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湯殿山の哲学
修験と花と存在と
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2017年7月
- 書店発売日
- 2017年7月24日
- 登録日
- 2017年6月26日
- 最終更新日
- 2021年10月18日
書評掲載情報
2018-06-03 | 読売新聞 朝刊 |
2017-12-24 |
朝日新聞
朝刊 評者: 野矢茂樹(東京大学教授・哲学) |
2017-09-03 |
朝日新聞
朝刊 評者: 野矢茂樹(東京大学教授・哲学) |
2017-08-20 |
毎日新聞
朝刊 評者: 持田叙子(日本近代文学研究者) |
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紹介
修験の山の奥の奥、その最深部に秘された信とは何か。本尊の懐の地を出自とする著者が、はるか西洋中世哲学の回廊を旅した果てに、再びこの問いに戻ってきた。厳密な論理の畑を耕すときも、湯殿山はいつも「私」に呼びかけていた、風のように、存在のように。
香山リカ氏評──
「湯殿山は花だ。存在の花なのである」と、この書の最後に山内さんは記す。西洋哲学で言われる〈存在〉は一般的で抽象的だが、湯殿山の近隣で生まれ育ち、ごくあたりまえにその研究を続けてきた著者にとっての〈存在〉は、もっとやさしげではかなげで、この世界にふたりとない〈私〉をそっと成り立たせるものだ。それを山内さんは「花」と呼んだ。湯殿山とスコラ哲学の上に、そしてそのあわいにたゆたう〈私〉の上にも、途切れることなく花がふりつむ…。これぞ山内哲学の到達点なのではないだろうか。
目次
目 次
はじめに 山の彼方へ
第一章 湯殿山の泉
第二章 花の存在論
第三章 本道寺という村
第四章 自然と哲学
第五章 水と川と山からなる世界
第六章 湯殿山への道
第七章 湯殿山と仙人沢
終 章 スコラ哲学へ
前書きなど
書下し・存在の秘法──湯殿山は花だ。存在の花なのである
版元から一言
香山リカ氏評──
「湯殿山は花だ。存在の花なのである」と、この書の最後に山内さんは記す。西洋哲学で言われる〈存在〉は一般的で抽象的だが、湯殿山の近隣で生まれ育ち、ごくあたりまえにその研究を続けてきた著者にとっての〈存在〉は、もっとやさしげではかなげで、この世界にふたりとない〈私〉をそっと成り立たせるものだ。それを山内さんは「花」と呼んだ。湯殿山とスコラ哲学の上に、そしてそのあわいにたゆたう〈私〉の上にも、途切れることなく花がふりつむ…。これぞ山内哲学の到達点なのではないだろうか。
上記内容は本書刊行時のものです。