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煉獄と地獄
ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観
発行:ぷねうま舎
四六判
296ページ
価格
3,200 円+税
3,520 円(税込)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年10月
- 書店発売日
- 2017年10月25日
- 登録日
- 2017年10月3日
- 最終更新日
- 2017年10月23日
書評掲載情報
| 2018-01-14 |
朝日新聞
朝刊 評者: 横尾忠則(美術家) |
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紹介
煉獄と地獄の図絵、99点収録。聖職者・知識階級ではなく、中世ヨーロッパの一般大衆は死と死後の世界をどのようにイメージしていたのだろうか。
13~16世紀、黒死病(ペスト)の惨劇をくぐった中世は、死後世界をめぐってさまざまな表象と物語を生み、やがては煉獄の誕生をみる。往生術、死後世界探訪譚、死の舞踏という死の文学のモチーフにおいて煉獄が果たした役割とは何だったのか。
説教、教化文学、壁画、ステンドグラス、時禱書、装飾写本などを図像とともに広く渉猟し、人々の心性に浸透してその死生観の根となった要素を掘り起こす。
目次
目 次
序章 ヨーロッパ中世の死生観を考えるためのいくつかの前提
第1章 死とむきあう──現世蔑視と現世無常
第2章 死を飼いならす──煉獄の役割と死後の保険
第3章 死と対面する──いまわの際のドラマ
第4章 死後を生きる──死後世界の探訪と表象
終章 死の変容──薄く引き延ばされた死
上記内容は本書刊行時のものです。
