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第三の無意識
ウイルス時代の精神空間
原書: The Third Unconscious
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年4月28日
- 書店発売日
- 2024年4月25日
- 登録日
- 2024年2月5日
- 最終更新日
- 2024年4月27日
書評掲載情報
2024-10-04 |
週刊読書人
3559号(2024年10月4日号) 評者: 北川眞也 |
2024-09-07 |
図書新聞
2024年9月14日号(3655号) 評者: 白井聡 |
2024-06-15 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2024-05-18 |
京都新聞
朝刊 評者: 阿部秀俊 |
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紹介
〈世界〉の行方を左右する――
新型コロナの世界的蔓延は、われわれの生活をあらゆる面で一変させた。
マスク着用、ソーシャル・ディスタンス、テレワーク、オンラインでのデートや飲み会……。
今もなお続けられる「新しい生活様式」は、われわれの精神をどのように変容させたのか。
一連の事態をもとに強化された新自由主義的「悪夢」から、どのようにして抜け出せばよいのか。
目次
日本語版序文
序文
第1部 境界線
第Ⅰ章 境界線と詩
第Ⅱ章 崩壊を超えて
第Ⅲ章 ウイルスの記号論
第Ⅳ章 スペクトラムと生の地平
第Ⅴ章 精神システムの崩壊
第Ⅵ章 自由と潜在力
第2部 切迫する精神空間
第Ⅰ章 無意識とは何か
第Ⅱ章 自閉症的精神風景
第Ⅲ章 キスキスキス
第Ⅳ章 悲しきエロス
第3部 無になること
第Ⅰ章 終末の神話学
第Ⅱ章 老化問題
第Ⅲ章 死と友達になること
第Ⅳ章 快楽と欲望
第Ⅴ章 疲弊と枯渇
第Ⅵ章 予防精神療法としてのアメリカの反乱
第Ⅶ章 無になること――神のアルツハイマー病
前書きなど
私が本書で描いたのは、新型コロナウイルスによるトラウマのもたらす集合的無意識の変化である。社会生活の加速的活動の突然の停止とその持続による集合的無意識の変化である。
パンデミックのあいだ、このトンネルから抜け出したとき何が起きるだろうかと、多くの人が考えた。社会的次元あるいは精神的次元でどんな傾向性が主流になるだろうか、と。
――われわれは連帯意識を再発見するだろうか。エロス的感性が再活性化するだろうか。他者の身体と触れ合うことの快楽が復活するだろうか。それとも恐怖や距離感が持続的に内面化することになるだろうか。
――日本語版序文より
上記内容は本書刊行時のものです。