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私たちの「戦う姫、働く少女」
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2019年5月30日
- 書店発売日
- 2019年5月30日
- 登録日
- 2017年4月11日
- 最終更新日
- 2022年5月22日
書評掲載情報
2019-12-16 |
闇雲ジャーナル(仮)(YouTube)
評者: 吉川浩満(文筆業) |
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紹介
ポップカルチャーから現代社会を鋭く分析した『戦う姫、働く少女』の刊行から2年。
同書が投げかけた問いは、若手研究者たちによって受け止められ、次の議論へ発展した。気鋭の研究者たちが、メイドカフェの働き方や、男性アイドルの商品化など新たな視点で〈わたしたち〉が直面する問題に深く切り込む。
おさえておきたい映画・小説などの作品リストや、重要なキーワードを解説するミニコラムも収録。
(解説キーワード)メイドカフェ/再生産労働/家父長制/共通文化/消費者民主主義/承認と再分配
目次
[序 章] 『戦う姫、働く少女』が投げかけるもの(川口 遼)
[第1章] メイドカフェに見る女性の複合的労働と承認(中村香住)
[第2章] 第三波フェミニズムはポスト新自由主義への道を拓くのか?(田中東子)
[第3章] 消費者民主主義と共通文化(河野真太郎)
[第4章] ディスカッション ポスト・フェミニズムと〈わたしたち〉の労働
おわりに (永山聡子)
[キーワード解説]メイドカフェ/再生産労働/家父長制/共通文化/消費者民主主義/承認と再分配
[付 録]おすすめ作品リスト
前書きなど
私が、『戦う姫、働く少女』に惹かれたのは、わたしたちが生きる時代にポストフェミニズムという時代認識を下した上で、そこで成立する連帯の可能性を問おうとするその問題意識に、「この本にはわたしたちの時代の物語/問題が書かれている」という感覚、ある種のアクチュアリティを感じたためである。(序章より)
版元から一言
若手研究者が主宰する「ジェンダーと労働研究会」が2018年9月におこなったシンポジウム「ポスト・フェミニズムと〈わたしたち〉の労働――河野真太郎 著『戦う姫、働く少女』を受けて」を全編収録、コラムなどを加筆しました。
2年前に堀之内出版から刊行され現在でも版を重ねている『戦う姫、働く少女』の最良の副読本であり、よりアクチュアルな内容を含んでいます。
追記
【イベント】
◆2019/06/02 カルチュラル・タイフーン2019 @慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎523A
◇15:00-16:30 男たちはどうなった? コミュ力、イケメン、新自由主義
司会:田中東子 川口遼×中垣恒太郎×河野真太郎
◇17:00-18:30 女はすべてを手に入れたのか? ポストフェミニズム、新たな労働、消費者民主主義
司会:河野真太郎 永山聡子×中村香住×田中東子
◆2019/07/03 「読まなきゃ始まらない! 「戦う姫、働く少女」をめぐる怒涛のブックトーク」河野真太郎×田中東子×中村香住×川口遼×永山聡子 19:00~@Readin’Writin’ BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町駅徒歩2分)参加費:1000円
上記内容は本書刊行時のものです。