧:脳神経外科の領域
タコ部屋脱出
動物実験と留学と
ネズミの脳腫瘍
アメリカへ、そして光線力学との出会い
多くの人々の協力を得て
札幌から岩見沢へ
雪に埋もれた町で
戻ってきた鮭
あとがき
版元から一言
◆正常な組織を傷つけず、がん組織のみに効くレーザー光線で手術。
◆蛍光マーカーで印をつけるかのように、がん組織が光り、自ら位置を示してくれる。
◆意識があるまま頭蓋骨を開け、脳の手術を行う。
2014年、世界に先駆け日本で保険適用となった「光」で治療する技術を含めた、悪性脳腫瘍手術の最前線。
上記内容は本書刊行時のものです。