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デモクラシー・プロジェクト デヴィッド・グレーバー(著) - 航思社
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デモクラシー・プロジェクト (デモクラシープロジェクト) オキュパイ運動・直接民主主義・集合的想像力 (オキュパイウンドウチョクセツミンシュシュギシュウゴウテキソウゾウリョク)
原書: the democracy project: a history, a crisis, a movement

哲学・宗教
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発行:航思社
四六判
368ページ
天アンカット
定価 3,400円+税
ISBN
978-4-906738-10-6   COPY
ISBN 13
9784906738106   COPY
ISBN 10h
4-906738-10-9   COPY
ISBN 10
4906738109   COPY
出版者記号
906738   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
重版中
初版年月日
2015年4月
書店発売日
登録日
2015年2月10日
最終更新日
2023年3月11日
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紹介

これが、真の民主主義だ!

「われわれは99%だ!」を合言葉に登場したオキュパイ運動。
2011年のウォールストリートを皮切りに世界へ広がり、
格差是正や債務帳消しを求めて今も各地で展開されている(2014年の香港・雨傘革命など)。
このオキュパイ運動の立ち上げから密接に関わり、理論的な支えとなったアナキスト人類学者が、
運動のなかで考え、実践・提唱する「真の民主主義のかたち」。
民主主義についての歴史や思想から、
集団的意思決定や組織運営に至るまでをわかりやすく解説する。

目次

はじめに

第Ⅰ章 はじまりは近い

  四月六日運動 / US Uncut( 全米財政削減反対運動) / シックスティーン・ビーバー通り / 8月2日 / 99パーセント / ミーティング / 当日

第Ⅱ章 なぜうまくいったのか

第Ⅲ章 民主主義の知られざる歴史

第Ⅳ章 変革の方法

  合意形成 / 合意形成に関するQ&A / 差し迫った理由がない限り合意形成を求める提案をしてはならない / 直接行動・市民的不服従・キャンプ / 警察に対する戦術

第Ⅴ章 呪文を解く

  研究1 生産性至上主義者たちの大安売り / 研究2 労働とは何か? / 研究3 官僚制度 / 研究4 共産主義を取り戻す

版元から一言

本書は、オキュパイ運動についてだけではなく、民主主義の可能性について、
さらにオキュパイ運動が可能にしたラディカルな想像力の開花についてもとりあげた。〔…〕
2011年11月の強制排除以降、オキュパイは死んだというような評論がなされた。
かれらが理解しなかったことは、いったん人々の政治的水平性が広がったならば、変革は永遠であるということだ。
今や数十万という人が、自己組織化、集団行動、そして人間的連帯を実際に経験している。
世界の金融エリート、政治エリートが目をつぶったままリーマンショック並みの危機の再発へ向けて滑走する一方で、
われわれは真に民主的な文化の土台を築き、まったく新しい政治の構想に息吹を与えるスキル、習慣、経験を取り入れるのだ。
それとともに革命的想像力が再生するのである。

――「はじめに」より

著者プロフィール

デヴィッド・グレーバー  (グレーバー,デヴィッド)  (

デヴィッド・グレーバー(David Graeber)1961年ニューヨーク生まれ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授(社会運動、社会理論など)。
邦訳された著書に『アナーキスト人類学のための断章』、『資本主義後の世界のために』(ともに以文社)など。
未邦訳の著書にDebt: The First 5000 Years (Melville House, 2011)、Revolutions in Reverse: Essays on Politics, Violence, Art, and Imagination (Minor Compositions, 2011) 、Direct Action: An Ethnography (AK Press, 2009)など。

木下 ちがや  (キノシタ チガヤ)  (

木下ちがや(きのした・ちがや)1971年生まれ。明治学院大学非常勤講師。
著書に『原発を止める人々』(共編、文藝春秋)『Japan and the High Treason Incident』(共著、routledge)、『民主主義・平和・地球政治』(共著、日本経済評論社)、訳書にノーム・チョムスキー『チョムスキーの「アナキズム論」』(明石書店)、ジョック・ヤング『後期近代の眩暈』(青土社)、デヴィッド・ハーヴェイ『新自由主義』(共訳、作品社)など。

江上 賢一郎  (エガミ ケンイチロウ)  (

江上賢一郎(えがみ・けんいちろう)インディペンデント・リサーチャー、写真家。
1980年生まれ。早稲田大学教育学部卒業、ロンドン大学ゴールドスミス校修士課程修了(文化人類学)。論文に“Art of the Nuclear War – Collective Creation and Movements” (Creative Space-Art and Spatial Resistance in East Asia, DOXA, Hong Kong)、「逃げつつ根付くこと―統治システムから離脱すること、東アジアの場所づくり」(共著、『現代思想』第41巻8号)など。

原 民樹  (ハラ タミキ)  (

原民樹(はら・たみき)一橋大学大学院社会学研究科博士課程在籍。
1985年生まれ。論文に「フィリピンにおける輸出加工区政策の現代的展開」(『一橋研究』第39巻2号)、「反原発運動のエートス――エジプト革命から受け継いだもの」(『日本の科学者』第47巻9号)、著書に『図説 経済の論点』(共著、旬報社)、翻訳にアナスタシア・リャブチュク「正しい革命?――ウクライナにおけるユーロマイダン運動の明暗」(『現代思想』第42巻10号)など。

上記内容は本書刊行時のものです。