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湯殿山の哲学 山内志朗(著/文) - ぷねうま舎
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湯殿山の哲学 (ユドノサンノテツガク) 修験と花と存在と (シュゲントハナトソンザイト)

哲学・宗教
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発行:ぷねうま舎
四六判
240ページ
上製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-906791-71-2   COPY
ISBN 13
9784906791712   COPY
ISBN 10h
4-906791-71-9   COPY
ISBN 10
4906791719   COPY
出版者記号
906791   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2017年7月
書店発売日
登録日
2017年6月26日
最終更新日
2021年10月18日
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書評掲載情報

2018-06-03 読売新聞  朝刊
2017-12-24 朝日新聞  朝刊
評者: 野矢茂樹(東京大学教授・哲学)
2017-09-03 朝日新聞  朝刊
評者: 野矢茂樹(東京大学教授・哲学)
2017-08-20 毎日新聞  朝刊
評者: 持田叙子(日本近代文学研究者)
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紹介

 修験の山の奥の奥、その最深部に秘された信とは何か。本尊の懐の地を出自とする著者が、はるか西洋中世哲学の回廊を旅した果てに、再びこの問いに戻ってきた。厳密な論理の畑を耕すときも、湯殿山はいつも「私」に呼びかけていた、風のように、存在のように。
香山リカ氏評──
「湯殿山は花だ。存在の花なのである」と、この書の最後に山内さんは記す。西洋哲学で言われる〈存在〉は一般的で抽象的だが、湯殿山の近隣で生まれ育ち、ごくあたりまえにその研究を続けてきた著者にとっての〈存在〉は、もっとやさしげではかなげで、この世界にふたりとない〈私〉をそっと成り立たせるものだ。それを山内さんは「花」と呼んだ。湯殿山とスコラ哲学の上に、そしてそのあわいにたゆたう〈私〉の上にも、途切れることなく花がふりつむ…。これぞ山内哲学の到達点なのではないだろうか。

目次

  目 次
 はじめに 山の彼方へ
第一章 湯殿山の泉
第二章 花の存在論
第三章 本道寺という村
第四章 自然と哲学
第五章 水と川と山からなる世界
第六章 湯殿山への道
第七章 湯殿山と仙人沢
終 章 スコラ哲学へ

前書きなど

書下し・存在の秘法──湯殿山は花だ。存在の花なのである

版元から一言

香山リカ氏評──
「湯殿山は花だ。存在の花なのである」と、この書の最後に山内さんは記す。西洋哲学で言われる〈存在〉は一般的で抽象的だが、湯殿山の近隣で生まれ育ち、ごくあたりまえにその研究を続けてきた著者にとっての〈存在〉は、もっとやさしげではかなげで、この世界にふたりとない〈私〉をそっと成り立たせるものだ。それを山内さんは「花」と呼んだ。湯殿山とスコラ哲学の上に、そしてそのあわいにたゆたう〈私〉の上にも、途切れることなく花がふりつむ…。これぞ山内哲学の到達点なのではないだろうか。

著者プロフィール

山内志朗  (ヤマウチシロウ)  (著/文

1957年生まれ. 専攻, 中世哲学. 東京大学大学院博士課程単位取得. 新潟大学人文学部教授を経て, 現在, 慶應義塾大学文学部教授. 著書に, 『普遍論争──近代の源流としての』(哲学書房, 1992), 『天使の記号学』(岩波書店, 2001), 『ライプニッツ──なぜ私は世界にひとりしかいないのか』(NHK出版, 2003), 『笑いと哲学の微妙な関係──25のコメディーと古典朗読つき哲学饗宴』(哲学書房, 2005),『〈冗長さ〉が大切です』(岩波書店, 2007), 『〈つまづき〉の中の哲学』(NHK出版, 2007), 『存在の一義性を求めて──ドゥンス・スコトゥスと13世紀の〈知〉の革命』(岩波書店, 2011),『「誤読」の哲学──ドゥルーズ、フーコーから中世哲学へ』(青土社, 2013), 『小さな倫理学入門』(慶應義塾大学出版会, 2015),『感じるスコラ哲学 存在と神を味わった中世』(慶應義塾大学出版会, 2016)ほかがある.

上記内容は本書刊行時のものです。