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取引情報
直接取引:なし
折口信夫の青春
発行:ぷねうま舎
四六判
272ページ
上製
定価
2,700円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2013年6月21日
- 登録日
- 2013年5月22日
- 最終更新日
- 2013年8月29日
書評掲載情報
2013-08-25 |
朝日新聞
評者: 赤坂真理(作家) |
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紹介
■ 言語学者・国文学者にして草創期の民俗学者、歌人にして詩人……折口信夫 = 釋迢空とは何者か。ホントーを外さない作家修練の直観と、気鋭の批評家の犀利な論理とで、例外的な個性を育んだ形成期の謎を、多角的に読み解く。
■ 折口信夫の秘密──その背後には創造的にして破壊的な思想のるつぼが、明治期の知られざる一つの精神圏が、そして混沌のエネルギーに満ちた近代日本の「青春」がひそんでいた。
■ 藤無染、本荘幽蘭、鈴木大拙、金沢庄三郎、マックス・ミュラー……柳田國男と出会う以前の、折口の青春を彩った人びと。これらの関係のネットワークから、その時代の革命的な宗教思想・言語思想の糸をたぐり出す。
目次
第一章 藤無染と折口信夫
長谷寺/飛鳥坐神社/『零時日記』/折口とキリスト教/新仏教運動
宗教的一元論/「無我の愛」/寂滅願望と母/神風会/本荘幽蘭
第二章 詩と学の出自
自殺未遂/「乞丐相」と「幼き春」/スサノヲ/無用者と常民
ガートルード・スタインと折口/マックス・ミュラー
西脇順三郎と折口/金沢庄三郎と日鮮同祖論/折口学の内と外
第三章 漂泊のアナーキスト
境としての沖縄と神/柳田と折口/島嶼から見た日本/アカマ・クロマタ
合邦が辻/芸の境/「死者の書 続篇」の周辺/「下手」な詩と歌の
別れ
アナーキストの出所/非定住者のまなざし
上記内容は本書刊行時のものです。